2016-17 SERIE A 第35節 Lazio 7-3 SAMPDORIA 野球の試合か!? no.2~後篇~

2017-05-15 21:24:21 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第35節 5/7(日)  15:00@オリンピコ(ローマ)  主審:マッツォレーニ氏(Bergamo出身)

<あらすじ>

前半3分 ケイタGoal:0-1

→ミリンコビッチ-サビッチのスルーパス⇒シュクリニアールを速さでちぎったケイタがGK至近距離から思いっきりシュート⇒GKプッジョーニの手を弾き飛ばして先制・・・

 

↑↑©the sunより

前半12分 反撃!クアリアレッラがDFを1人股抜きからミドル⇒GKストラコシャ落ち着いてセーブ

   16分 決定機×2個!!シックが右サイド、カットインから最高のパス。ジュリチッチがGKと1対1になるが、飛び出してきたGKに防がれる。そのこぼれをリネッティが拾って、フェイントでDFを1人外してシュートを撃つが、これもストラコシャのスーパーセーブに阻まれる

   17分 ロングパス一発で抜け出したケイタ。懸命に追いすがったシュクリニアールが後ろから倒してしまう⇒ラツィオにPK。シュクリニアールに一発レッド。シュクリニアールは一発退場

↑↑©la lega serie A.itより

前半19分 インモービレGoal(PK):0-2 

→このPKをインモービレが落ち着いて右下に決める

↑↑©sampnews24より

  20分 CBがいなくなったので、FWシックを犠牲にしてレジーニ投入。4-4-1へ

前半32分 リネッティGoooooL:1-2

→右のベレシンスキのグラウンダーのクロスを中央でクアリアレッラがDFに潰されながら結果スルーの形に⇒後ろでフリーになっていたリネッティが左足ダイレクトで合わせ、嬉しい自身セリエA初ゴール!1点差

↑↑©backpagepixより

前半36分 フートGoal:1-3

→左からのCK。ニアの競り合いもすり抜け、ゴール中央GK目の前に抜けてきたボール⇒フートが身体で押し込みゴール・・・・腕に当たりながら押し込んだように見えたが・・・

↑↑©nydailynews.comより

 37分 3点目を取られた後のキックオフ直後。シルヴェストレのミスパスからカウンターを許し、ペナ内へのスルーパスを受けたルリッチをレジーニが倒して、またもやPK

前半38分 F・アンデルソンGoal(PK):1-4 

→このPKを今度はアンデルソンが、ど真ん中に力強く決める

前半45分 デフライGoal:1-5 

→右CK。ショートコーナー、右サイドからのマイナスのクロス。ペナすぐ外のデフライが右足インサイドで流し込む。

スタイム2分。そのまま終了

前半は1-5。ポゼッションはラツィオ18分40秒:サンプ15分19秒。茫然自失の前半。現在絶好調で、警戒すべきケイタに早々先制を許したが、その後すぐ反撃。しかし16分の決定機を失って、直後に2点目を取られてしかも1人退場になったところで試合は決まった。シュクリニアールのレッドは、明らかに間に合わないファールだったので、失点覚悟で自嘲するべきだった。まだ前半わずか20分だったし。CBとしての気持ちはわかるが、若さか。0-2にされても丁寧にDFを入れて、4バックはキープして試合を作ろうとするジャンパオロ。リネッティの1点差にするゴールでそれが実るかと思いきや、立て続けに今季は不慣れなCBレジーニのところをつかれて失点。結果火に油を注ぐ事になり、采配に対する批判も出てしまうハメになった。後半は何を目的に戦うのだろう。

後半1分 この試合もDFで脆さを露呈していたドドに代わってパヴロヴィッチ投入

 18分 デフライに代わってパトリック投入。パトリックが右に入り、ワラセがセンター

 19分 ミリンコビッチ-サビッチに代わってムルジャ投入

後半20分 ルリッチGoal:1-6 

→入ったばかりのパトリックのクロスからルリッチのヘッド

 23分 ビリアに代わってロンバルディ投入。キャプテンマークはルリッチ

    ベレシンスキに代わってサーラ投入

後半25分 インモービレGoal:1-7

→ケイタのスルーパスからインモービレが抜け出してゴール。もう笑けてくる 

後半27分 クアリアレッラGoooooL:2-7 

→レジーニの後方からのロングフィード。難しいボールだったが完璧にトラップしたクアリアレッラ。そのままシュートに持ち込み、意地のゴール

 32分 ルリッチを倒したクアリアレッラににイエロー

 43分 ジュリチッチからトレイラにスルーパス。ペナ内でトレイラ倒されPK

後半45分 クアリアレッラGoooooL(PK):3-7

→クアリアレッラがこのPKをど真ん中に蹴りこみ、ドッピエッタ

ロスタイム無し。そのまま終了。3-7

(ポイント)

・ポゼッションはラツィオ30分47秒:サンプ26分24秒

・シュート数はラツィオ16本(枠内11本):サンプ8本(枠内7本)

・ラツィオ強いなー。6人の異なる選手に決められた

・一応言っとくと、ラツィオの3点目はハンドっぽい。ラツィオの4点目とサンプ3点目は共にPKじゃないだろう

・収穫はリネッティのセリエA初ゴールとクアリアレッラのサンプでは11年ぶりのドッピエッタだけ

・2006年12月20日のリヴォルノ戦以来

 もう言う事無いな。元々の強さ+モチベの差で勝てるわけがない。サッカーの怖さを改めて思い知った試合だ。まぁあのブラジル代表がW杯の大舞台でドイツに7点取られた事も有るぐらいだから、一つ歯車が狂うとこういう試合が起こる可能性がこのレベルのサッカーでも常にあると言う事だなぁ。ただ、ラツィオはそれほど金に物を言わせるわけでも無く、丹念に選手を発掘して渋いが適材適所の補強で今年も良いチームを作っている。その点は見習わないといけないところだ。今年はホームでも完敗だったし。

 ただここからは10位にこだわらないといけない。10位に入るとLega Calcioから340万ユーロのボーナスが。一方11位から17位は一律100万ユーロしかもらえない。この差はサンプにとってはかなり大きい。元々、10位以内というのが今シーズン始まる前の公的な目標ではあった。次のキエーヴォとウディネーゼは共に10位を争う直接対決。残り3試合。サンプの10位とジェノアの奇跡的なB落ちを願って!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第36節 2017年 5/14(日) 対キエーヴォ@ジェノヴァ  現地15:00Kick Off(日本時間22:00) 

16-’17 SERIE A

35試合 12勝10分13敗 勝点46 得点45 失点49 得失点差-4 現在10位

 

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

 

numero154:

 

 Il pesce e' buono crudo

e i crostacei si mangiano con le mani.

 

格言154:

 

魚は生で食べるのが美味い

甲殻類は手で食べるもんだ


2016-17 SERIE A 第35節 Lazio 7-3 SAMPDORIA 野球の試合か!? no.1~前篇~

2017-05-15 20:49:25 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第35節 5/7(日)  15:00@オリンピコ(ローマ)  主審:マッツォレーニ氏(Bergamo出身)

サンプドリア 3 - 7 ラツィオ(前半1-5)

・(前半2分)ラツィオ[1] ケイタ

(前半19分)ラツィオ[2] インモービレ(PK)

・(前半32分)サンプ[1] リネッティ

・(前半35分)ラツィオ[3] フート

(前半38分)ラツィオ[4] F・アンデルソン(PK)

(前半45分)ラツィオ[5] デフライ

・(後半20分)ラツィオ[6] ルリッチ

(後半25分)ラツィオ[7] インモービレ

・(後半27分)サンプ[2] クアリアレッラ

(後半45分)サンプ[3] クアリアレッラ(PK)

 

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageよ

世界焼け石に水選手権”優勝”のドッピエッタを決めて、自身2桁ゴールを記録したキャプテン・クアリアレッラ

 サンプを応援し始めて早27年。7失点は記憶に無い。おそらく初めてだろう・・・

[試合前情報]

 前節、アウェイのトリノ戦は引き分けに終わり、今節も連続でアウェイでラツィオ戦。ラツィオは現在4位で、このまま行くとELのグループステージから出場権を得る。5位になると真夏の予備予選からとなってしまう。3位は結構難しいので、何とか4位を死守したいところだ。オリンピコには両チームのOBで有るロベルト・マンチーニの姿が。また同じく両チームのOBであるミハイロヴィッチも、何と前日のトリノダービーを戦って(最後の最後にユーヴェに追いつかれて1-1の引き分け)の翌日に駆け付けている。前回の対戦ではホームながら1-2で敗れている。ここ数年間、ラツィオには結構やられてる感がある。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6284f5c0462e07485be445bd0dd11c9a

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。GKヴィヴィアーノは当初、膝の軽い炎症と思われていたが、結局靭帯系の怪我で今季もう絶望らしい。今季はケガがちだった。来季に向けてしっかり治してくれ。また左SBは前節の戦犯に代わって、再びドドが先発。よってキャプテンマークはクアリアレッラの元に。一番の驚きはトップ下。ブルーノが外されるのは前節の結果からなんとなくわかるが、リッキーでもプラートでもなく、ジュリチッチが先発。来季を見据えてと言う面も有るか。FWでは、前節負った肩の怪我が心配されたシックは何とか先発。また、ベンチにはやっとムリエルが戻ってきた。

 一方のラツィオはインザーギ弟監督の3-5-2。GKはマルケッティが怪我をしている間に代役以上の活躍を見せているストラコシャ。出場18試合で11勝をもたらしている。DFはオランダ組のフートとデフライにブラジルのワラセ。MFでは本来中心のパローロが出場停止の為、キャプテンのビリアをアンカーに、その前をミリンコビッチ-サビッチとルリッチの”ッチ”コンビが。右にサンプキラーのF・アンデルソン、左はベルギー代表のルカク弟。2トップは今シーズン加入して瞬く間にエースとなったインモービレと、最近絶好調のケイタのコンビ。元サンプ勢は監督のシモーネ・インザーギくらいか

★日曜日15時00分、レギュラー時間で行われた試合。サンプは青-青-青のユニで挑んだ。オリンピコでのラツィオ戦は、ラツィオのホームユニ(水色)対サンプの黒ユニって言うパターンが多いので新鮮だ。まぁ今年は黒ユニが無いから、当たり前と言えば当たり前か

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

クアリアレッラ(cap)シック(20分レジーニ)

    ジュリチッチ

リネッティ   バッレート

     トレイラ

ドド         ベレシンスキ

(46分パヴロヴィッチ)   (68分サーラ)

 シュクリニアール■18分シルヴェストレ 

       プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、ファルコーネ DFシミッチ

MFフェルナンデス、アルヴァレス、プラート、チガリーニ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

Lazio(3-5-2) 監督:シモーネ・インザーギ

   インモービレ ケイタ

  ルリッチ ミリンコビッチ-サビッチ(64分ムルジャ)

ルカク           F・アンデルソン

       ビリア(cap)(68分ロンバルディ)

  フート        ワラセ

      デフライ(63分パトリック)

     ストラコシャ

ベンチ:Adamonis, Vargic, Basta, Djordjevic, Crecco, Radu, Tounkara, Javorcic

備考:退場:前半18分シュクリニアール;警告:後半33分クアリアレッラ;芝状態良好

<あらすじ>

後篇に続く・・・ 書きたくないけど・・・・

*****************************************

 *ところで、この間のDERBYに生観戦に行った時にされたサンプオフィシャルのインタビューがこの試合の前にUPされました。サンプオフィシャルページとYoutube上で見られます。イタリア語だけなのでわけわからないと思いますが・・・ヒマすぎる人は見てみてください(笑)

 一応つたないイタリア語で、我々、日本にも真のサンプファンがいるんだぞと言う事と、我々クラブの知識・活動を伝えたつもりです。実際僕よりさらにコアなドリアーノがまだ日本にはいると言ったら、さすがのイタリア人も驚いていました。今後、新たな日本人のサンプファンの発掘・交流、日本に来るイタリア人ドリアーノとの交流、世界中のサンプファンとの交流などに発展すれば良いですね。1人でも多くの日本人がサンプの試合を観に行きやすくなれば・・・その為なら何でも聞いてください!

http://www.sampdoria.it/passioneindelebile-shuh-oriuki-tokyo-amore/

shuh_vetrina

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageよ

#PassioneIndelebile: Shuh Horiuchi, da Tokyo con amore