セリエA 昇格 プレーオフ 決勝 第2戦 6/9(火) 20:30 キックオフ @レナト・ダラーラ(ボローニャ)
ボローニャ 1-1 ペスカーラ
得点:37分 サンソーネ(B) 56分 パスクワート(P)
2試合合計1-1、レギュラーシーズン上位のボローニャが昇格
ボローニャ:ダ・コスタ;マイエッタ、モルレオ、ムバイェ■(65分)、オイコノム、マトゥザレム、クルスティチッチ(49分ビュッヒェル)、カサリーニ、ラリビ、アックアフレスカ■(63分カーチャ)、サンソーネ(67分チェッカレッリ)
ペスカーラ:
フィオリッロ;サラモン■、プチーノ、ザンパーノ、フォルナジエール、メムシャイ、ブルグマン、ポリターノ(46分サンソヴィーニ)、トレイラ■(79分ラッツァーリ■)、メルキオッリ■、カプラーリ(46分パスクワート)
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※このゲームを取り上げたのは理由がある。
ボローニャには冬のメルカートで、GKダ・コスタ、DFガスタルデッロ、MFクルスティチッチ、FWサンソーネの4人が移籍。監督は去年サンプのデリオ・ロッシ。ペスカーラにはサンプからレンタルで武者修行に出ているGKフィオリッロ、DFサラモン、フォルナジエールがいる。さらに去年サンプだったビャルナソンと、マンチョの息子「アンドレア・マンチーニ」も在籍。監督はマッシモ・オッド。このようにかなりサンプと関係が有る2チームなのだ。パルマの敵であり、1999年にサンプのB落ちが決定した直接の試合の相手だったボローニャは、元来かなりサンプティフォージからは嫌われている。ただ、ダ・コスタ、ガスタルデッロ、クルスティチッチ、サンソーネの4人には素直におめでとう!と言いたい。
この結果、セリエBからの昇格もカプリ、フロジノーネ、ボローニャの3チームと決まり、今シーズンの2014-15シーズンは完璧に終わった。
ここで今シーズンのセリエAで活躍した選手、ベスト11を、超私的に選んでみたいと思う。はっきり言ってサンプ贔屓で選ぶが、よくよく考えたらサンプでベスト11に入りそうな選手は一人もいなかった。前半だけ後半だけの選手も多いし、(ガッビアディーニとか)エデルも最後に怪我してしまったし。まぁ、サンプはチームで戦ったて言う事かな?そこでたまにはサンプの選手抜きに選んでみる。ただ、ジェノアの選手(ヤゴ・ファルケやベルトラッチとか)とイカルディは絶対選ばない。まぁようは、これからのサンプに欲しい選手ベスト11みたいなものだ。
ディヴァラ テヴェス フェリペ・アンデルソン
(パレルモ) (ユーヴェ) (ラツィオ)
まずフォーメーションだが、今シーズン一番流行っていたのは4-3-3か4-3-1-2、もしくは4-2-3-1であろう。前線はともかくDFは圧倒的に4バックが主流だった。ただ、左SBに飛びぬけた選手が見つけられなかったので、ここでは3-4-3でフォーメーションを作った。監督はエンポリのサッリか、ラツィオのピオリで迷ったが、サンプが2試合とも負けたピオリを推す。ラツィオと言うある程度のビッグクラブを、ネームバリューでは無く実力で率いてこの結果(3位)。これは称賛に値する。
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GK
ハンダノヴィッチとブッフォンで迷ったが、神がかり的なPKストップと、DFが不安定なインテルの中で頑張ったと言う事でハンダノヴィッチ。ただハンダも実力は落ちており、それを抜き去る若手がいなかったと言うのが現実。ブッフォンも未だにイタリア代表の正GKに君臨しているし(まだ十分すごいが・・・)。
セリエAのGKはみんながそこそこすごいが、突き抜けるやつがいないという感じ。全体的なGKの平均実力は、ヨーロッパの中でも高い。コンシーリやスポルティエッロなど若手も良いし、我らがヴィヴィアーノやパデッリ、ミランテなど中堅もリーガとかに行けば実力は上の方だろう。スクフェットが伸び悩んでいるのが残念・・・
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DF
3バックにしてみたが、選んだのはまずトリノのキャプテングリック。DFながら7得点と、得意のヘッドも含めて得点力も発揮した。あとはユーヴェの優勝を支えたボヌッチ。4バックにも3バックにも対応して、安定したプレー。そしてフィード面でもかなりの成長を見せ、持ち上がった時は迫力ある攻撃を展開した。最後に38試合全試合出場で、イエローカード0と言う、驚異の新人ルガーニ。我らがロマニョーリと共に、将来のアズーリを背負う選手だ。惜しくも外れたのが同じエンポリのトネッリ。キャプテンとしてディフェンスラインを良くまとめた。この2人がセンターバックと言う事は、エンポリが強いわけだ。ロマニョーリは、サンプでは一番ベスト11に入れそうな選手。来シーズンもサンプで見られる可能性は低いが、アズーリでの彼の雄姿に期待している。
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MF
MFではまず、右WB(SB)のブルーノ・ペレス。トリノダービーでのゴールは大変印象深く、攻撃的なウィングバックとして活躍した。同じWBでは、ダルミアンも同じトリノで、安定した働きを見せた。サンプのデ・シルヴェストリも、それに準ずる働きを見せた。センターハーフではナインゴラン。どこからでもわかる奇抜な髪形で注目を引くが、その容姿だけでなくプレーも秀逸。抜群の運動量と、献身的なDF。さらに攻撃面でもミドルシュートも決めたり攻守に渡って貢献度大。ユーヴェのポグバは、100億円プレーヤーとなっており、プレーは人間の規格外だが、怪我があったためちょっとマイナス。左サイドはウィンガーのカンドレーヴァを選出。基本的には右だが左も出来る。得意のドリブルで高速カウンターを繰り出し、抜群のキック力で良質のクロスを何本も決める。さらにミドルシュートも兼備し、ラツィオ躍進の原動力となる。
一番迷ったのはヴァルディフィオーリ。Newピルロとして、躍進したエンポリのレジスタとした。ただ、私個人的には、年齢的にもこの後ビッグクラブでさらにブレイクするという感じにはならないような気がするので外した・・・またラツィオで中盤のダイナモとして攻守に渡って貢献。さらに2桁10得点をあげたパローロ。常連のピルロなどが次点か。
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FW
今季2大ブレイクしたパレルモのディヴァラ。そしてラツィオのフェリペ・アンデルソン。プレースタイルは例えるならディヴァラがメッシ。フェリペ・アンデルソンがクリスチャーノ・ロナウドか?2人とも間違いなくフオリクラッセになるだろう。ディヴァラはすでにユーヴェに移籍が決定した。もう一人はテヴェスは選出。最終的に得点王にはなれなかったが、様々な得点の決め方を持っており、守備でも貢献。最初はユーヴェの10番を与えられた事に懐疑的だったティフォージもいたが、実力でそれを証明した。次点では奇跡の38歳得点王トーニ。さらにイグアイン、メネズ、クアリアレッラあたりも好印象を残した。サンプ勢ではエデル&ガッビアディーニ。共にフル出場していない点がマイナス。これからアズーリで再びコンビを組むかもしれない。
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当たり前だけどなかなか魅力的なイレブン。セリエAも昔に比べると、イタリア人・外国人問わずどんどん若手が出てくるようになった。今年はヨーロッパ内での地位もかなり回復して、数年先にはまたCL出場枠が4つに増える可能性もある。そうなれば我らがサンプにもかなりチャンスは広がる。アズーリも、次のW杯までには、かなり陣容も変わると予想する。楽しみだ!やはりセリエAが強くないと、ヨーロッパサッカーは面白くない!!