Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

楽譜ファイルとギター練習帳

2020-01-19 17:04:49 | ギター・グッズ

葉山:真名瀬漁港からの富士山

さて、今日は私のお気に入りのギターグッズ、いや文具かな、、、を紹介したいと思います。
一つは、楽譜ファイルです。Libliss(リブリス)のBandファイルという製品。

その名の通り、楽譜を挟んで使うものです。
昔は、楽譜をテープで繋ぎ合わせて使っていたものでした。このBlogでも、この記事でサージカルテープを紹介していました。(もう9年も前の記事。。。)
これだと、1曲覚えるころには、結構ボロボロになっちゃう。


一方、この楽譜ファイルだと、3辺をポリプロピレン製のフォルダに挟んで使うので、楽譜は傷みません(上の写真、伝わりますか?)。それに、挟んだ状態のままで書き込みができるので、とても便利。


リングファイルなので、180度開いた状態で安定するんです!
こんなところで、改めてリングファイルのメリットを実感しています。
A4×60ページで容量もたっぷり。ソロギターはもちろんですが、この商品名の通り、ページが嵩むBandスコアにもピッタリでしょう。
因みに、師匠はiPad&Appleペンを使い始めていました。もちろん、それも興味はありますが、やはり2ページ分のプレビュー感などペーパーの使い勝手には叶わないかなと。。。
まあ、私はアナログな人間なので(笑)。

◇◇◇

もう一つ、紹介するのはコクヨの野帳と呼ばれる手帳です。正確には測量野帳というもの。50年の歴史を誇るそう。

その名の通り、測量の現場で使うフィールドでの活用を考慮した手帳です。
通常の手帳に比べて、何と言っても表紙が固いので立ったままでも書けるのがいい。ギターで考えれば、ギターを抱えた状態でも手に持って書ける、そんなところが気に入っていて、ギター練習帳に使っています。


野帳には、測量用のLEVEL BOOK/TRANSIT BOOK、そして方眼のSKETCH BOOKの3種類がありますが、私は方眼仕様のSKETCH BOOKを使っています。
上の写真は、丁度カリニョーゾの練習帳で、歌モノのソロギターなので、歌詞と意味を書いていたものです。この他、運指や師匠の指摘などを書いて使ってます。
そもそもフィールドノートなので、武骨な手帳ですが、文具マニアには人気で、コラボ商品も色々あるそうです。BE-PALもコラボ手帳を付録にしたりしますね。
これ、けっこ~、便利で楽しいっすよ。皆さんも如何?

Toshi

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謹賀新年

2020-01-01 12:34:29 | スローライフ・家族の日々
2020年あけましておめでとうございます。
皆さまのご健勝を祈念致しますとともに、
今年も引続きお付き合い賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。


さて、未明から地元の森山神社へ初詣に出かけました。
 
今年もいい年になりますように!
Toshi


今更ながらリバースツアー2019レポートと年末のご挨拶

2019-12-31 10:37:37 | スローライフ・家族の日々

逗子:逗子マリーナ

昨日のこと。
郵便受けを開けると、「
おっ、久しぶりだなあ~」と。。。
マーティンクラブジャパンの会報が届いたのでした。
 

「なんか最近は年1回になっちゃったな」なんて、ブツブツ言いながら開封すると、
今回の表紙は、久しぶりの日本公演があったクラプトン。。。「あ~、今年は行けなかったなあ」なんて、ブツブツ言いながらページを捲ると、クラプトンLIVEレポートに続いて、4月にあったリバースツアー2019のレポートが出てきた。。。
そうそう、4月にあったんだよな~。。。で、
思い出した!
「あれ?そう言えば、俺、これ行ったよな!」と。

すっかり忘れていて、Blogでもレポートしてませんでしたが、そうなんです。今年は久しぶりのリバースツアー、カミさんと観に行ったんでした。
今回忙しい最中にチケットを取ったのには訳がありました。今年の出演者の中に、なんと!
鈴木茂氏がいたからなのです。
大好きなギタリストなのですが、色々ありました。。。色々あったからこそ想いもひとしお。
その鈴木茂氏が出演する。しかも、アコースティックライヴで。。。いったいどんなギター弾くんだろう。興味津々、もう、すぐにチケットを取った次第。
単身赴任の身としては、普段から負担を掛けているので、カミさんも誘った訳です。
私が行った4/6の出演者は、この6名プラスもちろん斎藤誠。
 竹内アンナ
 中シゲヲ
 馬場俊英
 小倉博和
 鈴木茂
 高野寛

すごいですね。まさに世代を超えた共演です。皆さん、素晴らしい演奏を披露されてましたよ!カミさんは馬場俊英が大そう気に入ったようです。
さて、鈴木茂氏ですが、ちゃんと?アコギを持って現れました。。ほっ(笑)。。レジェンドの演奏に、なんと小倉博和氏がサポートを務める。
使用ギターは、D-35。1970年代後半のものだそう。
普段はエレキを演奏されているせいか、かなりエフェクトが掛かった状態での演奏で、少々耳障りな音量。ミキサーに文句を言いたくなりかけた時、演奏中の小倉氏が手振りで指示してました。さすがです。
セトリを忘却してしまったのですが、最後は期待通り「砂の女」を演奏してくれたので感激でした。「砂の女」をアコギで演奏ですよ!また機会があれば次はぜひ「レイニーステーション」を演奏して欲しい!

さて、感激はこれで終わりません。
最後に会場を出ると、物販コーナーに長蛇の列ができていて、何だろう?と列の先を見に行くと、なんと鈴木茂氏の姿が!
なんと自作のキーホルダーを売っておられる!
思わず、並んで買ってしまいました。自筆のサインに、握手までしてもらっちゃいました!

キーホルダーの右に映ってるカンバッジは、氏のアルバム「バンドワゴン」の写真!

もう宝物が出来ました!
オッサンがオッサンと握手して感激してるサマは異様(笑)かもしれませんが、高校生以来、35年来の想いから、興奮状態の私。。。次は「レイニーステーションを演奏してください」と伝えようと考えていたのに、緊張で言えませんでした。(涙)
それにしても、ギタリストらしい大きな手でしたよぉ。

そして、まだまだ感激は終わりません。
今回は初めてマーティンギターショウの会場にも行き、初めて憧れのD-45を弾かせて貰ったんです。

ハッキリ言って会場ではあちこちで試奏しているので、うるさくて自分の音がよく聞こえないオチ(笑)
まあでも、何と言いますかD-45の放つオーラみたいなものは感じましたよ。
ということで、忙しい中でも来てよかった。とても楽しい春の一日になったのでした。

◇◇◇

さて、また今年もあっという間でしたねぇ。。。
今年も昨年に続き、季節を感じる暇もなかった、、、と言いたいところですが、
こんな風に今年のアルバムを振り返ってみると、今年も、忙しい最中に時間を見つけては楽しんでいたようです。

・・・[春]初めての歌舞伎~新橋演舞場、・・・[春]初、日本三大名瀑・袋田の滝へ、
・・・[春]初、小田原城、・・・[春]瀬戸大橋、・・・[秋]台風さなかの出雲大社、出雲そば
・・・[冬]義父作のデコポン(今年も送って貰いました)。。。
結構、季節を感じてるかなと思いきや、夏がないのは、まさに仕事の大イベントがあったから。
さて、オリンピックイヤーの来年はどんな一年になるだろう。。。

◇◇◇

さて、令和元年、今年も色々ありましたが、2019年、いよいよ大詰めです。
今年、心残りがあるとすれば、発表会に出れなかったことと、ギター演奏動画をアップできなかったことでしょうか。
カリニョーゾ」は楽譜は最後まで進んだものの、未だ練習中。難曲ですが、頑張って発表会で披露したい。
仕事は来年もイベントがあって、スケジュール調整が微妙なのですが、それでも発表会はエントリしました!
やはり目標がないと張り合いがないので。。。
頑張るぜ!!

来年も、仕事にギターにゴルフに、マイペースで取り組んでいきます。そして皆様とまた健康でこの日を迎えたいと思います。
皆様、今年も拙ブログをご覧戴き、また温かいコメントを頂戴し、誠に有難うございました。とても励みになりました。
2020年が、皆様にとって、健康で順調な一年となりますよう祈念致しますとともに、来年も引続きお付き合い賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。

Toshi

【関連記事】

脱力奏法へのヒント

2019-09-16 10:36:03 | ギターな日々

葉山・森戸海岸入口のレストラン

久しぶりの更新になってしまいました。ちょっと仕事でイベントがあって、余裕がなかったのですが、ようやく一段落といったところです。
 忙しいさなかでも、細々、カリニョーゾの読譜は続けています。(未だ終わりませんが。。。涙)

 さて、前回に引き続き、今回も「脱力」がテーマです。
前回、「いつの間にか、もの凄くチカラが入って」いて、左手1指に痛みが走り、「脱力の大切さ」に気付いた訳ですが、その脱力をどう身に着ければいいのか、には辿り着けていませんでした。

ですので、左手の脱力の方法について、情報収集してたんですが、、、
いくつか参考になるサイトや本があったのです!!もちろん、マスターできた訳ではありません。脱力奏法の「意味」というか「理解」というか、今後の練習に対する示唆、気付きがありました。
私的に参考になった情報をちょっと紹介しますね。

 ■Blog記事(1)
 こちらの記事、実に面白いのですが、キーワードはネコの重さです。(笑)
 ネコが筆者の布団の上で寝る。この時、ネコが熟睡するとものすごく重くなる。なぜか?
起きて意識がある時は何らかのチカラが働いているものだが、熟睡すると「脱力するから」。
 男性の腕の重さは、ネコの体重ほどあり、脱力すればギターの押弦には十分と。つまり、ギターの左手は、セーハも含めて腕の重みで押弦できる、という記事。

 ■Blog記事(2) 
こちらの記事は、まさにレッスン記事。左手を脱力して押弦する基本が書いてあります。
基本は(1)と同じで、腕の自重で押弦できる。加えて、親指の使い方と「脇をあけない」という構え方。脇が開き始めると腕を肩で支え始める。
 この「脇をあけない」というのは脱力感を実感できるので参考になりました。

■書籍「ギタリスト身体論」八幡謙介 著
達人に学ぶ脱力奏法~との副題があり、身体の使い方に目を向けた本ということで早速購入した次第。
(クリックで拡大)
ただ、この本は、エレキやアコギのプレイヤー向けの本。しかも左手の基本が3本指+親指なので、クラシックギター奏者の方の身体の使い方にはなりません。
 でも、「親指の使い方と押弦に必要な最小限のチカラを体感する。」というテーマは同じ。また右手の脱力まで触れており(ピック前提ですが)、アコギもやる私的には参考になりました。
余談ですが、この本の冒頭になんと!作家の平野啓一郎氏が推薦文を寄せているのです。平野啓一郎氏といえば、いま「マチネの終わりに」が映画化(2019/11公開予定)までされている人気作家ですが、ご承知の通り、主人公はギタリスト、ギター曲のタイアップCDまで出ています。劇中で福山雅治氏がクラギを演奏するなど「ギターの話題」に事欠かない訳ですが、この本が出たのは2009年、平野氏は本当にギター好きなのですね!


 ということで脱力のキーワードは、「自重で押弦」「親指の使い方」「脇を開かない」ということで、今後の練習の大きなヒントを貰いました!
 引き続き、カリニョーゾの練習頑張ります。

 Toshi

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ギタリスト身体論 ー達人に学ぶ脱力奏法ー
八幡 謙介
中央アート出版社


脱力を身に付けたい

2019-06-24 00:09:13 | ギターな日々

葉山・真名瀬辺りで見つけた浜昼顔。この時期、浜辺によく咲いています。


 さて、師匠に手取り足取り(笑)、カリニョーゾの読譜・運指を教えて戴いています。
この複雑な楽譜、私ごときが単独で挑んでいたら、恐らく一生掛かっても終わらないでしょう。(爆)

 で、昨日練習していた際、ハーフセーハをする〜とある部分で左手の指に強烈な痛みが走ったのです。痛みは、まさにハーフセーハしている人差し指の第一関節
楽譜だとこの辺り。。

(クリックで拡大)

弾いてみると、この辺です。(超スローですみません。)


実はこの症状、初めてではないんです。これまでにも何度かあって、ひょっとすると痛めてしまっってクセになってるかもしれない、と思うと、「やはり、この曲は無理があったか」どころか「ギター弾けなくなるかも・・・」なんて縁起でもないことまでが頭をよぎり、暫く落ち込んでいたんです。

◇◇◇

気を取り直して、もう一度「超が付くほどゆっくり」と、くだんのフレーズをなぞってみる。
すると、、、ん?痛くない。
もう一度やってみる。。。やはり、痛くない。大丈夫だ。
では、少しずつ速く弾くよう練習を続けていると、、、、、っ!おっと、、、
痛くなる予兆を感じて、止めました。

ここで気付いた!のですが、実は、いつの間にか、もの凄くチカラが入っていたのです。
私は、肩こりも酷いのですが、これも常にチカラが入ってることが原因と言われています。趣味のギターを練習してる時でさえ、余計なチカラが入ってしまっているんですね。これに加え、私の場合、そもそもはアコギやエレキからギターを始めたクチなので、ハーフセーハの時などどうしてもウエスタングリップのクセが付いてしまっていて、ネックを握り込むイメージでチカラが入るのかな、と推察します。
若い頃は、まだ身体が丈夫な分、耐えていたのでしょう。年齢とともに、節々が衰え、耐えられなくなった、ということですかね?・・・orz(笑)

◇◇◇

かのクラシックギタリスト福田進一氏も、自身のツイッター「ツイートでレッスン」の中で、脱力の大切さを説いておられます。なかでも、2018/1/12の発信では次のように述べられています。
「左手首の脱力と言われても、クラシックの場合は指の動く範囲が広く、様々な動きが要求される。迷った時は、ロックやジャズの名手の左手を観察すると良い。クラプトンやブラックモアなどの脱力には感服するし、演奏姿勢も含めてジョー・パスの脱力感は、私の理想だ。」

このブログでも度々取り上げているクラプトンの名前まで出てきて驚きましたが、というより、ギター演奏において脱力は大切な要素であってジャンルは関係ない、ということなのでしょうね。クラプトンだってウエスタングリップだし、でもその脱力は感服に値すると、、、俺ダメダメじゃんか。orz…
福田進一氏がこのツイートで紹介しているジョー・パスの演奏です。

Joe Pass & Ella Fitzgerald - Duets in Hannover 1975



確かにとても柔らかい自由な動きだと感じます。
 私の場合、練習しているカリニョーゾでは、痛みどころか、左手の疲労感が半端ないんですよね。もちろん、難易度が高いのは理解していますが、やはり力みがあるのだと思います。

が、はて? その脱力、どうすればマスターできるのでしょうか?

意識しながら練習するしかないのでしょうか?(泣笑)
カリニョーゾへの道は長く険しい。

Toshi

師匠のギターコンサート

2019-06-09 18:02:41 | Live Report

さて、先週は6/2のことなのですが、逗子市にある逗子文化プラザのさざなみホールへ、師匠のコンサートを観に行ってきました。
題して、「アランフェス協奏曲とスペイン音楽」。
アランフェス協奏曲は、クラシックギターとオーケストラで演奏される協奏曲なのですが、この日は、クラシックギターとピアノによる合奏という趣向でした。因みにアランフェス以外の曲は、ギター独奏です。


曲の解説が入ったプログラムまで用意されていて、感激しました。

師匠には申し訳ないのですが、私にはクラシックギターの素養が無く、曲も知らないのですが、アランフェス協奏曲は様々なジャンルのギタリストが演奏されるので知っていたのです。師匠の演奏、ピアノとの合奏ということで、他の曲はどうあれ(失礼!)、まさにこれを聴くのが楽しみだった訳です。(師匠、すんません!)

ギターとピアノの合奏って、珍しいと思います。どちらも、ソロも伴奏も出来る和音楽器ですが、機能の単純比較だと、音域や音量の幅に加え、同時に鳴らせる和音の音数にしてもピアノが圧倒的に優位という、まさに怪物。
その怪物を相手に、師匠、流石の演奏で見事に存在感を発揮してました。(ギターはさすがにマイクを使ってましたね)

2つの楽器によるアランフェス、良かったです。普段、ギター曲を聴かないカミさんも満足していたようですので、家族サービスにもなったようですし。。。(笑)

 Toshi

YAMAHA CG182SF(フラメンコ1号)

2019-06-02 11:34:35 | 愛器とメンテナンス

葉山・一色にあるカフェテーロ葉山さん

上の写真は、最近、近所にできた古民家カフェ、カフェテーロ葉山さん。
ずーっと気になっていて、先日ようやくお邪魔できたのですが、コスタリカの豆にこだわったコーヒーが美味ですし、100年古民家店内の建具にも感心しました。暫くマイブームになりそう。。。


ところで、
実はやっちまったんです。。。(笑)
ギターを衝動買いしてしまいました。

 というのも、前回の記事で、カリニョーゾの練習を始めていきなり壁にぶつかった話をしました。
そう、手の大きさを嘆きつつ、道具のせいにした記事です。(爆)
かといって、弦長650mmをあきらめて、ショートスケールにはしたくない。(手の大きさを嘆くならそれも選択肢だろ?笑)
でも、その前に、もう少し弾きやすいギター無いのかな、と。。。
 私のクラギ1号は74年製で、ネックは蒲鉾型でブ厚い。もっと丸目のシェイプで薄く、かつ弦高も低いギターなら、カリニョーゾにおけるストレッチにも対応できるんじゃないかな、と。
かといって、アコギの音はカリニョーゾには向かない。。。
なんて考えてたら、思い浮かんだのが、フラメンコギターだったのです。

かといって、そんなカネがある訳じゃなし、手頃なものがないかな~、とネットを徘徊していたら、、、
こんな記事に出くわしたんです。

沖仁氏×ヤマハギター設計者 対談

これ、YAMAHAの記事なのですが、ここで紹介しているギターが、CG182SFというフラメンコギターで、YAMAHAフラメンコのエントリーモデル。(といっても、カタログモデルは2種類のみで、そのうちの一つ。もう一つは受注生産のハイエンドモデル。笑)
この¥50,000のエントリーモデルについて、かの沖仁氏が設計者と対談しているのですが、これがベタぼめ。
沖氏曰く、「価格を知らなかったら間違いなくもっと上の価格帯だと思う。~音のクオリティは手工ギターに近いレベルに達していると感じる。」

この記事にすっかりやられ、見事にYAMAHAの掌の上に乗ってしまった。。(笑)
おまけにネット上のクチコミの評判も上々と来てる。
物欲が一気に沸騰!カミさんを口説き落とし、購入してしまった次第。。。

という訳で、私のフラメンコ1号を紹介します。

(クリックで拡大)

いわゆる、Blanco(ブランコ)=白です。シープレスのフラメンコギター、憧れていました。
クラギ1号の杉と違い、艶消しが特徴的なイエローの明るい色が綺麗です。
この価格帯ですが、トップは単板(スプルース)です。サイド&バックは合板(シープレス)ですが。。。
ちゃんとゴルペ板が貼ってあるんですよ。(フラメンコギターですもんね)
やはり、胴厚が若干薄いせいか、とにかく軽い!というのが持った際の印象です。

(クリックで拡大)

CG182SF。中国製なんですね。

(クリックで拡大)

値段の割には、丁寧な作り込みと思います。茶のバインディングと裏板の赤いラインがカッコよい。

(クリックで拡大)

ネックは塗装がされてないと感じるほどのサラサラ感で、とても気持ちいい手触りです。
ネック形状は若干薄いかなという程度ですが、弦のアクションは狙い通り低く、弾きやすい印象です。
     クラギ1号    フラメンコ1号
12f:  6弦 4mm  →   6弦 3mm   
12f:  1弦 3mm  →   1弦 2.5mm

音は何れアップします。今、弦はサバレスのピンクラベルを張っていますが、意外にも購入した際に張られていたYAMAHAの弦の方がフラメンコっぽい匂いがしていたような気がします。弦の相性はこれから時間を掛けて探っていきます。
以上、フラメンコ1号でしたが、これでカリニョーゾの練習を続けていこうと思います。
フラメンコは・・・ま、いずれは。。(笑)

[YAMAHA CG182SF] 
■表板    :スプルース単板
■裏側板   :シープレス合板
■ネック   :ナトー
■指板    :ローズウッド
■ブリッジ  :ローズウッド


Toshi

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いきなりそびえ立つ壁・・・

2019-05-26 09:53:44 | ギターな日々

葉山・真名瀬漁港からの夕景。遠く富士山を望む。

このところ暑い日が続いていますが、皆さま体調など崩されませぬ様。。。


 さて、先般の記事で紹介したカリニョーゾの練習を始めているのですが、これがまた。。。
 始めた途端、いきなりそびえ立つ高い壁に阻まれ、呆然としています。(笑)

その高い壁、何かと言うと、思い切りストレッチする左手なんですよね~。

まずこれ。6小節目。
(クリックで拡大)

ここ、2fハーフセーハで、こんな運指。()内は左手の指番号。
2   2(1)
2   2(1)
3 → 4(2)
4   4(3)
5   5(4)
0   0(0)

2指の移動が苦しいですが、これはまだ序の口。もちろん綺麗に鳴らすには練習が要るけど。。。


次はこれ。8小節目。
 (クリックで拡大)

5(4)
0(0)
2(1)
0(0)
4(3)
4(2)

 これ、1弦4指を安定させて押弦するには、私の場合、親指の位置をうんと左に寄せないと苦しい。こんなのアリなのかな。。。
それに、アルペジオで4弦解放を弾くときにどうしても5弦3指が邪魔して鳴らない。
 仕方なく、5弦3指を離してる


で、これがトドメです。9小節目でもうトドメかよ!(爆)
 (クリックで拡大)

6弦4fと1弦9fの中4Fのストレッチ自体はよくあるパターンなんでいいとして、問題は・・・
これを4fはセーハで、1弦9fと4弦7fを押弦したまま、5弦2指を移動していく運指。。。
9   9   9   9(4)
4   4   4   4(1)
4   4   4   4(1)
7   7   7 → 8(3)
4 → 5 → 6 → 7(2)
4   4   4   4(1)

 これ、まず押さえられません。練習していて左手の疲労が半端なく、壊れてしまいそうです。
 これには流石の師匠も、「1弦は一旦離しましょうか」と。。。

ここ、Youtubeを見ると、ディアンスは平然と1弦も押弦したままで弾いています。まあ当たり前か。。(笑)
これ、手が大きいが故もあるのでしょうが、それにしてもスゴイ。(35秒辺りから)
Roland Dyens: Carinhoso - Pixinguinha



これを綺麗に弾くのは至難の技ではないだろうか。またまた無謀な選曲をしてしまったか。
果たして俺にできるのだろうか。。。まあでもこれ、実は練習楽しいっす。今回は時間掛けてやってくつもりなので、カリニョーゾへの道、楽しんでやっていきますわ。

それにしても、手の大きさだけは如何ともしがたい。
 道具のせいにしても仕方ないが、私のクラギ1号は、ネックが蒲鉾型でブ厚いのよね~。74年製なのですが、当時のクラギはネックが太い傾向らしい。
手が小さいんだから、せめてネックは薄く、弦高も低くしたいですわ。
 となると、、、フラメンコか。。

 Toshi

[CD Review] slow motion bossa nova / celso fonseca & ronaldo bastos

2019-05-06 11:43:29 | CD Review / My Favorite

鎌倉・ヴィーナスカフェ(タコス、ロコモコが美味しい!)

Twitterでフォローしているサンビスタのマルコスさんが、次の動画をツイートされていたんです。
何気に聴いてみると、これがハッとするほどいい!!
思わず聴き返してしまった。

Celso Fonseca e Ronaldo Bastos / La più bella del mondo - A voz do morro


如何ですか?
何と言うか、切なさだけではない、うまく口で言い現わすことが出来ないもどかしさ、これがいわゆるサウダージ感なのでしょうか。
この映像とも相まって、すっかり聞き惚れてしまった次第。。。
(この映像、実は後から近所の逗子海岸だと判ったのですが、これも何かの縁でしょうか。不思議なものです。)


居ても立っても居られなくなり、早速、CDを注文してしまいました。

(クリックで拡大)

Juventude / Slow Motion Bossa Nova  Celso Fonseca & Ronaldo Bastos

1.Samba E Tude
2.Satelite Bar
3.O Que Restou Do Nosso Amor
4.Slow Motion Bossa Nova
5.Valeu
6.Ledusha Com Diamantes
7.A Voz do Coracao
8.Dylan Em Madrid
9.Feito Pra Voce
10.Miles Ahead of Time
11.O Sorriso De Angkor
12.Meu Carnaval
13.La Piu Bella Del Mondo/A Voz Do Morro
14.Juventude
15.Slow Motion Bossa Nova(Alt.Take)

再生した瞬間から、心地良いボサノヴァが流れます。全体的にとてもシンプルなのに(が故に)映像が浮かんでくるサウンドと歌声。。。
そして感情をくすぐられる感覚がたまらない。まさに癒しの音楽。
私的には、前述の動画で紹介した「13.La Piu Bella Del Mondo/A Voz Do Morro」が一押しかな。「 4.Slow Motion Bossa Nova」もとてもいいです。
それにしても、2002年のアルバム。もっと早く知りたかったなあ。。。お奨めの一枚です!
前回の記事に続き、ブラジル音楽尽いてる俺です。

Toshi

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Juventude / Slow Motion Bossa Nova by Celso Fonseca & Ronaldo Bastos
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Juventud: Slow Motion Bossa Nova
Universal Latino
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[My Favorite] Carinhoso - Pixinguinha

2019-05-05 11:04:08 | CD Review / My Favorite

葉山・葉山小学校前の歩道橋にて

ついに令和になりましたね!
前回が正月だったので、本当に久しぶりの更新になってしまいましたが、元気に過ごしています。
と言うか、これがまた仕事が究極的に忙しい時期(プロジェクト中)でして、実は昨年の秋以降、レッスンにも満足に行けない状況が続いてまして、ついに今年4月の発表会は出場見送りという事態になった次第。。。(涙)
まあ、仕方ありません。で、忙しいながらも合間を見つけては練習してます。

今、取り組み始めてる曲は、記事タイトル通り「Carinhoso」。カリニョーゾと読みます。
 以前アップした「Valse des loges」同様、今回もディアンスのYoutubeミックスリストを片っ端から聴いた中から選びました。本当にディアンスにハマってます!
この曲、どこか懐かしい、ノスタルジックな気分になるシンプルな出だしと、それに続く美しく切ないメロディライン、そしてディアンスならではの抑揚、盛り上げに思わず「これ弾いてみたい」と。(笑)
で、この曲。。。
調べてみるととんでもない曲でした。私ごときが弾いてみたいなどと、呑気に言うのも憚られるもの。(爆)
作曲者のPixinguinha(ピシンギーニャ、1897~1973)は、「ブラジルポピュラー音楽の父」と呼ばれる程のミュージシャンだそうで、その代表作にあたるに留まらず、ブラジルを代表する1曲で、第2の国歌とまで言われてるらしい。
音楽のジャンル的には、ショーロの名曲ということだそうだ。
 昨年の発表会で演った「Felicidade(フェリシダージ)」は、アントニオ・カルロス・ジョビンによるボサノヴァの名曲を巨匠ディアンスがソロギターにアレンジしたものでしたが、この曲もショーロの名曲をディアンスがソロギターにアレンジしたものでした。
これは、ディアンス自身のブラジル音楽に対するリスペクトなのでしょう。私もディアンスを通して、ブラジル音楽の入口に立った、というところでしょうか。。。サンバ、ショーロ、ボサノヴァ・・・ブラジル音楽凄くないすか!?
もっと色々聞いてみたいと感じている今日この頃です。

何はともあれ聴いてみましょう。
まずは、きっかけとなったディアンスの演奏。

Roland Dyens: Carinhoso - Pixinguinha



ボサノヴァの神、ジョアン・ジルベルトも歌ってます。
Joao Gilberto - Carinhoso



マリーザ・モンチによる歌唱。
Carinhoso (Pixinguinha/Braguinha)

このギタリストは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏。最後の方でマリーザ・モンチに合わせて歌っていますが、ブラジルのサンビスタなんだそう。洗練されたハーモニーと柔らかく優しい歌声で知られてるのだそうです。他の楽曲も聴いてみたいです。それにしても、ギターの音圧がすごくないですか。羨ましいなあ。。。
【2021/01追記】このパウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏、実はスゴイ人だったのですね。2016リオ五輪開会式で、ブラジル国家を歌唱したその人!国家もショーロ風にアレンジされていたとのこと。ブラジルにとって、ショーロやサンバというのは心なんですね。

リタ・ペイスと、Joan Chamorro のコンボによる演奏。
CARINHOSO RITA PAYES ELISABETH ROMA JOAN CHAMORRO JO KRAUSE


どれも、自分なりの解釈で情感たっぷりに演奏されてますね!素晴らしい。

さて、またまた無謀な挑戦になるのでしょうか。。。(いつもといっしょやないか。爆)
偉大な曲だけに、やりがいもひとしお!
カリニョーゾへの道、がんばります。

Toshi