ほぼ週刊サンプ通信 第26節 FW不在・・・

2010-03-01 17:53:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '09-'10

セリエA第26節 

     パルマ 1-0 サンプドリア  

  前節、インテル相手の乱戦。引き分けたものの代償は大きく、2トップのパッツィーニとポッツィが出場停止。さらに期待のカッサーノは結局ケガが治らず間に合わず。1トップに若い20歳のステファン・シェポヴィッチ。冬のメルカートで入ってきたばかりのセルビア人。トップ下にマンニーニを置く4-5-1。

 結果から言うと、やはりレギュラーFW陣の不在はでかかった。シェパも、途中から2トップにする為に入った19歳のテスタルディも頑張っていた。ただ二人ともセリエAデビュー戦である。カッサーノのアシストがあるならともかく、デビュー戦で、しかも1トップであっさり点が取れるほどセリエAは甘くない。

 しかし、引き分けが順当な結果だった。パルマの枠内シュートはザッカルドの点1本のみ。さらに1点を追いかけてる後半13分にはありえない出来事が。エリア内で倒されたマンニーニのプレーに対して、ロッキ主審は1度PKスポットを指差しPKの判定。しかも倒したパルマDFに対してイエローカードを提示。それに対して、パルマの選手達が猛抗議を始める。すると何を思ったがこの主審、突然判定を覆してマンニーニのシミュレーションという判定に挙句の果てにマンニーニにイエローカード。

 30年間、サッカーだけでなく様々なスポーツを見続けているが、審判が判定を覆したのは始めて観た。許されるのはアメフト(NFL)の「チャレンジ」と言うシステムだけだろう。チャレンジは、失敗するとタイムアウトを失うというリスクを背負う代わりに、審判にビデオリプレーによる再審を求めるシステム。あれは面白い制度だと思う。ただサッカーにそのシステムは今のところ無い。

 普段から自分の試合を含めて審判に抗議しまくってる。しかしある意味、覆らないとわかってるから猛烈に抗議していたのかもしれない。いずれにせよ有り得ない。マンニーニのプレーがPKに値するプレーかどうかは正直怪しかった。しかし一度下した判定を覆すのは有り得ない

 幸い、順位にはあまり変動は無い7位。ラツィオ戦、代表に選ばれて気を良くしているであろうパッツィーニの爆発に期待しよう