ドイツでは無観客でブンデスリーガが再開された。
そしてブンデス2部にはサンプのウルトラスとジェメラッジョ関係にあるザンクトパウリがいる。
彼らはダルムシュタット戦で、暫定的な新ルール、5人まで交代可能を使用した第一号となった
さぁセリエAは6/13と20で揺れているみたいだが、果たして本当に再開できるのであろうか??
さて、19-20セリエA振り返りもやっと年を越して・・・
やっと2020年に追いついた!仮にセリエA再開するとしたら、それまでに間に合うか!?
Serie A 第18節 1/6(月祝) 15:00@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ) 主審:マッサ氏(Imperia出身)
サンプドリア 0-0 ミラン
得点者: -
↑↑©Tele Nordより
ミランのイブラヒモビッチの凱旋お祭り試合にはさせず。ただ、決定機も2回有ったので勝てていた試合
[試合前情報]
2週間以上の長い冬休みがやっと終わり、いよいよ2020年初試合。そう言えば私は個人的にこの休みの間、仕事の繁忙期とインフルエンザで寝込んだりで全くサッカーに触れるどころでは無かった。
あーサンプが冬休みで良かったぁと思っていた記憶が有る。
さて、ミランはこの時点で6勝3分け8敗で12位と低迷。我らがジャンパオロを引き抜いて、7節を終えて3勝4敗の成績を残した時点で解任。
ジャンパオロのサッカーに必要不可欠なトップ下の適任が補強されず、期待していたスソのトップ下コンバートも失敗に終わる。プラート連れてきゃ良かったのに
ただ、元からジャンパオロのサッカーは時間がかかるのはわかっていたはず。わずか3ヶ月しか我慢出来ないとは、ミランのチーム作りも目に余る。
サンプも不幸になったし、当然ジャンパオロも。全てを不幸にした意味のない引き抜き
10/8の時点でステファノ・ピオリが後を継いだが、その後このサンプ戦までは3勝3分け4敗。大して良くなっていない。
現在は10勝6分け10敗と少し上向いたが、決してミランの低迷は監督の責任だけでは無い。
昨季のサンプ対ミランは1勝1敗。ホームではドンナルンマの珍しいミスをデフレルが叩き込み1-0勝利
アウェイではサポナーラとクアリアゴールで2-1とリードしながら、2-3で逆転負けを喫した。
以下がミランvsサンプにまつわるデータ集↓↓
直近5試合 アウェイでのミラン戦(SERIE Aのみ)
2018/2019: Milan-Sampdoria 3-2 17′ Cutrone (M), 21′ Saponara (S), 31′ Quagliarella (S), 36′ Higuaín (M), 62′ Suso (M)
2017/2018: Milan-Sampdoria 1-0 13′ Bonaventura (M)
2016/2017: Milan-Sampdoria 0-1 70′ Muriel (S)
2015/2016: Milan-Sampdoria 4-1 16′ Bonaventura (M), 38′ Niang (M), 49′ Niang (M), 79′ Luiz Adriano (M), 87′ Eder (S)
2014/2015: Milan-Sampdoria 1-1 58′ Soriano (S), 74′ De Jong (M)
※ここ5試合1勝1分け3敗。2015/16の惨敗以外は内容は全く悪くない。昔からどちらが勝つにしろ1-0の試合が多いイメージ
通算成績 ミランvsサンプ(セリエAでのミランホーム)
試合:61
サンプ勝利:11
引き分け: 10
ミラン勝利:40
サンプGol:46
ミランGol:112
※こんなに悪いと思わなかった。個人的にはサンシーロでのミラン戦は覚えている限り4回現地で観てる。1勝3敗
一時サンシーロでミランやインテルを倒すと言う個人的目標を掲げていた時期が有ったので、もっと観てる気もするが多分忘れてる
強烈に覚えているのが2003-04、1-3で負けた試合でのピルロの強烈なミドル
2007-08、マッジョの先制点とデルヴェッキオのゴールの後の変なダンス(笑)
通算成績 サンプvsミラン(SERIE A全部)
試合: 122
サンプ勝利:30
引き分け:29
ユーヴェ勝利:63
サンプGol:116
ユーヴェGol:204
※ミランは腐ってもミランか。グランデミランの時代も有り通算はさすがに負け越してはいる・・・・・
さてサンプはラニエリ監督が4-4-2を継続。休み明けでだいぶ陣容が変わった。カプラーリが出場停止。休みの間にフェラーリが重い怪我をしてしまい、長期離脱。
怪我人の中ではベレジンスキとボナッツォーリ、エクダルが戻ってきて…怪我人リストはフェラーリ、ベルトラッチ、バッレート
DF4バックは右SBにやっとベレジンスキが戻ってきた。コリー変わらずで怪我したフェラーリの代わりはムリージョかと思いきやチャボットが起用。
ラニエリ監督は練習中で一番良かったと会見で言っていたが、思えばこの時点でムリージョの移籍話がすでにある程度進んでいたのかもしれない。ムッルーが左は不動
MFはエクダルがまだ本調子では無くヴィエイラとダブルボランチで右にトルスビー。左にリネッティが上がり、右はラミレス
FW2トップはキャプテンのクアリアレッラとガッビアディーニ
元ミランはベルトラッチ
SAMPDORIA<4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ
クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ
(86分エクダル)
リネッティ ラミレス(30分デパオリ)(42分ヤンクト)
ヴィエイラ トルスビー
ムッルー ベレジンスキ
コリー チャボット
アウデーロ
ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、レジーニ、ムリージョ MFリゴーニ、マローニ、レリス FWボナッツォーリ
イエロー:デパオリ、トルスビー、ベレジンスキ、コリー、リネッティ
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ミランはピオリ監督の4-2-3-1。
今のミランに興味は全く無いので無責任な事を言いまくるが、まぁ一昔前、二昔前に比べると大分選手の質が落ちたなぁと言う印象。
ジャンパオロの影響での移籍だろうが、クルニッチとかミランでレギュラー貼る様な選手じゃないと思うし・・・
若手の使い方も相変わらず下手で、ケッシエ、コンティ、カルダーラなんて是非サンプに欲しいし、もっと活躍できると思う
パケタとかもこのままだと順調にフオリクラッセになれない可能性もある。
まぁこの日の話題は突然アメリカから帰還したFWイブラヒモビッチ一色
そして同じベンチにはマルディーニの息子、ダニエルもいる
ちなみに元サンプはロマニョーリ。彼には、Made in Samp印が入っているのでいつでも返してくれ
ミラン(4-2-3-1) 監督:ステファノ・ピオリ
ピョンテク(55分イブラヒモヴィッチ)
ボナヴェントゥーラ(56分レオン)
チャルハノール スソ
ベナセル クルニッチ(85分パケタ)
テオ・ヘルナンデス カラブリア
ロマニョーリ(cap)ムサッキオ
G・ドンナルンマ
ベンチ:レイナ、A・ドンナルンマ、カスティジェホ、コンティ、カルダーラ、ガッビア、ケッシエ、ブレシャニーニ、D・マルディーニ
イエロー:クルニッチ
*備考:有料入場者数58.572(1.605.460euro);芝状態良好
★イタリアは1/6月曜、公現祭=エピファニーアで祝日0。なので普通に15:00キックオフのゲーム
サンプは白-青-青のアウェイユニで挑んだ
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=YxjeJCY8Ics
試合は前半からボールは圧倒的にミランが持つ。ミランは中央・左からゲームを作って、最後のチャンスは右サイドと言う展開が多かった。
右サイドのスソに何本かチャンスが訪れたが、苦手な右足で助かったり、DFチャボットが頑張ったりした
この日のチャボットは良かった。多分今季唯一。この試合後は特にスピード不足を露呈して、ダメ
↑↑©The AC Milan Offside Homepageより
サンプは前半30分にラミレスが怪我で交代。しかし代わりに入ったデパオリは、出場してから10分でイエローを貰って次節出場停止
しかもその2分後には彼も右足首を怪我して交代。前半42分ですでに2枚のカードを使ってしまった。
デパオリは同じ足首を今季3度目の怪我という事で大事を取ったと試合後にラニエリは言っていた
ロスタイム3分。前半は0-0で終了
ポゼッションはミラン15分17秒:サンプ8分31秒。ラニエリになってからポゼッションはおそらく勝った事がない
まぁ回されるのはしょうがない
後半もミランがボールを保持して、サンプがカウンターを狙う展開は変わらない。
チャルハノールのミドルで幕を開けたが、一番の決定機はサンプに
4分:カウンターからガッビアディーニが抜け出してGKドンナルンマと1対1を迎えるが、必死に身体を張ったドンナルンマにぶち当てて、ゴール方向にボールは向かうがDFがクリア
そして10分にいよいよヤツが出てくる
↑↑©90Minutiより
この日たいして仕事をしなかったジェノア臭がするピョンテクに比べると、やはりイブラヒモビッチの存在感は抜群
まだ万全ではないのか、意外と自分で強引にと言うよりは周りを活かすプレーが多かった。
まぁとにかくポストでボールが収まるので、得点取れなくてもチームには大きいだろう
その後もイブラも含めてミランが押していてチャンスは作るが、決定機はやはりサンプ
11分に無人のゴールに放ったビエイラのシュートはDFにブロックされる
13分にはDFカラブリアのバックパスミスをかっさらったガッビアディーニが、飛び出したドンナルンマをかわすがシュートは枠の外
さすがに3回も決定機を外すと、貧弱サンプ攻撃陣にもう得点のチャンスはこなかった
後はひたすら耐える展開に。最後はFWクアリアレッラに代えてMFエクダルを投入して試合を閉めた
ロスタイム4分。そのまま0-0で終了
(ポイント )
・ポゼッションはサンプ18分15秒:ミラン30分34秒。シュート数はサンプ6本(枠内4):ミラン16本(枠内12)
・試合は支配してチャンスはミランの方が多く作ったが、本当の決定機はサンプの方が多かった。そう言う意味で勝てた試合
・次節はデパオリ、コリーの2人が出場停止
・ラニエリは試合後のインタビューで⇒https://www.youtube.com/watch?v=fEWEtcQsS1o
「あなたはアンチェロッティに匹敵するような海外での実績が有るのに、なぜ残留をかけて戦っているサンプのオファーを受けたのですか?」
と言う質問に、
「私は常に自分の感覚でオファーを受ける。サンプはヴィアッリ&マンチーニ等が活躍したスクデットの時代もそうだが、今もすごく私にとって好意的なチームだ。
ここ3年間ジャンパオロの元で素晴らしい戦いを見せた。今は残留をかけて戦うという厳しい時期だが、それもまた面白い目標だろう」と
チャボットの起用については
「チャボットの起用はこの中断中の練習の結果で決めた。恵まれた体格を生かしてヘッドも強いし成長している。
左利きで右側のCBという事で、本来のポジションでは無かったが頑張っていた。私は後方(DFライン)から細かくつないでいくサッカーに特に興味はない。
そういうサッカーは他チームに任せればよい。とにかくFWからDFまでをコンパクトに保って、前にボールを素早く運びその陣を獲得していくと。
左利きで右サイドのDFだと前への展開が少し難しいが、それはしなくて良いと言った。本来は私は後ろ向きのパスは嫌いだ。選手達には常に前を向いてプレーするように言っている」
とコメント。
勝てたなぁ。ラニエリも
「サンシーロで勝点1は満足しなければいけないのかもしれないが、私はアウェイでも常に勝利しか目指していない」
と言っていた。半歩前進だが・・・
次のホームでのブレッシャ戦が前半戦最後。この試合は間違いなく勝点3が要求される
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
18試合 4勝4分10敗 勝点16 得点14 失点27 得失点差-13 現在16位
次節:セリエA 第19節 2021年 1/12(日) 対Brescia@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)