SERIE A 第31節 4/3(日) 15:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ) 主審:ジェルヴァゾーニ氏(Mantova出身)
サンプドリア 1-1 フィオレンティーナ(前半1-1)
- (前半24分) フィオレンティーナ[1] イリチッチ
- (前半39分) サンプ リッキー・アルヴァレス
前半取られた点を取り返し、なおも攻め立てる。しかしコレア退場により引き分け狙いに転換。とりあえず負けなくて良しとしなければならないのか・・・
[試合前情報]
さてサンプはもう固定されたモンテッラの3-4-1-2。代表勢は全員たいして出場して無いから疲れはそれほど無いであろうと思っていたが、ソリアーノはベンチスタート。けが人はパロンボとペレイラとカルボネーロ。モイサンデルも軽い怪我を負っている為ベンチスタート。注目されたクアリアレッラを支えるトップ下の2人は、リッキー・アルヴァレスとコレアのアルゼンチンコンビが先発。クルスティチッチがボランチで嬉しい今季初スタメン。ラノッキアを囲むDF陣2人はモイサン&シルヴェストレでは無くカッサーニとディアキテ。元ヴィオラのディアキテは凱旋スタメンとなった。その他の元ヴィオラ勢はヴィヴィアーノ、カッサーニ、デ・シルヴェストリと結構多い。ソリアーノ不在の為に、キャプテンはデ・シルヴェストリ
★日曜の普通のデイゲーム。アウェイクルヴァに駆け付けたドリアーニ
SAMPDORIA <3-4ー2ー1> 監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ
クアリアレッラ
コレア(■71分) アルヴァレス
(63分ソリアーノ)
ドド デ・シルヴェストリ(Cap)
(85分モイサンデル)
クルスティチッチ フェルナンド
(65分イヴァン)
カッサーニ ディアキテ
ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ DFシルヴェストレ、シュクリニアール
MFクリストドゥロプーロス、サーラ FWロドリゲス、ムリエル、カッサーノ
Fiorentina (4-2-3-1): Tatarusanu; Tomovic, G. Rodríguez, Astori, Alonso; T. Costa (25′ s.t. Blaszczykowski), Badelj (1′ s.t. Vecino); Tello, Ilicic, B. Valero; Babacar (17′ s.t. Zarate).
A disposizione: Lezzerini, Satalino, Pasqual, Kone, Roncaglia.
Allenatore: Paulo Sousa.
*
備考:退場:後半26分コレア;警告:前半42分Cassani,後半4分G. Rodríguez,8分Krsticic,13分Correa;シーズンチケット保有者数20.775人(1試合平均336.634 euro),有料入場者数8.028人(108.341 euro);芝状態良好
<あらすじ>
前半 10分 ボルハ・ヴァレロのサイドチェンジからマルコス・アロンソが左足ミドル。ゴールネットが揺れたように見えるが、左に外れたボールが看板に跳ね返ってゴールネットの裏から当たっただけ
17分 オーバーヘッド!デ・シルヴェストリの右からのクロスをクアリアレッラのオーバーヘッド。やや遠めだったが完璧に捉えたスーパーシュート。しかしGKタタルナスがパンチングで何とかCKに逃れる
前半24分 イリチッチGoal 0-1:
→ボルハ・ヴァレロとの綺麗なワンツーでペナ内に侵入したイリチッチ。GKと1対1になり、落ち着いて左足インサイドでゴール右に流し込む。イリチッチ12得点目、ボルハ・ヴァレロは7アシスト目・・・先制を許す
33分 左からのドドの良いクロス。中央でフリーのクアリアレッラがヘッドで合わせるが上に外れる。ボールがぴったり過ぎて、逆に助走がつけられなかった・・・
35分 ボルハ・ヴァレロのパスを受けたイリチッチ。ペナすぐ外から左足のミドル。わずかに外れる。去年、ガッビアディーニが去った時に代わり候補として名前が挙がっただけあり、プレースタイルがやや似ている。強烈な左足
前半39分 リッキー・アルヴァレスGoooooL!! 1-1:
→青天の霹靂!コレアがババカルとボールを奪い合ったこぼれ球を拾ったリッキー。左足に持ち替えて、突然ロングシュート。低くて強烈なボールは、25m以上は有ると思われる距離をものともせず左ポストの中を直撃してゴールイン。名手タタルサヌも届かない完璧なシュート!リッキーはうれしいサンプ初ゴール。そして貴重な同点弾!
41分 ティノ・コスタを後ろから倒したカッサーニにイエロー。次節出場停止■
ロスタイム0分。そのまま終了
前半は1-1。ポゼッションはフィオレンティーナ15分34秒:サンプ12分58秒。ただシュート数は4対4と互角で、枠内はサンプ2対ヴィオラ1とサンプの方が多い。内容的にも、ポゼッション志向のフィオレンティーナに対してある程度互角にボールを回して悪くなかった。特に一瞬の隙をつかれて先制されてしまったが、その後は大分押し込む。同点弾も、長時間ボールを渡さず攻め続けたのが最終的に実ったと言えよう。コレアはあまり良くなかったが、フェルナンドが左右のドド&デ・シルヴェストリにボールを散らしてそこにリッキーが絡む。クアリアは相変わらずスナイパーのように危険だった。あと、フィオレンティーナはハーフタイム中ピッチにスプリンクラーで水を撒いていた。バルサよろしく、ポゼッション志向でテクニカルな自チームに有利になるように、パススピードを速くする狙いだろう。ルイジ・フェラリスにはそんな設備は無いな・・・
後半1分 バデリに代わってヴェチーノ投入。打開を図る
3分 コレアを倒したG・ロドリゲスにイエロー■
5分 後半のオープニングシュートはクアリアレッラ。しかしGKがっちりキャッチ
7分 イリチッチの身体を抱えて止めたクルスティチッチにイエロー■
9分 スーパーセーブ!デ・シルヴェストリのペナ内でのヘッドクリアが小さく、そのボールをイリチッチがダイレクトで左足ボレー。強烈なミサイルが枠に飛ぶが、ヴィヴィアーノが何とか反応してパンチ
13分 ヴェチーノを倒したコレアにイエロー■
17分 ババカルに代わってサラテ投入
18分 リッキーに代わってソリアーノ投入。いきなりそのソリアーノにチャンスが来る
18分 チャンス!左からドドのクロスをファーで”ロロ”がヘッドで落とす。走りこんで来たソリアーノがダイレクトボレー。良い形、しかも良いシュートだったがDFアストーリが懸命のブロックで防ぐ
19分 ペナやや外でサラテが切り返しで一人外して左足シュート。ヴィヴィアーノがフィスティングでCKに逃れる
21分 クルスティチッチに代わってイヴァン投入。久々先発のクルスティチッチは足がつっていた
25分 ティノ・コスタに代わってブラスチコウスキ投入
26分 ドリブルを止められたコレアが、取られたイリチッチのユニを引っ張って止めようとして2枚目のイエロー→退場■■若い、若くて未熟すぎる!
29分 イリチッチの左足FK。壁の上を巻いて落とすもバー。こいつの左足は危険だ
38分 サラテの反転からの左足ミドル。ヴィヴィアーノがっちりキャッチ
39分 バー!!クアリアレッラの強烈なロング。ゴール右上隅に飛んだボールは、タタルサヌがわずかに触ったおかげでバー。決まってればスーパー逆転弾だったが・・・
40分 ドドに代わってモイサンデル。ドドも足攣った
44分 FKからのサインプレー。左サイドからイリチッチのインサイドでのパスをテージョがミドルシュート。このボールに決死のスライディングに行ったラノッキアがブロック。明和東スライディング部隊だ。そしてラノッキアも足攣る
ロスタイム5分
49分 オフサイド!マルコス・アロンソの強烈なミドルをヴィヴィアーノがパンチング。跳ね返りを決めるがこれは明らかにオフサイド
そのまま終了・・・
(ポイント)
・強豪相手と言う事、退場で1人少なくなった事、それを考えれば価値がある勝点1か
・内容的にも悪くない。ヴィオラ相手に少なくとも退場までは互角以上の戦い
・サンプが良いのかヴィオラが悪いのかは微妙
・ただコレアの退場は未熟すぎる。気持ちはわかるが、明らかにいらないファール
・次節はコレアとカッサーニが出場停止
・サンプのMVPはリッキーかGKヴィヴィアーノか
・リッキーは加入以来、チャンスはかなり作っていたがやっとゴール決めた。これで乗ってくれれば
・クルスティチッチの先発はどうかなぁ。イヴァンの方がまだ良い気がするけど
さて、一般的にセリエAの残留ラインの勝点の目安が40と言われている。過去数シーズンを見ても、だいたい勝点34とかのチームが18位で落ちている。ただ今年は18位のパレルモがすでに勝点28を上げているので、最低の最低でも勝点40は欲しい所だ。残り7試合の相手は
ウディネーゼ(H)、ミラン(H)、サッスオーロ(A)、ラツィオ(H)、パレルモ(A)、ジェノア(DERBY)、ユーヴェ(A)
正直一番勝つ確率が高そうなのが来週のホームでのウディネーゼ戦であろう。と言うか勝点3は必須だ。ウディネーゼとは勝点1差で負けており、直接残留争いのライバルでもあるので、なお重要だ。さすがにもうELとかは夢になってきたので、今の現実的な目標は勝点37で10位の宿敵ジェノアを抜く事では無いだろうか?
とりあえず、全員がこんな感じで一致団結する事。次節はカッサーノの力がまた必要になるだろう。
Foooorza Saaaamp!!
次節:セリエA第32節 2016年 4/10(日) 対ウディネーゼ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)=サマータイム始まりました~
’15-’16 SERIE A
31試合 8勝9分14敗 勝点33 得点 44 失点 49 得失点差 -5 現在16位
(ポイント)
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero57:
C'e' stato un momento che a Roma c'erano piu fidanzate mie che sampietorini.
格言57:
ローマでプレーしていた時代、一時俺の婚約者の数がサンピエトリーニ(サン・ピエトロ大聖堂の為に働く職人や庭師)の数より多かった時があった。
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