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葉山・神奈川県立近代美術館 葉山からの夕景。真ん中右手に富士山を望む
今年の発表会が終わってのんびりしつつも、あれこれと次の練習曲を考えていました。
~久しぶりにアコギにしようかな。。
~いやいや、今回の「Felicidade」で、ディアンスにハマったし、やはりディアンスで。。。
~いやいや、前から演りたい曲リストに挙げていたヨークはどう?Chilean Danceとか。(無謀じゃ~)
で、やっぱりディアンスがいいな、となった訳なんですが、有名どころ以外、如何せん曲を知らないし。(笑)
仕方なく、Youtubeのミックスリストでディアンスの演奏を片っ端から聴いたんです。50曲!
弾いてみたいなと感じた、いくつかの曲の中で、ひときわ響いたのが「Valse des loges」という曲。1998年の作品。
英題は「Dressing Room Waltz」、邦題は「楽屋のワルツ」なんだそうな。。。
なんのこっちゃ。。(笑)
まあ、タイトルはどうあれ、とても美しい曲。キラキラしてます。クラギ系のソロギター曲にしては、とても判りやすく心地良い覚えやすいテーマ部のメロディ、それでいてギターらしい曲だなと?思った次第。。。
(ギターならではな表現とでも言いましょうか、解りますかね?笑)
何はともあれ、聞いてみましょう。
Roland Dyens Vals des Loges
どうすか?女性に受けそうな曲でしょ?
と言うか、凄くいい曲だと思います。覚えやすく明るいメインメロディ、一転してトーンを落とし、低音で組み立てた何かを想像させる中間部、そして後半へ繋げる盛り上げ、エンディングの美しいコードの響き、、、他の楽曲も然りですが、ディアンスは、ギタリストである前に、類い稀なコンポーザーであり、優れた音楽家なんだなと、、そして、その上でのギター好きであるが故のアイディア満載のギター編曲なんだな、と改めて感じた次第。
発表会で演奏する曲かどうかは別にして、レパートリーにしたいと思い、楽譜を探したところ、ありやした。
これです、「多国籍の3つの小品」。現代ギター社でも取り扱ってます。
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この楽譜にライナーノーツがあります。これによれば、「楽屋のワルツ」のタイトルの由来は、様々な場所で行われるコンサート、そのコンサートでの演奏前の楽屋の中で、スケッチしていった曲ということのようです。まあ、そんまんまですな。(笑)
~と言いますか、英語表記なので、あくまで私なりの解釈です。悪しからず。~
では、これまでハデな?曲好きだったToshiとしては、暫くしっとり路線で練習します。
それにしても、映像からは、ディアンスらしい?難しそうな運指が見て取れます。もうあと5mmほど左手が大ききゃいいのに、と思いますわ。。(爆)
エンディングのハーモニクスなんざ4f,3fですよ!そんなキレイに鳴るかいな~。最期のテクニカルハーモニクスはオシャレでカッコいいけど、これは24f!もうフレットがありません。以前もこの辺の記事で妙な工夫をしたことがあったけど(笑)。。
また師匠に相談しよ。勉強になりそうな曲です。
Toshi