2015-16 SERIE A 第13節 Udinese 1-0 SAMPDORIA モンテッラ初陣は黒星スタート・・・

2015-11-25 19:09:23 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

SERIE A 第13節 11/22(日) 15:00@フリウリ(ウディネ)

 サンプドリア 01 ウディネーゼ (前半0-1)

 主審:ディ・ベッロ氏(Brindisi出身)

 ボールは支配したが、前半に与えた1点を返せずに連敗・・・小型飛行機は離陸できず

Marcatori 

  • (前半35分) ウディネーゼ[1] バドゥ 

[試合前情報]

 結局、注目のモンテッラ初布陣にカッサーノの名前は無かった。しかしそれ以外は順当なスタメンで、フォーメーションは4-3-3が採用された。直前情報通りにズカノヴィッチが左SBに移り、CBはモイサンデル。右SBには元気にデ・シルヴェストリの名前が。MFは左からバッレート、フェルナンド、そしてキャプテンのソリアーノがトップ下とかでは無く右MFに入る。3トップは左からエデル-ムリエル-カルボネーロ。

↑↑この試合のソリアーノのキャプテンマークは、フランスで起きたテロを忘れない為に特別仕様↑↑

 一方のウディネーゼも大体予想通り。怪我から復帰した”レジェンド”ディ・ナターレはベンチスタート。元サンプ勢としてはDFのドミッツィがいる。

 逆にサンプには元ウディネーゼのムリエルと怪我中のコーダ。昨年ウディネーゼとすったもんだの末にサンプに新天地を求めたムリエルには、やはりボールに触るたびにウディネティフォージから強烈なブーイングが浴びせられた。まぁウディネの王様にたてついたのだからしょうが無い。

★日曜のデイゲーム。ウディネティフォージもパリへの支援体制を示した↑↑

SAMPDORIA <4-3-3> 監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ

 エデル  ムリエル  カルボネーロ

      (64分カッサーノ) (64分クリストドゥロプーロス)

バッレート      ソリアーノ(Cap) 
                 (82分ボナッツォーリ)
         フェルナンド
 
ズカノヴィッチ(■90分)    デ・シルヴェストリ 
 
  モイサンデル  シルヴェストレ
             
      ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ DFペレイラ、レジーニ

MFパロンボ、ロッカ、イヴァン FWロドリゲス

Udinese (3-5-2): Karnezis; Wague, Danilo, Felipe (36′ s.t. Piris); Widmer (28′ s.t. Adnan), Badu, Lodi, Iturra, Edenilson; Théréau, Aguirre (28′ s.t. Di Natale).
A disposizione: Romo, Meret, B. Fernandes, Domizzi, Insua, Perica, Marquinho, Pasquale, Pontisso, Piris.
Allenatore: Stefano Colantuono.

備考:退場 後半45分Zukanovic;警告 前半16分Iturra,後半6分Danilo,26分Felipe,39分Silvestre;芝状態良好

<あらすじ>

前半16分 ハンドでイトゥッラにこの試合初のイエロー

   18分 最初のチャンス。カルボネーロから、対角線に走りこむエデルに長~いスルーパス。エデルが抜け出し、角度は無いがGKと1対1に。しかし放ったシュートはニアのネットに

   25分 最初のピンチ。イトゥッラの裏へのロビング。アギーレが競ってこぼれた球を、テレオーがフリーでシュート。強めのシュートだったが、GKヴィヴィアーノ正面

   28分 決定機!エデルから、柔らかいロビングの「ラブリーパス」で抜け出した”ロロ”デ・シルヴェストリ。絶好のチャンスだったが、ややトラップがずれ、力んだボレーは枠をとらえられない・・・

前半35分 バドゥ 0-1:

 →右サイド、切り返したアギーレの左足クロス。テレオーがももで絶妙の落とし。走りこんで来たバドゥが、思いっきりボレーでゴール上に突き刺す。先制を許す・・・

  ロスタイム1分。そのまま終了。

前半は0-1。ポゼッションはウディネ9分06秒、サンプ14分46秒。チャンスの数はウディネ2本、サンプ3本。アウェイながらサンプの方がボールは持てており、やや押していたが先制を許してしまう。決定機を決められなかったのと、ボールは支配していたものの、ミスパスもそこそこあった結果か。後半の巻き返しに、モンテッラの采配が注目される

後半6分 ダニーロがムリエルを倒してイエロー

  12分 ムリエル決定機!ロングボールを、抜群の走力でダニーロに競り勝ちペナ内に侵入。ここまではムリエルにしかできない芸当だったが、GKと1対1のシュートは思いっきりふかす。これもムリエルらしい。

  17分 再び決定機!カルボネーロのペナ内からの落としを、フェルナンドが25mぐらいのダイレクトミドル。ミートはしていたがわずかに左に外れる

  19分 2人同時交代。カルボネーロに代わってクリストドゥロプーロス。ムリエルに代わって、いよいよカッサーノ投入

  25分 クリストドゥロプーロスを倒したフェリペにイエロー

  27分 ヴィドマーに代わってアドナン。アギーレに代わってこちらもいよいよディナターレ登場

  36分 ウディネーゼ最後の交代。足がつったフェリペに代わってピリス

  37分 ソリアーノに代わって最後のカード、ボナッツォーリ。4トップで何とか点を取りに

  38分 サイドラインに来た高いボールを、モンテッラ監督が華麗な胸トラップ。昔監督だったピクシーが、浮き球を革靴でダイレクト超ロングシュートを決めてる動画を見た事が有る。そこまではいかないが、やはりまだ若いしサッカー技術は当たり前だけどさすが。モンテッラにもある程度カリスマ性は有るな

  39分 イトゥッラをハードコンタクトで倒し、シルヴェストレにイエロー

  45分 ズカノヴィッチ退場(+o+)スピードに乗ったカウンター。ドリブルに入ったバドゥを、一発のタックルで止めたズカノヴィッチにレッド。イエローはしょうが無いにしろ、一発退場は少し厳しいと思ったが・・・

ロスタイム4分。そのまま0-1で終了

(ポイント)

・最終的にポゼッションはウディネーゼ21分31秒、サンプ32分15秒

・ただ、支配してた割にそれほどチャンスは作れず、最終的には決定機は同じぐらい

・左のズカノヴィッチに比べ、右のデ・シルヴェストリの攻撃参加が目立ち、攻めも右からの方が多かった

・新しい4バックは、現状のメンツだとこれがベストだと思う。モイサンデルも落ち着いていて良かった

・ズカノの後半45分での退場は、次節ミランと言う事も考えるとかなり余計。正直痛い

・黄色ユニは良いイメージが無くなってきた・・・(個人的には、今年の西武ライオンズの黄色ユニシリーズでも全敗してるので・・・) 

↑↑アウェイいまだに未勝利。もうこんな顔は見たくなーい↑↑

 まぁ、就任してわずか3,4日でいきなりチームを激変させるのは不可能だと思うので、もちろんモンテッラにはある程度時間をあげないと。1月の冬のメルカートでは、モンテッラ意向の選手の獲得もあるだろう。ここら辺はサンプティフォージも当然わかっていて、対ゼンガとのスタンスより圧倒的にみんなモンテッラには寛容。ただ、特にマスコミを中心にイタリア人は気が短いので、いくら大歓迎で迎えられたモンテッラでも4,5試合結果が出ないと、すぐ世論は変わっていくだろう。冬のメルカートも含めて、今季はきっちりモンテッラにチームを預けて、じっくりチームを作って欲しいが。具体的にはCBの補強が急務。あと左SBとMF。カッサーノのコンディション復活。すでにメルカートで名前が挙がってるのが、CBトモヴィッチ、ルガーニ、左SBズニガ、マリオ・ルイ、MFピサーロなど

 そしてゼンガは何と、すでにドバイに渡り(帰り)、UAEのAL SHAABというクラブの監督になるのがほぼ決定の模様だ。ある程度首を覚悟していたのだろう。こりゃドリアーニに受け入れられないのも当然だ。まぁこれでサンプがゼンガに残りの金を払わなくて済むようになるなら良かった。モンテッラ長期政権を望む。イタリアではなかなか難しいだろうけど・・・最近のサンプでは、ノヴェリーノ(2002-2007年)ぐらいか。その前の伝説の2人は別格として・・・(エリクソン1992-97年)(ボスコフ1986-92年)

↑↑この試合ではこんな記事も。今回のウディネでのアウェイ戦では、ジェノヴァ市を中心とするLIGURIA州在住のサンプファンの観戦が禁止されていた。その為アウェイファンがかなり少なかったのだが、わずかに駆けつけたティフォージ達が、少人数ながらも1試合通じて歌い続け、チームをサポートして存在感を示したとある。変な禁止の制限を超えてと

 ドリアーニの素晴らしさは今さら言うまでも無いのだが、ただでさえ観客が減少してる現在のセリエA。イタリアもそろそろファンも取り戻すべく、各クラブだけでは無く国全体で取り組まないといけないと思う。だって国技なのだから。セリエAを観光客で観に行く日本人とかも、現在は観戦しにくくてしょうがないと思う。1990年代前半のセリエAが輝いていた時代に比べると、明らかに魅力は薄れているし・・・まぁ私はサンプにずっと付いていくだけだから、あんまり関係ないけど残念だ

 さて次はあまり間を空けずに土曜日ナイターでミラン戦。モンテッラ2戦目でいきなりビッグカードが来た。なんせミハイロビッチ元監督との対決。まぁ相手は一応強豪だし。ズカノヴィッチ不在は痛い、DF面はかなり不安。ロマニョーリがミランにいるのは本当に悔しい。ポーリも好きだったしなぁ。ただ勝てる要素はある。引かれる相手より、引いてカウンターをサンプがやる方が今はあっていると思う。ミランが自分たちの力を過信して無駄にボールを持ってくれれば、エデル&ムリエルのカウンターで餌食にしてくれよう!

 Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 次節:セリエA第14節 2015年 11/28(土) 対ミラン@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間早朝4:45)

’15-’16 SERIE A 
13試合 4勝4分5敗 勝点16 得点 19 失点 18 得失点差 +1 現在12
 
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今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”

numero93:

 Il mondo del calcio,oggi si divide in 3 categorie:

giocatori normali,fuoriclasse,e Leo Messi.

格言:93

 カルチョの世界は今日、3つのカテゴリーに分かれる

 普通の選手、スーパースター(フオリクラッセ)、そしてレオ・メッシ。