アズーリ、ピンチ!

2017-11-13 21:50:54 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

2018 ロシアワールドカップ予選  2次ラウンド, 第2戦 11/13(月) 20:45@サン・シーロ(ミラノ)

第1戦 スウェーデン 1-0イタリア

 

第2戦 イタリア ?-? スウェーデン

 

サンプの練習場にヴェントゥーラが訪問した時の写真。ジャンパオロの方が、代表監督に向いてるんじゃないか?(笑)↑↑©Corriere della Seraより 

【試合前情報】

  ホームアンドアウェイで、勝った方だけがW杯に出場できるヨーロッパのW杯予選の最終ラウンド。1戦目にアウェイでゴールも奪えずに負けた事で、にわかにイタリア代表のワールドカップ行きが危ぶまれてきた。アウェイでの1戦目は0-1。失点は確かに敵のボレーシュートがDFに当たってコースが変わって、GKブッフォンも全く反応できなかったと言うやや不運な面は有った。しかし、それにしても攻めも大した事無かったのも事実。どちらにせよ0-0の引き分けしか見えないような戦いぶりだった。イタリアがワールドカップ出場を逃すと、1958年以来60年ぶり。日本がいてイタリアが出てないワールドカップなんて想像できない!

 というわけで現役でサンプの選手は残念ながら今回一人も招集されていないが、アズーリを応援してみようか。現イタリア代表監督のジャンピエロ・ヴェントゥーラはジェノヴァ市出身でサンプユース出身。怪我により現役生活は全くパッとしないで終わってしまったが、指導者のキャリアをスタートさせたのもサンプの下部組織からだ。その後、様々なチームを転々としてサンプのトップチームを率いたのは1999-2000。サンプがセリエBに落ちた不遇の時代。1年でのA復帰が期待されたが、惜しくも5位でA昇格を逃し(当時は4位まで自動昇格)、1年で解任されてしまった。その当時は3-5-2を使用していた。レギュラーは確かこんな感じ

  ディオニージ パルミエリ

   (フラーキ)

       カサーレ

ペサレージ      ヴァザーリ

   ドリヴァ ヴェルガッソーラ

 カステッリーニ  ウーゴ

     グランドーニ

      セレーニ

 当時のセリエBにしては結構強いメンツで、これで上がれなかったのは正直監督のせいもあるかなと当時思った。なにより引分けが多く、あまり攻撃のシステムが無く、勝ちきれない印象だった。そんなこんなであまりパッとしなかったヴェントゥーラの監督の実績だが、2002-2004のカリアリあたりから攻撃重視のサッカーにシフトチェンジ。2009-2011のバーリ時代に4-2-4を積極的に採用して花開き、2011-2016のトリノで一気に満開となった。さらに教え子のアントニオ・コンテが同じシステム、似たサッカーで監督としてスターダムにのし上がり、その師匠としても注目された。そこで白羽の矢が立って代表監督に。ただ、就任時から疑問符があった。コンテと似たサッカーと言うのが起用された一番の理由ではあるのだろうが、師匠でありながらコンテほどのカリスマ性は無いし、立場は逆なれどそのサッカーは劣化版コンテと言う感じが否めない。

 まぁでも今さらそんな事を言っていてもしょうがない。イタリア代表のメンツとか戦前予想はいっぱい記事が出ているだろうから、そちらに任せるが、とにかく今のアズーリはそこそこ良い選手はいるがスーパースターは皆無。その候補であるヴェラッティも1戦目のイエローで累積警告、出場停止。厳しい状況ではあるが、もはやサッカー史上でも最高と呼べるかもしれないGK、ブッフォンに最後の花道としてワールドカップを戦わせる為にも何とか勝って欲しい!元サンプはエデルザザガッビアディーニだけかな?この前線3人の誰かが点を取ってくれれば・・・ 

Foooooorza Azzurri!!