3/14のホワイトデーに行われた試合
まぁ、ホワイトデーなんて日本の企業が儲けたいから作り出した日だろうから、イタリアにはそんな日は無いだろうが
Serie A 第27節 3/14(日) 12:30@レナト・ダッラーラ(ボローニャ) 主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)
ボローニャ 3-1サンプドリア
↑↑©Goal.comより
鬼門ボローニャでの17年ぶりの勝利はならず
吉田vs冨安の日本人対決は冨安に軍配が
[試合前情報]
プレビューの予想で、4-4-1-1で、しかもダムスガールをトップ下に使うところまでは当たったが、ケイタが出てこなかった
また、私も迷ったエクダルとA・シルヴァの起用はエクダルだった
その他は予想通り
カリアリ戦から1週間後の試合
まだコロナの問題は当然続いているが、幸いこの日もPCR検査の結果で新たな陽性者は出なかった
そこで怪我のトッレグロッサとコロナ陽性だったレティカ、出場停止のコリー、そして若手のロシャ、プレレッチの2人以外は招集されている
DFはコリーが出場停止なので、3試合ぶりに吉田さんがスタメン。相棒はフェラーリ。右ベレジンスキ、左アウジェッロは共に負傷が心配されていた。特にアウジェッロは勤続疲労も有り、前節は前半で交代。ついに我らがレジーニの出番が来るかと思ったが、歯を食いしばって出てきた
MFはカンドレーヴァを右、ヤンクトを左に。トルスビーがエクダルとダブルボランチ
そして今節は1トップ+トップ下、クアリアレッラ+ダムスガールのトップ下起用だった
元ボローニャはラミレスとガッビアディーニ
SAMPDORIA<4-4-1‐1> 監督クラウディオ・ラニエリ
クアリレッラ(cap)
ダムスガール(69分ラミレス)
ヤンクト(69分ガッビアディーニ)カンドレーヴァ
エクダル トルスビー
アウジェッロ ベレジンスキ
フェラーリ(72分レリス) 吉田
アウデーロ
ベンチ:GKラヴァーリア、アヴォガドリ DFレジーニ、トネッリ
MFA・シルヴァ、ヴェッレ、アスキルドセン FWケイタ・バルデ、ラ・グミーナ
イエロー:フェラーリ、ラミレス
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ボローニャはミハイロビッチ監督の4-2-3-1。
プレビューからは2人外れた
DFでは怪我で出られなそうだったスマロウが歯を食いしばって出場。また、怪我していた冨安とダイクスが戻ってきた。冨安は右SB
MFはスカウテンとスバンベリがダブルボランチ
トップ下に元サンプのソリアーノ。サイドハーフは左は個人的に出てきてほしくなかったムサ・バロウ。右はスコブ・オルセン
FWは💩ェノア臭が強いパラシオの1トップ。だいぶベテランだが健在だ
元サンプはデ・シルヴェストリ、ポーリ、ソリアーノ、ダ・コスタ、ミハイロビッチ監督とかなりいる。しかも全員かなりサンプにしっかり歴史を残してる面々だ
Bologna(4-2-3-1) 監督:シニサ・ミハイロヴィッチ
パラシオ(cap)(69分サンソーネ)
ムサ・バロウ ソリアーノ スコブ・オルセン(84分オルソリーニ)
スバンベリ スカウテン
(84分ポーリ) (69分ドミンゲス)
ダイクス 冨安(90分デ・シルヴェストリ)
スマロウ ダニーロ
スコルプスキ
ベンチ:ダ・コスタ、ヒッキー、エムバイエ、メデル、バッルドゥルソン、アントフ、ヴィニャート
イエロー:パラシコ、スコブ・オルセン
*備考:無観客試合;芝状態良好
★日曜12:30キックオフのランチタイムゲーム
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
Bologna 3-1 Sampdoria | Vital Three Points for Bologna! | Serie A TIM
Goals for Musa Barrow, Mattias Svanberg & Roberto Soriano cancelled ou...
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前半から押していた
いきなり開始4分、敵GKのパスミスからボールを奪取。トルスビーがGKと1対1を迎えてシュートを放つが、これはポスト、郵便でーす
さらにダムスガールの強烈なミドルなども有ったが押していて得点は獲れない
すると、一発目のチャンスでボローニャが先制
右サイドをパラシオが突破してクロス
⇒中央でベレのマークを外したムサ・バロウがヘッドで決めて先制 0-1
しかし、サンプもすぐさま追いつく
左サイドからのアウジェッロのクロスに、クアリアレッラが得意なアクロバティックなボレーを決めて同点!1-1
これで再び攻勢に出るかと思われたサンプだが、またも一瞬の隙から失点
中央からムサ・バロウのガチャガチャドリブルを止められずに、突破を許す⇒最後フリーのスバンベリ1-2
ロスタイムは0分。そのまま1‐2で前半終了
ボローニャは2本の枠内シュートで2得点
ポゼッションはサンプが55.3%:ボローニャが44.7%とサンプの方が押している感じだったが、非常に効率よくリードを許してしまった
サンプは前半からベレジンスキの気合が目立つ
目立たずに忘れられがちだが、決定的なシュートブロックを2本も見せるなど攻守に渡り貢献していた
後半の最初の決定機はサンプ
50分に右サイドの突破からクアリアレッラの落としがどフリーのヤンクトに
しかし、ボールはヤンクトの苦手な右足の方に流れてしまい、ヤンクトはシュートをミスる
”サンプのメッシ”ことヤンクトの右足は本気おもちゃ
点が取れないと相手に流れが行くのは世の中の常
これも一瞬の隙から中央を突破されて、スバンベリのラストパスからソリアーノの追加点1-3
元サンプのソリアーノはゴールを決めても喜ばず
サンプはラミレス、ガッビアディーニ、レリス?はプラスになってるかわからないが、攻め色を強くする
ケイタ・バルデが最終的に使われなかったけど、なんか問題があったのかな?
サンプ(後半27分~4‐4‐2)
クアリアレッラ ガッビアディーニ
カンドレーヴァ ラミレス
エクダル トルスビー
アウジェッロ レリス
吉田 ベレジンスキ
アウデーロ
レリスを右SBに入れて、ベレをCBにしたり、珍しくカンドレーヴァを左に移したり
しかし、逆にこの交代以後はサンプは良くなくなった気がする
それ以後はボローニャの方が決定的が多く・・・
スバンベリの決定的なシュートをベレジンスキがお尻でセーブする場面などあったが・・・
・後半もポゼッションはさらにサンプの方が上回り、最終的なポゼッションはサンプ56%:ボローニャ44%。最終シュート数はサンプ18本(枠内4):ボローニャ10本(枠内7)
・ラミレスがイエロー貰って次節出場停止
・試合で目を引いたのは、ボローニャに移ったヘビースモーカーで有名な元サンプやローマの名物SDサバティーニが、煙草からiQOSに変わってた事ぐらい
・日本人対決で注目を集めたこの試合だったが、その他にも様々な国の同胞対決がこの試合ではあった
日本 吉田vs冨安
ガンビア コリーvsムサ・バロウ
デンマーク スコブ・オルセンvsダムスガール
ポーランド ベレジンスキvsスコルプスキ
スウェーデン エクダルvsスバンベリ
セネガル ケイタ・バルデvsエムバイエ(2人とも出なかったけど)
なかなかマイナー国対決が多くて面白い。
この12人でチーム組んだら結構強いんじゃないかな?ちょうどポジションばらけてるしw
ケイタ・バルデ
ムサ・バロウ ダムスガール スコブ・オルセン
エクダル スバンベリ
ベレジンスキ 冨安
コリー 吉田
スコルプスキ
まぁでも普通のサンプの方が強いか。ムサ・バロウと冨安だけ欲しいな
<ラニエリ監督 試合後会見>
Bologna-Sampdoria, Ranieri: «Risultato bugiardo. A Irrati dico...»
L'analisi del tecnico blucerchiato al termine della sfida con i rossob...
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「この試合は引き分けが妥当な結果だったと思う尾。3点目を取られるまでは私の選手たちは本当に良い試合をした。彼らが後方からビルドアップしようとしていたのをさせなかったし。開始3,4分ではいきなりボールを奪ってシュートまで持って行ったが、ポストを叩いてしまった」
「2失点は共に、我々にとって不利なファールの判定から生れたものだったから残念だった。イッラーティはおかしい。後半は、前半は我々に対して吹いたようなファールを吹かなかった。私は真剣にこう思う。イッラーティはVARでは素晴らしい仕事をする。しかしもはや90分グラウンドでゲームを裁く能力は無い。リッツォーリやトレンタランジェは彼の経験を買って、そしてまだ90分一応走れるから彼を指名しているんだろうがやめた方が良い」
「マリーシアがまだまだ足りない。それは買えるものではない。代表クラスの選手でも、まだまだキレイにプレーしすぎている。時には一流選手も泥臭くプレーしたり、ずるがしこいプレーをしないと勝利には結びつかない。
「クアリアレッラは日頃から練習を欠かさず、試合中は走り、点を取る。素晴らしい模範になる選手だ。失点したら誰もが頭にきたり落ち込んだりする。しかし彼は常にポジティブでそこからすぐ立ちなおろうとする。私にとって理想的なキャプテンだ」
「私は今日の試合に満足はしていない。しかし選手たちの事は誇りに思っている。1‐3になっても最後の最後までゴールを狙いに行く姿勢を変えなかった。試合が終われば負ければ残念だったり、怒りだったり、悲しみだったり色々な感情でスタジアムを後にする事があるだろう。しかし、最後の最後まで全力を出し切ればとにかく胸を張って帰る事が出来る」
「我々はすぐに切り替えなければならない。日曜はホームでトリノ戦。今日の試合と同じように闘い、それにプラスほんの少しの幸運が有れば良い結果が生まれるだろう」
などとコメント
トリノ戦は1ヶ月以上勝星に見放されているサンプにとって重要な試合になる
💩ェノアはアンティチポで我らが同盟国のパルマに勝って、勝点1差まで迫ってきているからだ
トリノは降格圏内と勝点1しか離れていないので、必死に闘ってくるだろう
決して楽な試合ではない。ムッルーやリネッティなど良くサンプの事を知っている選手たちも揃っているし
この試合が終わったら代表ウィークで、2週間空く
幸い出場停止のラミレス以外は、怪我人もほぼ戻ってくる
このトリノ戦は全員が全力を出し切る事を望む
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:SERIE A 第28節 2021年 3/21(日) 対トリノ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
’20-’21 SERIE A
27試合 9勝5分13敗 勝点32 得点37 失点42 得失点差 -5 現在 11位