SERIE A 第26節 2/26(日) 12:30@レンツォ・バルベラ(パレルモ) 主審:ドヴェーリ氏(Roma出身)
サンプドリア 1 -1 パレルモ(前半0-1)
・(前半31分)パレルモ[1] ネストロフスキ(PK)
・(後半44分)サンプ[1] クアリアレッラ
5試合連続無敗は守るが、降格濃厚のパレルモ相手にギリギリの引き分け・・・先制されるが追いついたり逆転するパターンが多い、セリエAカムバックキングの今季のサンプ・・・
↑↑©digisport.itより
前節に引き続き貴重な同点弾のクアリアレッラ
[試合前情報]
連勝は止まったが好調なサンプ。しかし課題のアウェイでどうなるか?サンプと勝点差が20有るパレルモは、現在17位とかなり差がある18位にずっと沈んでおり降格が濃厚な状況。シーズン当初からやる気を失ってる名物活火山会長ザンパリーニ。ずっと公言している身売りはまもなく正式に決定するだろう。アウェイとは言えそんなチームに負けるわけにはいかない。ちなみに相変わらず監督はころころ解任されているが、現在のディエゴ・ロペスは、カリアリでジャンパオロが指揮を振るっていた時の教え子、キャプテンだった。前回の対戦はホームで1対1の引き分け。後半ロスタイムのブルーノのゴールで何とか引き分けに持ち込んだ試合だ。
⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/1821d7dc6a840bcebfba965ed5f9d80d
サンプはジャンパオロの4-3-1-2。特に日程が詰まっていたわけでは無いが、なぜか弱冠ターンオーバー気味のスタメン。上も下も目標が無い現況で、様々な選手を試したいと言う事か?現実どうなるかはわからないが、ジャンパオロは「サンプを踏み台にしてビッグクラブに行きたいわけでは無く、まずサンプとの2年契約でしっかり結果を出したい」と言っている。それが本当で来年もすでに見据えていたら素晴らしいが。
前節からスタメンで変わったのは4人。DF陣では結局誰もが帯に短したすきに長しの左SB。今日はレジーニが戻ってきてキャプテン。中盤ではトレイラの出場停止を受けてチガリーニが先発。そしてついにジュリチッチに初先発のチャンスが与えられて左MF。ブルーノ、リネッティが外れてトップ下としてプラートが先発。またFWではムリエルがスタメンから外れシックが先発。前も1回有ったが、怪我では戦術的な選択だ。ブディミルが不在の為、控えのFWにはプリマヴェーラのヴリオーニが入った。元パレルモ勢としてはGKヴィヴィアーノと、元キャプテンのバッレートがいる。
一方のパレルモはロペス監督の4-2-3-1。ビッグクラブに目を付け始められているFWネストロフスキがワントップ。前回のサンプ戦でも点を決められた。そのサポートで、左にバログ、右にサライの共に若いハンガリー代表コンビ。トップ下はブラジル人のエンリケ。DFでは右SBの元サンプのリスポリがキャプテンを務める。私が密かに狙っている10番のヒリエマルクはお休みだった
↓元サンプでこの試合パレルモキャプテンのリスポリ対、元パレルモキャプテンで現サンプのバッレートの争い
↑↑©calciomercatoweb.itより
★日曜日12時半キックオフで行われたランチタイムゲーム
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
シック クアリアレッラ
プラート(83分フェルナンデス)
ジュリチッチ(53分ムリエル)バッレート
チガリーニ(59分リネッティ)
レジーニ(Cap) ベレシンスキ
シュクリニアール シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ、DFドド、パヴロヴィッチ、サーラ
MFアルヴァレス、パロンボ、FWヴリオーニ
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Palremo(4-2-3-1) 監督:ディエゴ・ロペス
ネストロフスキ
バログ エンリケ サライ
(83分エムバロ) (77分ディアマンティ)
チョチェフ ガッツィ
アレーサミ リスポリ(cap)
アンデルコヴィッチ チョネク
(94分スンジッチ)
ポシャベツ
ベンチ:Marson, Fulignati, Vitiello, Gonzalez. Jajalo, Bonfiglio, Morganella.
*
備考:警告:前半18分チガリーニ,19分ガッツィ,後半1分ジュリチッチ,7分エンリケ;芝状態良好
<あらすじ>
前半5分 超決定的!FKのサインプレーからチガリーニがオフサイドラインぎりぎり抜け出すクアリアレッラにロビングのパス。クアリアはこのボールをトラップして、飛び出してきたGKをかわすまでは良かったが左足で放ったシュートはゴール右に外れる
10分 30m位の距離からチガリーニのミドル。GKポシャベツがナイスセーブ
16分 左からのアレーザミのクロス。クリアしきれずにこぼれた球をエンリケがシュート⇒DFシュクリニアールに当たってこぼれ球がオフサイドじゃなくGK目の前に残っていたバログ⇒至近距離でシュートを放つがヴィヴィアーノが足で神セーブ!
17分 エンリケを倒したチガリーニにイエロー■
19分 ジュリチッチを倒したガッツィにイエロー■
30分 右からのクロス。突っ込んで来たバログをベレシンスキが倒したと言う事でPK。ベレシンスキの方が先にボールに行っていたし、さらにバログはハイキックっぽかったので、かなり納得がいかない判定
前半31分 ネストロフスキGoal:0-1
→このPKをネストロフスキがほぼど真ん中に蹴りこむ。しかし本当に良く先制されるなぁ
↑↑©U.C.Sampdoria Officialページより
42分 チョチェフの左足ミドル⇒良いシュートだったがわずかに右に外れる
45分 ジュリチッチから対角線に走りこんで来たクアリアレッラにスルーパス。GKと1対1になるも、オフサイドの判定
ロスタイム1分。そのまま終了
前半は0-1。ポゼッションはパレルモ12分31秒:サンプ12分47秒。一進一退の攻防。サンプもホームの時と違い、格上感は全く出せず。パレルモは左右ウィングのバログとサライが目立った。特に197㎝のバログは、独特のリーチの長さを生かして足元の攻防でも対峙するベレシンスキとの対決で有利に立つ。PKは微妙な判定だったが、それ以外では結構やられていた。右サイドのサライは逆にスピードでレジーニに優っている。
↓↓リーグ戦初先発となったジュリチッチ。奮闘はしていたが・・・得点は産み出せず
↑↑©zimbio.itより
後半1分 リスポリをスライディングで倒したジュリチッチにイエロー■
7分 チガリーニを倒したガッツィにイエロー■
8分 ジュリチッチに代わっていよいよムリエル投入。シックがトップ下になり、プラートが左MFに
11分 右からのリスポリの低くて速いクロス。GKが出られずDFラインの裏と言う絶妙なボールに対して、パレルモの選手が3人突っ込むが誰にも合わず
14分 チガリーニに代わってリネッティ投入。どうするかと思ったらプラートをボランチにした、攻撃的な布陣に
20分 右からリスポリのゴロ折り返し⇒サライが合わせるがレジーニが懸命なスライでブロック⇒こぼれ球をネストロフスキがシュート⇒ヴィヴィアーノがセーブ
32分 19歳のサライに代わってベテランのディアマンティ投入
38分 プラートに代わってブルーノ・フェルナンデス投入
38分 バログに代わってエムバロ投入
40分 決定的!クアリアレッラの左サイドからのクロス、ブルーノが抜け出してヘッドで合わせるが、GK反応・・・
後半45分 クアリアレッラGoooooL:1-1
→左サイドからムリエルがドリブルでペナ内に侵入し、DFに囲まれながらも最後に右にいたクアリアレッラにパス。クアリアレッラがダイレクトでこのボールをゴール左に叩き込む!終了間際に嬉しい同点弾!!
ロスタイム4分。
47分 ヴィヴィアーノ!ネストロフスキの細かいスルーパスから、抜け出してGKの目の前に来たディアマンティ。しかし左足で放った至近距離のシュートはヴィヴィアーのが脅威の反応
49分 アンデルコヴィッチに代わってスンジッチ投入
そのまま終了。1-1の引き分け
(ポイント)
・ポゼッションはパレルモ26分28秒:サンプ24分37秒
・シュート数はパレルモ12本(枠内8本):サンプ6本(枠内3本)
・PKは不運な判定だったが、内容はかなり押されていた
・なんでアウェイだとこうなってしまうんだろう??
・今日の内容では引き分けは御の字。トレイラの不在は確かに響いたか
・左SBは3者3様で不安。サーラの怪我が完治したら、ベレシンスキそのままでサーラを開幕当初の構想みたいに左で使った方が良いのでは?
・クアリアレッラがゴールを重ねたのは、ストーカーの呪縛から解き放たれ事も影響しているか
・ブルーノはわずか10分ぐらいの出場でも存在感を示す。途中交代だと輝きを増すんだけどなー
↑↑©ilsussidiario.itより
とにかく先制されてしまうな、今季のサンプ。この日は敗色濃厚な中、あきらめずに追いついたのは褒められるが。下位のパレルモ相手にアウェイとは言え、この内容のサッカーを繰り広げていたのはいただけない・・・ミニターンオーバーもやや影響したか。さてあとDERBYまで残り1試合。このペスカラ戦できっちり調整して、今シーズンのハイライトとも言えるDERBYへ臨んで欲しい。もう、DERBY勝利以外にほぼ目標は無いのだから
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第27節 2017年 3/4(土) 対ペスカラ@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00)
’16-’17 SERIE A
26試合 9勝8分9敗 勝点35 得点31 失点32 得失点差-1 現在10位
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero139:
Ho sempre guidato bene la macchina.
Ma ho un grande rimpianto.
Non essere mai riuscito a impennare.
格言139:
俺はいっつも車を上手く操っていた
でも俺は一つ大きな後悔が有る
ウィリーさせる事に成功しなかった事だ