ほぼ週刊SAMP通信 第34節 Catania 2-1 SAMPDORIA サンプBチームは敗北する

2014-04-20 18:01:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '13-'14

セリエA 第34節   @マッシミーノ(カターニャ)

サンプドリア 1-2 カターニャ
 出場停止3人+怪我人4人、ベンチにはプリマヴェーラの選手が6人。収穫はオカカのスーパーゴールと、GKフィオリッロ!

 ☆第34節、イースター(復活祭)の為、土曜に行われたデーゲーム。

Marcatori
(前半45分) カターニャ① レト:前半終了間際。ペナ内のルーズボール。いち早く反応したレトが綺麗なオーバーヘッドシュート。絶好調のフィオリッロも届かない、右スミへ・・・・先制を許す。
(前半16分) サンプドリア オカカ④:サンプの自陣からのクリアボール。センターライン付近で受けたオカカ。敵を背負いながら反転し、怒涛のドリブルを開始。速さと言うよりはパワーで抜き去り、カバーに来たDFペルッツィも外側にボールを出して内側から抜く。あとはGKの頭上を強烈なシュートで打ち抜くだけ!この間のクラシコのベイル、又は全盛期のウェアを思わせるようなスーパーゴール!!
(後半18分) カターニャ② ベルヘッシオ:中盤のローディからのパス。走りこんだベルヘッシオがDFの裏に抜け出して、GKと1対1。今度はベルヘッシオも落ち着いて正確に決めた。
SAMPDORIA <4-3-3> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
          オカカ 
 
 サンソーネ        ゾレック
 
                     (88分M・ロドリゲス)
 

 レナン   サラモン  ビャルナソン 

 
         (66分クルスティチッチ) (76分マクシ・ロペス)
 

コスタ             フォルナジエール

        レジーニ  ムスタフィ 
 
        フィオリッロ(Cap) 
 

 ベンチ:GKダ・コスタ、ファルコーネ、

DFデ・シルヴェストリ、デジョーリ
 
MFロンバルド、フェナーティ
FWオネート、コルシーニ
 
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Catania (4-2-3-1): Frison;  Peruzzi (28' s.t. Peruzzi), Spolli, Gyömbér, Monzon; Izco, Lodi; Leto (13' s.t.  Castro), Barrientos (37' s.t. Fedato), Plasil; Bergessio.
A  disposizione: Ficara, P. Alvarez, Boateng, Keko, Cabalceta, Petkovic,  Capuano, Biraghi.
Allenatore: Maurizio  Pellegrino.
Arbitro: Tommasi di Bassano del  Grappa.
Assistenti: Paganessi di Bergamo e De Luca di  Pescara.
Quarto ufficiale: Marrazzo di  Tivoli.
Arbitri addizionali: Mariani di Aprilia e Aureliano  di Bologna.
Note: ammonito al 33' p.t. Bergessio per  simulazione, al 42' p.t. Spolli, al 34' s.t. Mustafi e al 46' s.t. Costa per  gioco scorretto; recupero 0' p.t. e 3' s.t.; spettatori 18.555; terreno di gioco  in non perfette condizioni.
 
 連敗中のサンプ。ミハイロビッチ監督が出場停止から戻ってきた。しかし荒れたインテル戦の代償は大きく、ソリアーノ、エデル、ガスタルデッロの3人が出場停止。さらにガッビアディーニ、パロンボ、ベラルディ、オビアングの4人が怪我で不在。前節で数字的にも残留も正式に確定した影響もあり、シニサはターンオーバーを敷く。レギュラー陣ではデ・シルヴェストリとクルスティチッチ、Gkのダ・コスタもついでに休ませて、一気に今まで出場時間が少なかった選手を試す決断をする。
その結果ミハイロビッチの4-3-3のうち、いわゆるレギュラーはレジーニとムスタフィだけ。キャプテンはコパ・イタリアの時と同じく若きGKのフィオリッロ。サラモンはボランチのポジションで、セリエAのリーグ戦初スタメン。CFはマクシでは無くオカカ先発。ベンチにはGKファルコーネ、前節初出場を果たしたロンバルド以外に、さらにプリマヴェーラから4人。合計6人も!

 ★現在最下位、降格争いが続いているカターニャ。フォーメーションを4-2-3-1。昨年の躍進の立役者で夏に出て行ったローディが、冬のメルカートでジェノアから戻ってきている。FWはインテルから同じく冬にレンタルで入ったベルヘッシオ。

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(さあ試合)

  • 前半10分 右サイド、スローインのリターンからフォルナジエールのシュートクロス。GKフリゾンがダイビングしながらパンチングで逃れる。
  •    14分 コスタが上がり遅れ、オフサイドトラップに失敗。プラシルのスルーパスにレトが完璧に抜け出してGKと1対1。しかしGKのフィオリッロは1対1に最後まで自分から動くことなく、レトは右にシュートを外してしまう。
  •    18分 再びレトにチャンス。遠目からの左足ロングシュートはわずかに外れる。
  •    22分 カターニャFKからベルヘッシオの完璧なヘッド。しかし飛び出したフィオリッロが右足1本でミラクルセーブ!
  •    33分 ペナ内でフィオリッロとの1対1で交錯したベルヘッシオが倒れる。が、これはベルヘッシオのシミュレーションでイエロー
  •    35分 左サイドからマイナスのクロス。バリエントスがダイレクトでシュート。これはDFムスタフィに当たり高く上がる。コースが変わったボールをフィオリッロがセーブ。
  •    42分 オカカへのハードヒットでスポッリにイエロー
  •    44分 オカカの長いサイドチェンジを、ペナ内でサンソーネがヘッドで競り勝ち絶妙な落とし。GKの前に落ちたボールにビャルナソンが突っ込んできてシュートを放つが、GKの足に阻まれる。サンプ前半唯一の決定機。

前半45分 レトGoal  そのまま前半終了。

前半は0-1で終了。ポゼッションはほぼイコールだったが、前半はカターニャペース。フィオリッロのスーパーセーブが無ければ、もう1,2点取られていた。

  • 後半2分 後半も選手交代は無し。しかし前線のオカカのサポート選手の位置を入れ替えて4-2-3-1へ。左からゾレック、サンソーネ、ビャルナソンのような形に。これが功を奏して、いきなりチャンス。カウンターからサンソーネの左足アウトサイドでのクロス。これはオカカが左足のシュートミス。
  •    6分 同じくカウンターからサンソーネの得意な形。ドリブルで前を向き、一人かわして左足の強烈なシュート。これはおしくもポスト。

後半16分 オカカGooooooooooool!!

  •   18分 同点の直後に、プラシルが右サイドからのラストパスに合わせて決定的なチャンス。しかしGKフィオリッロのスーパーセーブ。しかしその直後に・・・
後半18分 ベルヘッシオGoal
  •   20分 続けざまにベルヘッシオに1対1のチャンス。またもやフィオリッロのセーブ。オカカのスルーパスに抜け出したレジーニのシュート。
  •   21分 サラモンに代わってクルスティチッチ。サンプこの試合最初の交代
  •   25分 ベルヘッシオのパスからカストロの左足シュート。フィオリッロがダイブで止める。
  •   32分 元カターニャのマクシ・ロペスが、大ブーイングの中ビャルナソンに代わって登場
  •   40分 フィオリッロ、カストロとの1対1をまたもやセーブ!!
  •   42分 サンソーネの直接FK。これはバーの上
  •   44分 M・ロドリゲス、ゾレックに代わって今季初登場ロスタイムは3分。そのまま1-2で終了。

 最下位相手とはいえ、さすがに9人落ちで勝てるほどセリエは甘くない。こうやって試合を振り返って見ると、フィオリッロが孤軍奮闘したおかげで、今後にも希望が見える意味のある試合になったと言えよう。ジェノヴァ近郊で育ち(オレジーナ)、サンプユース育ち。10代の頃からブッフォン2世と呼ばれ、その抜群の反射神経から”オレジーナの鷲”というあだ名をつけられたフィオリッロ。昨年はBのリヴォルノで正GKをつとめて昇格に貢献したが、当初の期待よりはやや伸び悩んでいる感がある。そんな彼も今年24歳。そろそろ勝負の年だ。この試合はキャプテンを任され、反射神経・バネを生かしたセーブだけでなく、1対1やバックパスの処理を含めてチームに落ち着きももたらせた。私としては来年はこのジェノヴァ生まれサンプユース育ちのGKが、いよいよサンプのゴールをがっちり守ってくれることを望む。

 あとはオカカのスーパーゴールが見れた事ぐらいか・・・ターンオーバへの批判もあったが、元々7人出られない状況で、いっその事今まであまり出てなかった選手を、来季に向けてと言う意味も含めて試したシニサ。私は評価できると思うが。ちなみにこの試合の前、来季の契約に関してフロントと話し合ったミハイロビッチ。クラブに「もっと上を目指す補強をしない限りは、残らない」と言う旨は伝えた模様だが。是非シニサを満足させるプロジェクトを提示して、来季もミハイロビッチ体制で!「サンプドリア」と言うクラブの目標がA残留と言うのはあまりに悲しい。最低でも常にヨーロッパリーグ、つまり一桁順位ぐらいを最低ノルマに掲げられるクラブにまず戻らないと・・・。残り4試合。あとはジェノアより上の順位をKEEPすること。次のキエーヴォ戦は良いサッカーと結果も見せて欲しい。何気に3連敗中なのだから

 次節:セリエA第35節 4/27(日) 対キエーヴォ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

 Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

  ’13-’14 SERIE A 

 勝点41 34試合 11勝8分15敗 得点 41 失点 51 得失点差 -10 12.