2016-17 SERIE A 第33節 SAMPDORIA 1-2 Crotone ジェノア落とすために負けてやったんだよ^_^;

2017-05-08 19:11:33 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第33節 4/23(日)  15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:リッツォーリ氏(Bologna出身)

サンプドリア 1 - 2 クロトーネ(前半1-0)

・(前半21分)サンプ[1] シック

・(後半22分)クロトーネ[1] ファルチネッリ

・(後半35分)クロトーネ[2] ヌワンコ  

↑↑©stretto.webより

この日先発のドドも不発

 シックのスーパーゴールで先制。後半2点を許して逆転負け・・・って前節と全く同じじゃないか!

[試合前情報]

 前節はサッスオーロに逆転負け。エースのムリエルの離脱。そして目標が無くなった事によるモチベーションの低下が出てきた。一方のクロトーネは降格圏内の18位。上のエンポリやジェノアとは勝点9点ぐらい離れており、もはや1戦必勝の状況。メンツ的には若いDFも多くて、サンプの補強と言う目線で見ると面白い。毎年、降格するチームから獲得する選手は結構多いし。前回の対戦では1-1のドロー。そんなに弱くなかった

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/cc8867e8f6695349ae3c76b02cd21f39

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節から変わったスタメンは2人。まずGKヴィヴィアーノが怪我してプッジョーニが先発。さらに日替わりスタメンとなってる左SBは今回はレジーニでは無くドド。これによりキャプテンマークはクアリアレッラの元に。また左MFはリネッティが出場停止の為にプラートが引き続き先発。FWはクアリアレッラ&シックの2トップ。サーラとムリエルは引き続きベンチ外

 一方のクロトーネはニコラ監督の4-4-2。先ほど触れた若手DFはセンターバックのチェッケリーニ、フェラーリの2人。共に長身で左利き。荒削りだが、まだ若いので将来は面白いかもしれない。あとは無名な選手が多いが、FWは前回の対戦でもゴールを決められたファルチネッリと大柄なトロッタの2トップ。ファルチネッリはすでに11ゴール。右サイドハーフのスウェーデン代表・ローデンもかなり上がっていたので、実質3トップっぽかったが。スタメンの内10人はイタリア人の国産チーム。いまやこういうチームはほとんど見られなくなっているので、好感が持てる。サンプも2004年あたりはかなり純国産だったのになぁ。元サンプ勢としては控えにメスバーがいる。また来季からサンプ加入が決定しているMFカペッツィもいるが、やはり契約で出場させちゃいけないとかなのかな?

★日曜日15時00分、レギュラー時間で行われた試合。クロトーネは黄緑-黄緑-黄緑の珍しいユニで

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

クアリアレッラ(cap) シック  

   フェルナンデス

プラート      バッレート

(68分ジュリチッチ) (83分アルヴァレス)

     トレイラ

ドド(72分レジーニ)  ベレシンスキ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

      プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、ファルコーネ DFシミッチ、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、チガリーニ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

Crotone(4-4-2) 監督:ダヴィデ・ニコラ

  ファルチネッリ トロッタ(75分ヌワンコ)

ナリーニ(80分アコスティ) ローデン(59分ストイアン)

  バルベリス クリセティグ

マルテッラ        ロージ

  フェラーリ  チェッケリーニ

      コルダツ(cap)

ベンチ:Festa, Viscovo, Claiton, Mesbah, Kotnik, Dussenne, Capezzi, Sampirisi, Suljic.

備考:警告:前半16分プラート,後半17分チェッケリーニ,後半34分フェラーリ,38分ファルチネッリ,トレイラ;年間チケット保有者数16.789(1試合平均164.806euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半14分 ファーストシュート!敵DFにプレスをかけてボールを奪ったクアリアレッラ、そのままやや遠目のミドルシュート。良いシュートだったがGK上に弾いてからキャッチ

   16分 オフサイド!右サイドでシックがボールを受けて、左足でゴールを揺らすがこれはオフサイド

前半21分 シックGoooooL:1-0

→クアリアレッラのパスをトラップ一発で敵DFの頭の上を越して抜き去ったシック。そのままGKと1対1に持ち込み落ち着いてゴールに流し込む。このゴールは今節のベストゴールにも選ばれており、かつてベルカンプがアーセナル時代にニューカッスル相手に決めた伝説のゴールにそっくりと言う話題となった。

以下映像 https://www.youtube.com/watch?v=xjpvdryoIB8

↑↑©Sampnews24より

   25分 バー!シックの素晴らしいフェイントから左サイドからペナ内に侵入して、マイナスのラストパス。プラートがダイレクトで左足でシュートするがバー・・・

   27分 マルテッラの素晴らしいロングシュート⇒プッジョーニがナイスセーブ

ロスタイム0分。そのまま終了

前半は1-0。ポゼッションはサンプ17分39秒:クロトーネ10分16秒。ホームに帰ってきて、さすがに降格圏内の相手を内容面では圧倒。特にシックがムリエルの不在を感じさせない活躍。出来れば流れが良いうちにもう1点欲しいかったが。

後半1分 いきなりチャンス!カウンターからブルーノのダイレクトスルーパスで抜け出したシック。最後右足でスライディングシュート⇒威力が弱くGKキャッチ

   8分 敵CKをクリアしてカウンター⇒トレイラの絶妙なロングスルーパス⇒ペナ外まで飛び出してきたGKの頭を越そうと、クアリアレッラがダイレクトでループを狙うが、わずかに左に外れる

  14分 ローディに代わってストイヤン投入

  17分 シックを倒したチェッケリーニにイエロー

後半22分 ファルチネッリGoal:1-1

→右ショートコーナーからのクロス。ファーまでボールが抜けてきて、トロッタが胸トラから思いっきりシュートっぽいボレークロス。これをGKすぐ前にいたファルチネッリが押し込み同点・・・

↑↑©fccrotone.itより

 23分 プラートに代わって同点にされる前から準備していたジュリチッチ投入

 26分 ジュリチッチがヘッドで敵を抜いて、3対2のカウンターの形に⇒左を走っていたクアリアレッラにラストパス⇒クアリアレッラが左足でシュート⇒右に外れる

 27分 ドドに代わってレジーニ投入

 29分 トロッタに代わって”シミー”ヌワンコ投入。ナイジェリア出身の198㎝フォワード。ポルトガル2部リーグの得点王

 32分 決定的!左サイドからレジーニのクロス。中央でシックがトラップっぽいスーパーパス。GKの目の前に絶好のボールとなり、クアリアレッラが詰めるが飛び出してきたGKに防がれる

 34分 シックを倒したフェラーリにイエロー

後半35分 ”シミー”ヌワンコGoal:1-2

→シルヴェストレのミスパスをカットしてショートカウンター。左サイドからファルチネッリが左足で完璧なクロス、ファーに突っ込んで来た”シミー”がフリーで右足ボレーを軽々と叩き込み逆転を許す・・・

 37分 トレイラとファルチネッリの小競り合い。両者にイエロー

 38分 バッレートに代わってリッキー・アルヴァレス投入。より攻撃的に

ロスタイム4分。このまま終了。1-2。

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ30分47秒:クロトーネ22分11秒

・シュート数はサンプ8本(枠内6本):クロトーネ8本(枠内6本)

・内容は悪くなかったが、油断とモチベーションの差

・決定機で点を取れないとこうなる

・これは大昔からずっと一緒だが、セリエAの中で気が抜ける相手は絶対にいない

・A残留に必死なクロトーネを圧倒できる力がサンプには無かった

・クロトーネは必死にボールを追いかけてしのぎ、少ないチャンスを生かし切った

シックの株だけまた上がった

”ファルチネッリ”はサンプキラーだ

・カペッツィは出てこなかったなー

・むこうの左SB、マルテッラでもうちの左SB陣よりは上のような気がするけど。

・カペッツィ以外にも、来季のサンプにここから誰か1人いそうな気がするなー

 前節と同じ流れ、今節の方が勝たなければいけない内容だったが・・・やはりサッカーはメンタルに大きく左右されるスポーツだ。目標が無い事による最終的な死にもの狂いさの欠如、そして油断。それがこの試合の全てだろう。クロトーネにあげたこの勝点3が、最終的にジェノア降格に生きる事を祈る。シックのゴールは今後彼がステップアップしていった時に、若かりし頃に既に才能の片鱗を見せていたゴールとして後々語り継がれるだろう。

 さて、次は9位-10位の直接対決。実力的にも簡単な相手では無いし、監督がミハイロヴィッチと言う事でモチベーションの元はある。なんだかんだ言って2連敗しているので、ここで止めなければ

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第34節 2017年 4/29(土) 対トリノ@トリノ  現地20:45Kick Off(日本時間深夜03:45) 

’16-’17 SERIE A

33試合 12勝9分12敗 勝点45 得点41 失点41 得失点差+0 現在10位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero149:

C'e' una sola cosa piu sacra dell'inno nazionale.

La maglia della Nazionale.

格言149:

世の中にはただ一つだけイタリアの国歌より神聖なものがある。

それはイタリア代表のユニフォームだ


2016-17 SERIE A 第32節 Sassuolo 2-1 SAMPDORIA 先制するもあっさり逆転負け・・・

2017-05-05 20:24:53 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第32節 4/15(土)  18:00@マペイ・スタジアム(レッジョ・エミリア)  主審:パイレット氏(Nichelino出身)

サンプドリア 1 - 2 サッスオーロ(前半1-0)

・(前半28分)サンプ[1] シック

・(後半4分)サッスオーロ[1] ラグーザ

・(後半11分)サッスオーロ[2] アチェルビ  

↑↑©U.C. Sampdoria.itより

クアリアレッラもこの日は不発

 イースター(復活祭)前夜の試合は、先制するが相手の復活を許してしまう・・・

[試合前情報]

 前節は強豪フィオレンティーナ相手に引き分け。好調は維持してるサンプ。相手は6試合勝ちが無いサッスオーロ。ただ、前回対戦した時サッスオーロは16位だったので、その時よりは調子は上向いてるか。アンダータでの対戦はホームで、0-2残り7分から大逆転して熱い試合であった。この試合はディ・フランチェスコとジャンパオロ、現在注目の新進気鋭監督対決でもある。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6d9174b1d782b8106d99ecb7d9df3e18

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節から変わったスタメンは2人。左SBはドドでは無くてレジーニが返り咲いてキャプテンマークを巻く。また左MFはリネッティとの争いを制してプラートがスタメン。より攻撃的に行くと言う意思表示か。サーラとムリエルは引き続きベンチ外

 一方のサッスオーロはディ・フランチェスコ監督の4-3-3。Gkは若手実力派のコンシーリ。そしてDFをまとめるのはベテランのカンナヴァーロ弟と今季好調アチェルビ。左SBペルーゾなんかは渋いが良い選手だから、左SB難のサンプが取っちゃえば良いのに・・・ちょっと歳が行き過ぎか。MFはベテランとなったアクイラーニとミッシローリと若手のペッレグリーニ。控えには元サンプ勢には前述の、ダンカンがいる。FWは怪我からは復活しているエース・ベラルディは出場停止でお休み。ただ前回の対戦では怪我でいなかったポリターノが復活している。彼は今年アズーリにも選ばれた。CFは元ユーヴェ等流浪人のマトリ

★土曜日18時00分から行われたアンティチポ。次の日から連休と言う事も有ってマペイスタジアムには多くのドリアーニの姿が。おそらく声援ではホームのサッスオーロ・ティフォージに勝っていた

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

クアリアレッラ シック  

   フェルナンデス(59分アルヴァレス)

プラート      バッレート

(46分リネッテイ)  (67分ジュリチッチ)

    トレイラ

レジーニ(Cap)  ベレシンスキ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ DFシミッチ、ドド、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、チガリーニ FWブディミル

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Sassuolo(4-3-3) 監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ

      マトリ(73分インメッロ)

 ラグーザ     ポリターノ(86分アジャポン)

ミッシローリ   ペッレグリーニ(76分ダンカン)

     アクイラーニ

ペルーゾ       リローラ

  アチェルビ カンナヴァーロ(cap)

      コンシーリ

ベンチ:Scavo, Vitali, Antei, Sensi, Mazzitelli, Letschert.

備考:警告:前半20分ベレシンスキ,24分ペッレグリーニ,47分ペルーゾ,後半6分リネッティ,13分ポリターノ; 年間チケット保有者数6.502枚(1試合平均71.611 euro),有料入場者数4.860 (47.008euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半12分 大チャンス!トレイラのスルーパスから抜け出したシック。切り返してGKと1対1をループで狙うが惜しくも左に外れる

   17分 ヘディングの競り合いでプラートが出血して頭に包帯⇒出欠具合がかなりやばい

   20分 中盤でボールを奪われたベレジンスキがラグーザを倒してイエロー

   24分 トレイラを倒したペッレグリーニにイエロー

前半28分 シックGoooooL:1-0

 

→シルヴェストレのペナ外からのミドル。ペナ内のシックに当たってコースが変わり、GKは反応できずにゴール。サンプ先制!!↓シックはコースを変えたって言うよりは当たっただけっぽかったが、乗ってる男は違う

 

 

↑↑©U.C.Sampdoria.itより

   37分 右サイド、バッレートがシックとのワンツーからクロス。ペナ内中央でクアリアレッラがトラップしてシュートを撃つも、ブロックされる

ロスタイム2分。

前半47分 プラートがペナ内でハンドを犯したと抗議したペルーゾにイエロー

そのまま終了

前半は1-0。ポゼッションはサンプ55%:サッスオーロ45%。シュート数はサンプ4本 (枠内1本):サッスオーロ5本(枠内1本)。ボールは持ててたし、アウェイながら押していたサンプ。ゴールはややラッキーだったが。ただ、それ以外に決定的な場面は作れず。サンプは右からの攻めが多かった。前半出血したプラートはプレーしていたが、後半頭から交代

後半1分 プラートに代わってリネッティ投入

後半4分 ラグーザGoal:1-1

→ペッレグリーニのスルーパスでベレシンスキの裏を、オフサイドラインぎりぎり抜け出したラグーザ。GKとの1対1、落ち着いて右足でゴールに流し込む・・・

 6分 ミッシローリを倒したリネッティにイエロー。次節出場停止

 

後半11分 アチェルビGoal:1-2

 

→左CKからニアでアチェルビがドンピシャ・ヘッドで叩き込む。逆転を許す・・・

↑↑©La Repubblicaより

 12分 主審の目の前でリネッティを思いっきり後ろからスライで倒したポリターノにイエロー

 14分 ブルーノに代わってリッキー投入

 16分 リネッティがやや遠くから意表を突くロングシュート。GKの上を狙ったシュートは、GKが下がりながらパンチングでCKに逃れる

 22分 バッレートに代わってジュリチッチ投入

 24分 またもや抜け出したラグーザがGKと1対1に。しかし今度はヴィヴィアーノがゴールを許さず

 28分 マトリに代わってインメッロ投入

 31分 ペッレグリーニに代わって元サンプのダンカン投入

 39分 左からのCK。ショートコーナーからリネッティのクロス⇒リッキーが突っ込むが、わずかに合わず・・

 41分 ポリターノに代わってアジャポン投入

ロスタイム3分。このまま終了。1-2。

(ポイント)

・ポゼッションはサッスオーロ21分32秒:サンプ25分12秒

・シュート数はサッスオーロ6本(枠内3本):サンプ9本(枠内4本)

・逆転されてからは必死に攻めたが・・・たいしたチャンスはつくれず

・先制点につながったシュートを含めて、シルヴェストレは最近良い

↑↑©Sassuolocalcionewsより

・サンプは前節に引き続いて、CKから同じようなヘッドを決められる。

・CKの守りは課題。確かに全ポジションを見渡すと、MFに一人もヘッド強い選手がおらず、トータル敵にヘディングは弱い

・DF陣はラグーザとポリターノのサイドでのスピードに手を焼いた

・攻めではボールは回せるが、最後のアイディア附属。また両SBの上がりも少なかった

・マペイスタジアムは小規模だが綺麗で、行ってみたいスタジアムだ

 前半の流れから勝てそうなゲームではあったが、気の緩みとモチベの欠如もあったか。本当に今シーズンは先制するとあんまり強くない。不思議なチームだ。

 さて、良いニュースも一つ。我らがマルコ・ジャンパオロ監督が2020年まで契約を延長した。ジャンパオロは記者からの質問に対して、「私をビッグクラブにと言う声が多いって?もうビッグクラブにいるじゃないか」と言う嬉しい一言を。また、ムリエルやシックが出て行ったとしても、その代わりに入ってくる選手や既存の選手で何とかしようと言うスタンスも、サンプにとっては重要であろう。彼とのプロジェクトの延長を決めたサンプフロント陣には拍手を送りたい。

↑↑©U.C.Sampdoriaオフィシャルページより

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第33節 2017年 4/23(日) 対クロトーネ@ジェノヴァ  現地15:00Kick Off(日本時間22:00) 

’16-’17 SERIE A

32試合 12勝9分11敗 勝点45 得点40 失点39 得失点差+1 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero146:

Una volta una donna mi ha detto:

"Scegli,o me o tua madre".

Non e' stata una frase fortunata....

格言146:

ある時、1人の女が俺に対してこう言った

「私かあなたのお母さんか、どっちか選びなさい」

幸運を呼ぶフレーズじゃ無いな


2016-17 SERIE A 第31節 SAMPDORIA 2-2 Fiorentina スペクタクルな打ち合いはドロー

2017-04-26 20:08:18 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第31節 4/9(日)  12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ルッソ氏(Nola出身)

サンプドリア 2 - 2 フィオレンティーナ(前半1-0)

・(前半5分)サンプ[1] フェルナンデス

・(後半15分)フィオレンティーナ[1] G・ロドリゲス

・(後半26分)サンプ[2] アルヴァレス

・(後半44分)フィオレンティーナ[2] ババカル  

↑↑©sampnews24,.comより

ブルーノ・フェルナンデスの先制弾に沸き立つティフォージ!

 珍しく先制して常に先手を取る展開だったが、土壇場に追いつかれてしまって勝点3は獲得できず。8位の夢は遠のく・・・

[試合前情報]

 前節、アウェイでインテルにも勝利し意気揚々とホームに凱旋したサンプ。相手は3試合連続1-0で勝利中の強豪フィオレンティーナ。アンダータでの対戦時は先制を許したもののムリエルのゴールで追いつきドロー。ヴィオラには、来季サンプへの移籍が噂されるCBのゴンサロ・ロドリゲスや、サンプのアイドル、「エンリコ」キエーザの息子、「フェデリコ」キエーザなどがいる。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/dd6bb3b622967fe07be5a0e6eb8ea74c

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節インテル戦で勝利したメンガーは良かったので、変わったのは怪我したサーラに代わってベレシンスキがスタメンとなった右SBのみ。左SBは”売る為”のスタメン、ドド。レジーニが控えとなったのでキャプテンはクアリアレッラ。ベンチには人数不足の為、プリマヴェーラのFW29テッシオーレが入った。元フィオレンティーナ勢はヴィオラユース出身のパロンボGKヴィヴィアーノ。サンプに骨をうずめると言っているヴィヴィアーノだが、実は生粋のフィオレンティーナサポ。娘に”ヴィオラ”と言う名前をつけた程である。また10年前のミスターサンプ「フランチェスコ・フラーキ」も元々はヴィオラっ子であり、パロンボと言いサンプのバンディエラ的な選手は、フィオレンティーナと縁が有るのかもしれない。

 

↑↑©U.C.Sampdoriaオフィシャルページより

 またこの試合から、前節の第2スポンサー「Lino Sonego」に続き、第1(メイン)スポンサー「Invent」もユニフォームに登場した。ソーラー発電器やコンデンサー等、電気エネルギーの会社。こちらもとりあえず今シーズンいっぱいの契約の模様。

 一方のフィオレンティーナはパウロ・ソウザ監督の3-4-2-1。GKは名手タタルサヌ。DFは先ほど触れたG・ロドリゲスを中心に右サンチェス、左アストーリ。ダブルボランチは攻のボルハ・バレロと種のバデリ。右ウィング・テージョに左ウィング・ミリッチ。1トップのババカルをイリチッチとベルナルデスキが支える形だ。元サンプ勢はいないが、一応親父がサンプのアイドルだったキエーザがいる

↑↑©sampnews24,.comより

★日曜日12時30分から行われたランチタイムゲーム。正確にはフィオレンティーナのチームバスが渋滞に巻き込まれて遅れた為に、試合開始が20分位遅らせられた。

 写真はKristyna Schick。モデルをやってるシックのお姉さんだ。ついに弟の応援の為に、ジェノヴァにおり立った。インスタグラムで際どい写真もどんどんUPしている彼女は、ちなみに日本にも来た事があるようだ。ハチ公交差点で写真を撮っていた

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 シック クアリアレッラ(cap) 

   フェルナンデス(65分プラート)

リネッティ    バッレート

(69分アルヴァレス)

    トレイラ

ドド(74分レジーニ)  ベレシンスキ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ DFシミッチ、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、プラート、チガリーニ、ジュリチッチ FWテッシオーレ、ブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

Fiorentina(3-4-2-1) 監督:パウロ・ソウザ

      ババカル

 ベルナルデスキ イリチッチ

 (81分サポナーラ)   (46分カリニッチ)

ミリッチ(73分キエーザ)   テージョ

   バレーロ バデリ

 アストーリ   サンチェス

     G・ロドリゲス(cap)

     タタルサヌ

ベンチ:Sportiello, De Maio, Olivera, Salcedo, Cristoforo, Hagi, Maistro, Mlakar, Tomovic.
*

備考:警告:前半25分G・ロドリゲス,後半22分プラート,30分アルバレス;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数2.558人(46.681 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半5分 フェルナンデスGoooooL:1-0

→トレイラの長いスルーパスに右斜めに走りこんだブルーノ。ダイレクトで豪快にファーにシュート。左隅に決まっていきなり先制!!

↑↑©sampnews24.comより

前半20分 距離23.6mのFK。ベルナルデスキが左足で壁の外を巻くが、曲がりきらずに左に外れる

   21分 GKからのショートパスにプレッシャーをかけたクアリアレッラがカット。こぼれ球をシックが拾ってすぐにクアリアレッラにスルーパス。クアリアレッラがGKと1対1になるが、シュートをGKにぶち当てる

   23分 ババカルがGKが飛び出してきたのを見てロングループシュート。左に外れる

   25分 カウンターに入ったシックを倒したロドリゲスにイエロー

   32分 ハーフラインでボールを受けたクアリアレッラ。膝トラップでボールを浮かして、超ロングシュート。上に外れるが、意表を突いたアイデアにティフォージも拍手。クアリアレッラは昔からこういうプレーが得意で、かつてのサンプ時代のキエーヴォ戦では45m位のロングシュートを決めた事も有る

   37分 トレイラの怪我の治療中に、サイドラインに呼び出されたドドがジャンパオロに怒られる

   39分 テージョがペナ内右サイドで切り返しから左足シュート⇒ヴィヴィアーノがダイビングキャッチ

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は1-0。ポゼッションはサンプ51%:フィオレンティーナ49%。シュート数はサンプ6本 (枠内2本):フィオレンティーナ6本(枠内1本)。サンプの開始5分での得点は、今季ここまでで一番早い時間帯での得点となった。そこで波に乗るが、あとは一進一退の攻防。両チームとも攻撃的にチャンスをつくりあう、スペクタクルな試合となった。さて、後半はヴィオラが逆襲してくるだろう

後半1分 イリチッチに代わってカリニッチ、なんとかッチ同士の交代

   9分 バッレートのミドル⇒やや弱く、タタルサヌにキャッチされる

  10分 ロングサイドチェンジから右サイドのテージョにボールが⇒ドリブルでペナ内に侵入し、切り返して左足でシュート⇒ポスト!

 

後半15分 G・ロドリゲスGoal:1-1

 

→左サイドのボルハ・バレロのCK⇒ニアでドンピシャでヘッド。自身の200試合出場を祝う同点弾。もう3歳若ければ、本当にサンプに欲しい選手だが・・・

  20分 やや疲れの見えたブルーノに代わってプラート投入

  22分 ボルハ・バレロを刈り取ったプラートに早速イエロー

  24分 リネッティに代わってリッキー・アルヴァレス投入。トップ下に入り、プラートが左MFに落ちる 

後半26分 リッキーGoooooL:2-1

→右サイドからシックのラストパス。ペナ内でDFサンチェスとの1対1⇒抜ききらずに思いっきり左足を振りぬく⇒GKのニア脇の下をすり抜けゴール!!今季初得点は昨年の同じくフィオレンティーナ戦以来 

  

↑↑©calciomercato.comより

 28分 ミリッチに代わってキエーザ投入位。攻撃的に

 29分 ドドに代わってレジーニ投入

 30分 ベルナルデスキを引っ張って倒したリッキーにイエロー

 33分 右からテージョの良いクロス。カリニッチがヘッドで合わせるもポスト!

 36分 ベルナルデスキに代わってサポナーラ投入

 

後半44分 ババカルGoal:2-2

 

→カウンターからサポナーラのパス⇒ババカールがこれを受け、やや前に出ていたGKヴィヴィアーノを見てペナ外からロングシュート⇒ヴィヴィアーノも頭上届かずゴール・・終了間際に同点・・・

↑↑©fiorentina.itより

ロスタイム4

  47分 リッキー、ペナ内突破して左足シュート⇒思いっきり打つが、タタルサヌのファインセーブ

 49分 ヴィヴィアーノ!ロビングで裏に抜け出たババカル。GKとの1対1となって、右足インサイドで流し込みに行くが、ヴィヴィアーノが足でセーブ!!

このまま終了。2-2。

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ23分05秒:フィオレンティーナ23分06秒。1秒差

・シュート数はサンプ11本(枠内5本):フィオレンティーナ16本(枠内8本)

・互いに多くのチャンスを作り、スペクタクルな試合

・サンプはCKの守りから何回もピンチを作られた

・シックは攻めは申し分無いが、FWとしてのディフェンスや、キープする場面でのキープなど1試合を通じての動きはまだまだ勉強が必要だろう

リッキーがここにきて存在価値を懸命にアピール

 互角ではあったが勝てたゲーム。ただ、最後ヴィヴィアーノのスーパーセーブが無ければ負けまで有ったから、まぁ妥当な引き分けか・・・これで本当に8位の望みも無くなってきた。ここからの試合のモチベーションの持っていき方がますます難しくなってくる。

 1試合、1試合、目先の試合を全力で戦う事、若手の成長、それに尽きるか。次節はイースターの為に土曜日の試合。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第32節 2017年 4/15(土) 対サッスオーロ@レッジョ・エミリア  現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00) 

’16-’17 SERIE A

31試合 12勝9分10敗 勝点45 得点39 失点37 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero145:

Tutti dovrebbero avere almeno una professoressa bona(←わざとこうしてる)

Questa si' che sarebbe la vera riforma della scuola.

格言145:

全てのやつに対して、少なくとも1人キレイな女教授が必要だ

それこそが、学校教育の本当の改革になるだろう


2016-17 SERIE A 第30節 Inter 1-2 SAMPDORIA 敵地サン・シーロで華麗なる逆転勝ち!

2017-04-14 20:49:42 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第30節 4/3(月)  20:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:チェーリ氏(Bari出身)

サンプドリア 2 - 1 インテル(前半0-1)

・(前半35分)インテル[1] ダンブロージオ

・(後半5分)サンプ[1] シック

・(後半40分)サンプ[2] クアリアレッラ(PK)  

↑↑©timesoccerより

シックの同点弾!

 前半先制されるも、後半に2点を奪って逆転勝ち!今季対インテル2勝0敗、またサン・シーロでも2勝0敗を飾る!

Icardi,tu sei un figlio di puttana!!

[試合前情報]

 前節ユーヴェには敗北を喫したものの、内容は好調をキープしている我らがサンプ。CL圏内が崖っぷちになってきたインテル相手に引導を渡すためにミラノにやってきた。アンダータの対戦の時はインテルの監督はまだフランク・デブールだった。ホームで攻守ともにインテルを上回る戦いぶりを見せて、クアリアレッラのゴールで1-0で勝利した

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/ed537b184fff00a75e3d8da8e71b2fa2

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。残念なニュースで、ムリエルがコロンビア代表の試合で負傷。今季内復帰が微妙と言われる重傷。代役はシック。シックの前節の怪我が大した事無くて良かった。一方GKヴィヴィアーノが出場停止から復帰。それ以外の変更点は左SB。前節、決勝ゴールを目の前で決められ、終了間際に絶好の同点ゴールのチャンスを外したレジーニがスタメン落ち。代わりにスタメンはドド。2年契約のドドはジャンパオロに全く信用されていないが、少しでも他チームの目に留まるようにこれから試合に出して市場価値を上げなければならない。と言う事だろう。それ以外は前節のスタメンと一緒。元インテル勢はそのドドシルヴェストレ、リッキー・アルヴァレス、わずかな間だがパロンボと、相変わらずたくさんいる。

 一方のインテルはピオーリ監督の4-2-3-1。GKはベテランのハンダノヴィッチ。DFはずんぐりボランチのメデルが守備力を生かしてCBにコンバートされている。マスチェラーノ的なやつだ。相棒はミランダ。両SBは右ダンブロージオと左は元ジェノアのアンサルディ。長友はサブ。アンサルディはまだしも、ダンブロージオに負けてるのはちょっと情けない。ダブルボランチは将来のアズーリを背負うと言われているガリアルディーニ(この冬アタランタから引き抜かれた)とブロゾヴィッチ。1トップの逆賊イカルディの下を、カンドレーヴァとペリシッチの両翼、そしてトップ下のバネガが支える。元サンプ勢は逆賊イカルディ、エデル、そしてビアビアニー。エデルもこんなスカッドで出られないのなら残ってれば良かったのに・・・

sonego

 

↑↑©U.C.Sampdoriaオフィシャルページより

★月曜日20時45分、ナイターで行われたポスティチポ。サンプはアウェイユニ、白-白-白で登場

この試合から”Lino Sonego” International Seatingと新たに今シーズン最後までのスポンサー契約を結んだ。映画のセットやスポーツイベントの舞台装置などの会社。フェレーロのコネかな?しかし昔と違って、スポンサーも1シーズン通してでは無く、短いスパンでころころ変わるようになった。単にサンプ及びセリエAのビジネス影響力が乏しくなったからか?

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

シック クアリアレッラ(cap) 

   フェルナンデス(60分アルヴァレス)

リネッティ    バッレート

    トレイラ

ドド(69分レジーニ) サーラ(16分ベレシンスキ)

 シュクリニアール シルヴェストレ 

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ DFシミッチ、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、プラート、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

Inter(4-2-3-1) 監督:ステファノ・ピオリ

       イカルディ(cap)

ペリシッチ バネガ カンドレーヴァ

(78分J・マリオ) (66分エデル)

 ブロゾヴィッチ ガリアルディーニ(46分コンドグビア)

アンサルディ     ダンブロージオ

   ミランダ  メデル

      ハンダノヴィッチ

ベンチ:Carrizo, Andreolli, Palacio, Biabiany, Sainsbury, Santon, Murillo,長友, Barbosa.

備考:警告:後半39分ブロゾヴィッチ,43分ミランダ;観衆47.043人;芝状態良好

<あらすじ>

前半9分 大ピンチ!左サイドのペリシッチからバネガへのパス。どフリーでシュートを放つもGKヴィヴィアーノ反応⇒そのこぼれがフリーのカンドレーヴァの元に⇒カンドレーヴァはシュートを左に外してくれる

  16分 負傷したサーラに代わってベレシンスキ投入。早くも1枚目のカード使用を余儀なくされる

  24分 ポスト!ペナ外中央でボールを奪ったクアリアレッラが思いきりよくロングシュート。意表を突く良いシュートだったが、惜しくもポスト

  26分 右サイドからのカンドレーヴァの良いクロス。イカルディが頭で合わせるも、わずかに左に外れる

  32分 右サイドのベレシンスキからのクロス⇒シックが頭で合わせるもバーの上

前半36分 ダンブロージオGoal:0-1

→右のCKからショートコーナー⇒バネガのクロス⇒後ろからダンブロージオが足で合わせ、ベレシンスキの足に当たり、コースが変わってゴール・・・

 38分 今度は左からのショートCK。ブロゾヴィッチがゴールに向かうクロス。ダンブロージオが突っ込むがわずかにあわず。良いクロスだった。

 45分 大チャンス!インテルDFのクリアミスをブルーノがダイレクトボレー⇒良いシュートだったがポスト⇒跳ね返りをシック⇒左足ボレーで合わせるが、無人のゴールに外す

ロスタイム2分。そのまま終了

前半は0-1。ポゼッションはインテル13分11秒:サンプ9分44秒。さすがにホームのインテルの方が球は持つが、サンプもしっかり守りショートカウンターで反撃。あまりチャンスが無かっただけに、ポストに2本当たったのは悔やまれる。特に終了間際のシックが外したのは、先制されて流れがインテルにかなり傾いた中だったので、決めて同点で終わりたかった。さて、いつもと違い、スーパーサブのシックはもう出てしまっているので、どうするか?

後半1分 ガリアルディーニに代わってコンドグビア投入。控えに移籍金50億円の選手がいるあたり、サンプとは違うなぁ

後半5分 シックGoooooL:1-1 

 

→左からのショートCK。ブルーノが切り返して左足でクロス⇒ファーでシルヴェストレがヘッドで競り勝ってシュート⇒そのままでも入りそうだったが、最後逆ポスト付近でシックが押し込みゴーール。シック自身8得点目は貴重な同点弾!!

 

 

 

  

↑↑©itasportpress.itより

 15分 ブルーノに代わってリッキー・アルヴァレス投入。元インテルのリッキーにはサン・シーロから拍手

 16分 ヴィヴィアーノ!右からのクロス、ファーでペリシッチがドンピシャでヘッド⇒ヴィヴィアーノがスーパーセーブ

 17分 カウンターからリッキーのラストパス。クアリアレッラがペナ内でシュートまで持ち込む⇒ハンダノヴィッチが足でセーブ。チャンスの応酬だ

 21分 バネガに代わって元サンプのエデル登場

 23分 入ったばかりのエデル。左サイドからカットインして良いシュート⇒ヴィヴィアーノセーブ!⇒跳ね返りをカンドレーヴァが狙うが外す

 24分 足が攣ったドドに代わってレジーニ投入

 27分 右サイドからペナ内に侵入したカンドレーヴァからラストパス⇒ファーでバカルディが外す!

 33分 ペリシッチに代わってファン・マリオ投入

 38分 トレイラのマタギフェイントで獲得した近距離のFK。リッキーが左足で狙ったボールを、ペナ内で壁に入っていたブロゾヴィッチがハンドでPK!これは明らかに正しい判定↓↓

 

↑↑©sampnews24.comより

後半40分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:2-1 

 

→このPKをクアリアレッラが豪快に真ん中上に蹴りこむ!アンダータに続いて今季インテル戦2戦連続ゴール。自身対インテル5得点目は貴重な逆転弾!! 

 

  

 

↑↑©outdoorblog.itより

 42分 シックを肘打ちで倒したミランダにイエロー

 44分 裏へのボールで抜け出したシック。ペナ内でメデルとの1対1に勝つが、シュートは止められる。最後こぼれ球をレジーニ、押し込めず

ロスタイム3分。そのまま終了。2-1で勝利!!

(ポイント)

・ポゼッションはインテル24分12秒:サンプ20分58秒

・シュート数はインテル16本(枠内6本):サンプ7本(枠内5本)

・60分過ぎからDFからFWが間延びして、ロングな展開に

・お互いチャンスの応酬となるが、サンプがそれを生かし切った

・ムリエル不在の中、シックとクアリアレッラの復調でカバー

リッキーが久しぶりに良かった。サン・シーロで、良かった頃の自分を思い出したか?

・今季、対インテル2戦2勝!!

 今季のサンプは本当に逆転勝ちが多いが、この日もそれを象徴する試合。正直、ミランとインテル相手にサン・シーロで両方勝利は1996~97以来記憶に無い。しかもインテルに2勝。素晴らしい!

 ただ、それでこの順位と言う事は、やはり取りこぼしが多すぎると言う事だ。まぁまさにそんなサンプだから、個人的には好きになったのだが。次も強豪フィオレンティーナ戦。1戦1戦、来季の為にもしっかり戦っていこう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第31節 2017年 4/10(日) 対フィオレンティーナ@ジェノヴァ  現地12:30Kick Off(日本時間19:30) 

’16-’17 SERIE A 

30試合 12勝8分10敗 勝点44 得点37 失点35 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero144:

Una professoressa bona(←わざとこうしてる)

aumenta la voglia di studiare.

格言144:

キレイな女教授は

勉強する意欲を増幅させる


2016-17 SERIE A 第29節 SAMPDORIA 0-1 Juventus 後半相手シュート0に抑えるも惜敗・・・

2017-04-08 00:16:36 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第29節 3/19(日)  15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:タリアヴェント氏(Terni出身)

サンプドリア 0 - 1 逆賊ユーヴェ(前半0-1)

・(前半7分)ユーヴェ[1] クアドラード

↑↑©indosamp.comより

選手たちは頑張ったが・・・

 前半早々に先制され・・・・その後は持ち直し、特に後半は互角以上の戦いを見せるも敗戦・・・

[試合前情報]

 ここ7試合で5勝2分けと好調のサンプ。何より前節のDERBYの快勝で、意気揚々とユーヴェ戦に挑む。一方のユーヴェは今さら説明する必要もなかろう。セリエAでは前人未到の6連覇に挑む、と言うかもうほぼ当確だろう。前回のアウェイでのユーヴェ戦は、ちょうどターンオーバーを敷いて臨まなければならないタイミングであった。それも有り惨敗・・・ただ、シックが初先発でゴールを挙げており、ここら辺から頭角をあらわし始めた。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/98881652bb4aa5ca59a0c2cfed36a7f5

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。素晴らしかったDERBYの唯一の代償はヴィヴィアーノの出場停止。いつも通りプッジョーニが代役を務める。それ以外はベストメンバー。快勝したDERBYのスタメンと、GK以外は全く同じ布陣となった。キャプテンマークを巻くのはレジーニ。元ユーヴェ勢としては流浪人クアリアレッラがいる。

 一方の逆賊ユーヴェはアレグリ監督の4-2-3-1。GKは鉄人ブッフォン。この日はボヌッチとキエッリーニがお休みの為、3バックでは無く4バック。若手ルガーニとバルツァーリがセンターを固め右がD・アルヴェス、左が個人的にサンプに欲しいアサモア。ケディラとピアニッチのテクニカルなボランチ。1トップの100億円イグアインをクアドラーロ、ディバラ、マンジュキッチの3人が支える。CFのマンジュキッチがいつの間にかこんなウィングっぽいポジションをやらされていたのは驚きだった。年々サンプ以外の試合を全く見なくなってきている弊害が出ているな^_^;

★久々日曜日15時00分、レギュラータイムのキックオフで行われた試合

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 ムリエル クアリアレッラ 

   フェルナンデス(53分シック)(75分ジュリチッチ)

リネッティ     バッレート

     トレイラ(62分プラート)

レジーニ(cap)   サーラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

      プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、ファルコーネ DFシミッチ、ドド、パヴロヴィッチ、ベレシンスキ

MFアルヴァレス、パロンボ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

Juve Merda(4-2-3-1) 監督:マッシミリアーノ・アレグリ

       イグアイン(85分リヒトシュタイナー)

マンジュキッチ ディバラ クアドラード

         (27分ピアツァ) (72分レミナ)

    ピアニッチ ケディラ

アサモア           D・アウヴェス

   バルツァーリ ルガーニ

      ブッフォン(cap)  

ベンチ:Neto, Audero, Chiellini, Marchisio, Alex Sandro, Bonucci, Sturaro, Rincon, Kean.

備考:警告:後半38分レジーニ、D・アウヴェス;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数9.338人(280.120 euro);芝状態完璧では無い

<あらすじ>

前半 6分 最初のチャンス!リネッティのスルーパスからクアリアレッラが抜け出す。ペナ内右寄りでGKとほぼ1対1からシュートを放つがわずかに左に外れる。

前半7分 クアドラードGoal:0-1

→左サイドからアサモアのダイレクトクロス。絶妙な早いクロス。クアドラードがレジーニを振り切って突っ込んできて、豪快なダイビングヘッドがゴールに突き刺さる・・・先制を許す・・・

↑↑©goal.comより  

 15分 ピンチ!右サイド、ディバラとクアドラードのワンツーの繰り返しでサンプDF4人を翻弄。ペナ内に侵入してクアドラードからのラストクロス。イグアインが合わせるもDFが懸命のブロック、さらにこぼれをマンジュキッチが狙うが何とかプッジョーニがセーブ

 19分 ピンチ!リネッティのびっくりする、殺人ミスパス。イグアインに絶好のアシストをしてしまい、イグアインはすぐさま反転シュート⇒プッジョーニのセーブ

 27分 ディバラ負傷してピアツァと交代。マンジュキッチが中央、ピアツァが左サイドに入る

 35分 CKのこぼれ球。ブルーノのミドル。GKブッフォンが弾くがすぐにリカバー

 44分 プッジョーニ!イグアイン、ピアツァとのワンツーから切り返しでDF1人外し、どフリーでシュート。しかしプッジョーニが足でスーパーセーブ

ロスタイム2分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ40%:ユーヴェ60%。シュート数はサンプ4本(枠内2本):ユーヴェ5本(枠内4本)。サンプはDFラインを果敢にも高く保ち、中盤もコンパクトにして前線からユーヴェの組み立てを阻止にかかる。しかし開始6分の決定機をサンプが外してしまって、逆にすぐにユーヴェに先制を許す。その後しばらくはユーヴェペース。ただディバラが負傷交代後には好転して、サンプが徐々にリズムを取り戻す。ただ同点には至らず・・・右サイド、中央、左サイドの1/3ずつ分けると、サンプの左サイド、ユーヴェの右サイドでのプレーが45%と圧倒的に多かった。やはりクアドラードが好調だったせいだろう。さて、後半はスーパーシックの投入は当然として、どう立て直すか?

後半8分 ブルーノに代わって、いよいよスーパーサブのシック投入

  17分 ちょっと傷んだトレイラに代わってプラート投入。既定路線だったのか?とりあえずバッレートがアンカーの位置になって、右にプラート。さらに攻撃的な布陣に

  21分 クアリアレッラのでっかいサイドチェンジ、ムリエルがトラップしてペナ内にスルーパス。走りこんだシックがシュートに行くところをアサモアがスライディングでブロック。このプレーでシックが痛む・・

  27分 クアドラードに代わってレミナ。この日のクアドラードは良かった。って言うか私が見ると大体いっつもキレてる

  30分 ケガしたシックに代わってジュリチッチ投入。最後の枠も使い切る事になり、痛い交代だ

  38分 小競り合いを起こしたレジーニとダニエル・アウヴェス、両者にイエロー

  39分 右サイドからプラートのクロス。クアリレッラがペナ内で胸トラで球を浮かし、オーバーヘッド!惜しかったがわずかにゴール上

  40分 イグアインに代わってリヒトシュタイナー投入。ダニエル・アウヴェスがMFに上がる。守備固め

  43分 バッレートからのクロスをクアリアレッラがトラップして、反転シュート⇒ミートせず

ロスタイム5分。

  49分 最後の大チャンス!右からのムリエルのCK。中央でどフリーのレジーニがヘッドで合わせるも、ゴール上に外す・・・

そのまま終了。追いつけず0-1

↑↑©gettyimages.comより

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ25分30秒:ユーヴェ27分38秒

・シュート数はサンプ9本(枠内5本):ユーヴェ5本(枠内4本)

・あらすじが真っ青になっている通り、後半は圧倒的サンプペース!

・ポゼッションも前半の40%から48%に戻した事からもわかる。

・ユーヴェの後半のシュートはゼロ

・シックの怪我は痛かった・・・そして今後も心配。代表ウィークで空く間に治れば良いが

・ユーヴェのMVPはクアドラード。アサモアも良かった。唯ニ、ユーヴェから欲しい選手だ

・サンプではシュクリニアール。1試合通じてマーク相手のイグアイン相手に堂々と渡り合った。

・ムリエルはあまり出番無く、クアリアの方が目立った

・残念ながら今季の逆賊討伐はならず

 アンダータでの対戦とはうって変わって、互角の試合を繰り広げた。特に後半はシュートすら打たせず、完璧に支配した。しかしゴールは奪えず。こんな試合でも勝点3を持っていってしまうのが、ユーヴェの強さなのだろう。若い選手達には、ユーヴェ相手に堂々と戦えた事に自信を持ちつつも、そういう常勝チームのメンタリティーも学んで行ってもらいたい。

 さて、面白い試合は続く。次も、アウェイでインテル。ここには個人として最も憎むべき敵、イカルディがいる。DERBYから3試合連続して因縁が多い熱い試合となる。サン・シーロでエデル達に、サンプから出て行った事を後悔させてやろう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第30節 2017年 4/3(日) 対インテル@ミラノ  現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45) 

 ’16-’17 SERIE A 

29試合 11勝8分10敗 勝点41 得点35 失点34 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero143:

Una volta ho sognato di fare l'ingegnere.

E' stato proprio un brutto incubo.

格言143:

一度だけ俺はエンジニアになろうと夢見た事が有る。

それは本当に最悪の悪夢だった