第19回の 集改塾の報告です。
塾生24名が出席です。
テーマ 「各種防水工法の特性改修工事における不具合の発生事例と適正な対策」
11月4日(水曜日、午後7時00分~9時00分)、19回目の集改塾を開催しました。
この日は、日本ペイントさんに続き2度目となる外部講師(田中大和氏・小杉朋氏 田島ルーフィング株式会社)を招いての講義となり、両氏から「各種防水工事の特性」及び「改修工事における不具合の発生事例と適正な対策」について授業をして頂きました。
< 塾生(山野大樹 ㈱幸和)の声 >
メーカーの方から新製品について講義を受けることはありますが、不具合について講義を受けるというのは、なかなかないことなので凄く勉強になりました。今回、私自身が痛感したことは、施工業者とメーカーの姿勢の違いです。不具合の原因比率を見ても、材料の選定不良19%、施工管理35%、納まり24%と原因の約8割が現場にあるということでした。
原因の8割が現場で起きているにも関わらず、現場側の私の方が不具合に対しての意識が低く、知識も薄いことに気付かされました。業界全体でみても、やはり現時点では不具合について考えたとき、メーカーから施工業者に対して対策を促しているように感じます。
工業者である私たちももっと材料・施工方法について考え、施工業者からメーカーに対して提案・要望を促すことができるようになることが施工業者の技術向上、品質向上に繋がると考えます。
メーカーの開発した材料だけが進歩していると思われないように、施工業者も技術を進歩できるよう日々取り組んでいくべきだと感じました。施工業者とメーカーは、材料を売る側、材料を買う側という関係だけでなく、共同してモノを造る者として、お互いに意見を交換し、改善していけば不具合は確実に減っていくと思います。そういった意味でも、今回の田島ルーフィングさんから意見・見解を聞けたことは、ものすごく勉強になりました。
< 塾長の声 >
賛助会員(材料メーカー)による現場での不具事例の紹介は、現場代理人が知りたい情報ですね。今回も多くの受講生の参加があり、また質疑応答の時間も取れないぐらい内容の濃い集改塾となりました。引き続き3回、4回と続けていきます。
また、賛助会員「匠の会」で発表していただける会社があれば、私に連絡してください。