2024-25 Serie B 第29節 SAMPDORIA 1-1 Palermo 退場者出すも、何とか引き分け

2025-03-16 10:33:49 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
3月8日は”Festa della Donna"
=「国際女性デー」イタリアでは「ミモザの日」とも呼ばれ、女性への感謝と尊敬を示す日として親しまれています😊🌼

サンプもこの日の試合、まず女性のチケット代を5€に割引いて招待。またサンプのロゴのBaciccia(水兵)を女性に変えて背番号に使用。さらにこの背番号には4,665人の女性シーズンチケット所有者の名前が書かれています。このユニでパレルモ戦にのぞみました。

2024-25 Serie B 第29節 3/8(土) 17:15@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:ペレンゾーニ氏(Rovereto 出身)

サンプドリア 1-1 パレルモ
得点者:前半1分 コーダ⑦、40分 ポーヤンパロ
    後半 -

※サッスオーロ、Awayでバーリと難しい試合が続いて共に引き分け。そして
この日のパレルモも超難敵。冬に聖AuderoPohjanpaloなどを補強したパレルモは本気でA昇格に向けてギアをMAXに上げてきています。

サンプは
フェラーリが引き続き出場停止
トゥティーノ、ベッレーモ、イオアノウ、ロマニョーリ
GKギドッティ、ペリザン
が怪我で召集外となり、7人不在。

SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ 
     コーダ(58分シビッリ)

  ニアング   ウデン
       (58分アキンサンミーロ)■61分
ベルアット        デパオリ
(58分ヴェヌーティ)      (68分ベレジンスキ)     
 メウレンスティーン  リッチ

  ヴェロリ       クルト
 (84分リッチョ)
      アルターレ(c)

      クラーニョ
ベンチ:GK:チェッピ、キオッラ DF:-
    MF:ヴィエイラ、ジェペス、ベネデッティ FW:セクロフ、アビウーゾ
備考:
  • 退場:
    • 後半16分: アキンサンミロ(最後のディフェンダーとしてのファウル)
  • 警告(イエローカード):
    • 前半22分: デパオリ(反則行為)
    • 前半30分: ピエロッツィ(反則行為)
  • アディショナルタイム:
  前半: 2分/後半: 4分
  • 観客数:
    • シーズンチケット保持者: 19,405人(収益 195,258ユーロ)
    • 当日券購入者: 5,917人(収益 90,406ユーロ)
    • 遠くパレルモからも1000人以上のティフォージが詰めかけた
  • ピッチコンディション: 良好
Palermo (3-4-2-1): Audero; Baniya, Blin, Magnani; Pierozzi (35′ s.t. Segre), Gomes, Ranocchia, Di Francesco; Verre (28′ s.t. Le Douaron), Brunori; Pohjanpalo.
ベンチ: Desplanches, Sirigu, Lund, Insigne, Vasic, Henry, Diakite, Buttaro.
監督: Dionisi.
※元サンプはGKの「聖アウデーロ」と”10試合に1試合だけマラドーナ”ヴァレリオ・ヴェッレ。また元監督のディ・フランチェスコの息子もいます。
冬にパレルモに加入したポーヤンパロとサンプに加入したアルターレはつい最近まではチームメイト同士。それがCFとCBとしてバチバチに対決する事となり面白い

※ちなみに前回のパレルモ戦は第14節、11/24日に当たってます↓↓
       ラ・グミナ

ペドローラ  トゥティーノ アキンサンミーロ
(65分セクロフ)          (65分ベネデッティ)
 
  ベッレーモ  メウレンスティーン

イオアノウ          ヴェヌーティ(82分デパオリ)
    
   リッチョ ロマニョーリ(2分フェラーリ)
  
      シルヴェストリ

📓この試合はソッティル監督が今季初めて4バックを試した試合で、ペドローラが先発に復帰した試合でもありました。ロマニョーリが開始早々に重傷を負い、ここからシーズン絶望となり。
この日の先発で前回対戦と一緒なのはなんとメウレンスティーン1人だけ!
この日ベンチに入ったのが3人、怪我人4人、3人はすでに移籍してサンプから旅立っています。本当に全然違うチームですね(笑)

ちなみにパレルモの方も前回も今回もスタメンだったのはVerre,Ranocchia,Beniyaの3人だけでした

※それでは試合内容はこちらからどうぞ
↓↓

(トピックス😎 )
  • シュート数はサンプ14本(枠内5):パレルモ18本(枠内4)
  • ポゼッションはサンプ44%:パレルモ56%。前半はサンプの方が押していたと思いますが、やはり数的不利が響いてそこからスタッツは逆転した感じです
  • この試合、両チームのベンチ入り選手44人中28人がセリエA経験者という顔ぶれ。セリエBでお互いこの順位に留まっているのがおかしい、本来はセリエAの香りがするゲームなのですが・・・
  • サンプのセンプリチ監督は、コーダとニアングを同時起用するのは今回が初めて。フォーメーションも従来の 3-4-2-1 から 3-4-1-2 に変更。
    (もっとも、ニアングは2トップというより、少し下がり気味でかなりサイドに張る動きが目立っていましたが。)
  • 対戦相手のパレルモも 3-4-1-2 だったため、ミラーフォーメーションを意識した可能性があります。実際はニアングはきちんと守備をするのに対し、パレルモは2トップに加えてトップ下のヴェッレもあまり守備をしないので、その分ボール回しはサンプが上回れていた気がします。
  • サンプの先制点は開始1分。聖アウデーロのサンプ愛以外の何物でもない。八百長が疑われても仕方がないほどのミス。このゴールでコーダはセリエB通算134ゴール。シュテファン・シュヴォクの持つセリエB通算ゴール記録135にあと1と迫りました。
  • 前節一番輝いていたアキンサンミーロの痛恨のミス。58分に入ってわずか3分後に退場。まだ試合に入れていなかったのだろうが、ものすごく高くつくミスとなってしまった。若さを露呈ですな
  • パレルモでは中盤のゴメスがフィルターとして効いており、時には縦へのドリブルやゴールにも絡むプレーも披露。良い選手ですねー。ラノッキアはもちろんBでは規格外の選手で、パレルモも選手のメンツとしてはやはり相当強いですが
  • 元サンプ勢、アウデーロには大拍手ヴェッレには大ブーイングと明暗くっきり分かれました。
退場者を出して、3-5-1に変更。交代選手出し切った後半68分以降は
     
     ニアング

シビッリ      
  メウレンスティーン リッチ
 
ヴェヌーティ       ベレジンスキ(c)

 ヴェロリ(84分リッチョ)  クルト 
     アルターレ
 
     クラーニョ

こんなフォーメーションでした
サンプにとって、プレーオフ目指すとしたら引き分けでは不足。勝点3が必須だった試合。良い滑り出しを見せましたが、痛恨の退場者を出して引き分けに持ち込むのがやっとでした・・・他球場の結果、順位を落とすことにもなり、再びプレーアウト圏内に突入。
以下、世界最凶リーグBの順位です↓↓
  1. USサッスオーロ・カルチョ 66
  2. ACピサ 55
  3. ASDスペツィア・カルチョ54
  4. USクレモネーゼ 45
  5. USカタンザーロ 43
  6. ACチェゼーナ 41
  7. SSユーヴェ・スタビア 40
  8. USパレルモ 39
  9. FCバーリ39
  10. モデナFC 35
  11. ASチッタデッラ 34
  12. FCズュートティロール 33
  13. カッラレーゼ・カルチョ 32
  14. ACレッジャーナ31
  15. ブレシア・カルチョ 31
  16. UCサンプドリア 31
  17. マントヴァFC 30
  18. フロジノーネ・カルチョ 30
  19. USサレルニターナ 29
  20. コゼンツァ・カルチョ  25(勝点4減点)
自動昇格
昇格プレーオフ
降格プレーアウト
自動降格

前節と状況はほぼ変わらずですが、現在16位。プレーオフ圏内の8位までは勝点差8も変わらず。ただ降格プレーアウト16位に転落😅残り試合数はどんどん少なくなり、わずか9試合となっています

次節はAwayで同勝点に並ぶレッジャーナとの対戦。降格争いの直接対決となり、絶対に負けられない。センプリチ・サンプは守備の立て直しこそ成功している物の、得点の少なさも顕著でここまで引き分けばっかです。
2勝3敗8分け、11得点12失点。13試合で11得点と言うのはさすがに少なすぎますね。センプリチもそれは感じていて、いよいよコーダとニアング同時器用に踏み切ったのでしょうが、結果は実りませんでした。なんとかレッジャーナ戦は勝ちにこだわった采配を!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
29試合 6勝13分10敗 勝点31 得点32 失点39 得失点差 -7 16位

次節:セリエB 第30節 2025年 3/15(土) 対レッジャーナ@レッジョ・エミリア 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

2024-25 Serie B 第28節 Bari 1-1 SAMPDORIA 押してはいたが勝ちきれず

2025-03-03 20:38:45 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
サンプドリアとバーリの友情の歴史は古い
2006年4月1日から続くGemellaggio
ただ、その前から関係は良好だった
この日もGenovaから800km以上離れているBariに、アウェイクルバの収容人数を上回るティフォージが詰めかけた

2024-25 Serie B 第28節 3/2(日) 17:15@サン・ニコラ(バーリ) 主審:クレッツィーニ氏(Siena出身)
バーリ 1-1 サンプドリア
得点者:前半47分 ニアング②
    後半3分 マッジョーレ

※前節、首位で攻撃力MAXのサッスオーロを無失点に抑えたサンプ。この日は7位でプレーオフ圏内を伺っているバーリとの同盟国対戦。ちょっと前までセリエAの香りがした対戦ではあるが・・・
サンプは
シビッリ、リッチョ、フェラーリ(あと2試合)が出場停止
ベッレーモが新たに怪我で不在。Gkも結局ギドッティがまだ怪我で召集外となり、プリマヴェーラからチェッピ(背番号29)が初のベンチ入り
その他ケガ人不在はFWトゥティーノ、DFロマニョーリ、GKペリザン
元バーリはベネデッティ、そしてつい1ヶ月前までいたシビッリ

SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ 
     ニアング(82分コーダ)

   ウデン   アキンサンミーロ
 (88分アビウーゾ)
イオアノウ         デパオリ
(82分ベルアット)  
   リッチ  メウレンスティーン
                                      (82分ジェペス)
  ヴェロリ       クルト
(46分ベレジンスキ)
      アルターレ(c)

      クラーニョ
ベンチ:GK:チェッピ、キオッラ DF:ヴェヌーティ
    MF:ヴィエイラ、ベネデッティ FW:セクロフ
備考:
警告(イエローカード):
  • 前半17分:ヴェロリ
  • 前半18分:プチーノ
  • 後半10分:ベナリ
  • 後半18分:ベレジンスキ
  • 後半35分:ウデン
  • 観客数: 18,526人
  • ピッチコンディション: やや良好
Bari (4-3-2-1):
Radunovic; Favasuli, Pucino, Simic (28′ s.t. Tripaldelli), Dorval; Maita, Mantovani, Bellomo (1′ s.t. Lasagna); Maggiore (23′ s.t. Lella), Benali (33′ s.t. Maiello); Bonfanti (33′ s.t. Novakovich).

ベンチ: Pissardo, Marfella, Falletti, Pereiro, Saco, Favilli.
監督:モレノ・ロンゴ
※元サンプはいないが、得点決めたマッジョーレはかつてサンプが獲得狙っていた選手。ジェノヴァ出身だが、ユースからSpezia。

ちなみに前回のバーリ戦は第4節に当たってるので、だいぶ前。8月31日に遡る。
  トゥティーノ コーダ(80分セクロフ)
 
  ベッレーモ  ベネデッティ
        (58分アキンサンミーロ)
イオアノウ(58分バッレーカ)  デパオリ(58分ヴェヌーティ)
    
    メウレンスティーン(28分ヴェロリ)
  
 ヴリキッチ■14分  ベレジンスキ(c)
   
     ロマニョーリ
   
     ヴィスマーラ
📓ソッティル監督の初陣だった前回の対戦は、前半早々にDFヴリキッチ退場により数的不利になったものの何とか0-0で守り切った。

その時のスタメンから今回にいるスタメンは3人だけ。全然違うチームだ(笑)

※それでは試合内容はこちらからどうぞ
↓↓

(トピックス😎 )
  • この試合の前の木曜、デパオリとフェラーリの2人がチームメイトを夕食に招待。Sudtirol戦で2人とも退場になってチームに迷惑かけたお詫びという事で・・・
  • サンプは10月20日、第9節のCesena戦以来アウェイでの白星無し。その記録はいまだ破れず・・・
  • シュート数はバーリ5(枠内2):サンプ20(枠内3)と圧倒。ポゼッションもバーリ42%:サンプ58%。試合内容ではサンプが押していた。特に前半は3個ぐらい決定機を作り出す。しかし決めきれず大してピンチは無かったが、突然のCKからの失点。もったいない試合だった
  • ウデンは段々コンディションが上がってきたのか、2トップ下の右じゃなくて左の方がやりやすいのか。とにかくこの日は良かった
  • 一番輝いていたのはアキンサンミーロニアングとのホットラインが開通しており、得点もそうだがそれ以外も3本ぐらい惜しいパスを供給
交代選手出し切った後半最後は
     コーダ
 アビウーゾ  アキンサンミーロ
 
ベルアット       デパオリ
  
   リッチ   ジェペス

  クルト    ベレジンスキ(c)
     アルターレ
 
     クラーニョ
こんなフォーメーションでした
サンプにとって、プレーオフ目指すとしたら引き分けでは不足。勝点3が必須だった試合。もちろんプレーアウト圏内でもあり、勝点1も十分貴重なのですが、今季の昇格に関しては正直どんどん厳しくなってきていると言わざるを得ないでしょう。以下、世界最凶リーグBの順位です↓↓


前節と全く状況は変わらず現在15位。プレーオフ圏内の8位までは勝点差8。ただ降格プレーアウト16位との差は0😅ただただ1試合だけ消費されて、残り試合数が早くも10試合となった。

次節はHomeで8位パレルモとの対戦。この冬、A昇格に向けてかなりの補強をした強敵だ。そして聖アウデーロと対決する事となる
しかし、ここで勝点3取れないともはや残留争いだけになってしまうだろう・・・
Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
28試合 6勝12分10敗 勝点30 得点31 失点38 得失点差 -7 15位


次節:セリエB 第29節 2025年 3/8(土) 対パレルモ@ジェノヴァ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜1:15)

保存版 サンプドリア '24-'25 完全選手名鑑 新加入選手特集!! no.2

2025-03-02 15:07:31 | 保存版 サンプ名鑑

夏のメルカートが終了した時に、2024-25シーズン選手名鑑と言う事で更新しようと思っていたのですが、気が付いたら冬のメルカートが終わってました(笑)

そこで、その時にちょっと貯めていたネタも含めて、冬のメルカートと合計すると全26選手となる新加入選手を一気に紹介したいと思います!ちなみにもういなくなった選手もいます(^^;レンタルも多くて、今季限りでサンプを去る選手も多数いると思います。他クラブのファンの方も「来季自クラブに来た選手がこんな選手だったんだ」と言う感じで、セリエBのあまり知られていない選手発掘と言う意味で参考になるかもしれません!?

前号お伝えした通り、
2024年7月からで
監督 3人
GK 7人
放出総勢 26人
加入総勢 26人

(延べですが)これだけの人数の移り変わりが、わずかこの半年間でありました。かなり昔の感じがする選手もいますしもうすでにいなくなった選手もいますが、一応なんとなく加入した順に追いかけてみましょう!
題名と寸評はあくまで私の個人的な偏見でw

’24-’25 メルカート サンプ新加入選手紹介!

①「B専用ストライカー」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

9 Massimo Coda マッシモ・コーダ

  • 生年月日/年齢: 1988/11/10 (36)
  • 出生地:  Cava de' Tirreni
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 昨季:35試合16ゴール(Cremonese=B)

 13個のクラブを渡り歩いてきた流浪のストライカー。主にセリエBを主戦場として、シュテファン・シュヴォクが持つセリエB通算ゴール135点と言う記録まであと2と迫っている。昨年はクレモネーゼでA昇格プレーオフまで進んだが、涙の敗退。今季は保有元だった💩ェノアから完全移籍で加入。セリエA昇格請負人として9番を託された今季。滑り出しは順調だったが、やや失速気味で25節時点で23試合6ゴール

②「サイドの守備職人」

 
↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
18 Lorenzo Venuti ロレンツォ・ヴェヌーティ
  • 生年月日/年齢: 1995/04/12 (29)
  • 出生地:  Montevarchi
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,79 m
  • ポジション: 右サイドバック
  • 代理人: Team Raiola
  • 昨季:14試合1ゴール(Lecce=A)
  • 元代表: イタリアU21 出場/得点: 1 / 0

フィオレンティーナユース出身でトップチームでも少し活躍したが、活躍しきれなかった。地味で堅実な右SB。セリエA通算129試合、Bも100試合以上と実績は十分。昨季はジャンパオロ監督のレッチェでプレー。サンプでは3-5-2の左右WBや場合によっては3バックの右CB、そして4バックの右SBとかなりユーティリティに起用されている。25節時点で23試合出場2ゴール1アシストと、まぁまぁ彼にかけていた期待通りか

③「ロマニョーリMarkⅡ」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 6 Simone Romagnoli シモーネ・ロマニョーリ

  • 生年月日/年齢: 1990/02/09 (35)
  • 出生地:  Cremona
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,93 m
  • ポジション: センターバック
  • 昨季:33試合1ゴール(Frosinone=A)
  • 元代表: イタリアU21 出場/得点: 6 / 0

 昔サンプで活躍してイタリア代表にまで上り詰めた左利きのCBロマニョーリがいたが、こっちのロマニョーリは右利きで193㎝と巨漢なCB。さすがにベテランでスピードは無いが、経験でフィジカルでDF陣に安定感をもたらす事が期待された。昨季はAのフロジノーネでキャプテンとして33試合もプレーしていたので。サンプではその他に優秀なDFがいなかったので苦労しているのと、11試合出場時点で重症を負って、残念ながら今季はもうほぼ絶望

④「アキサミヨー・イーグルス」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 15 Ebenezer Akinsanmiro エベネツェール・アキンサンミロ
  • 生年月日/年齢: 2004/11/25 (20)
  • 国籍:  Nigeria
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: セントラルミッドフィールダー
  • 昨季:1試合0ゴール(Inter=A)
インテル・プリマヴェーラ期待の若手。買戻しオプション付き買取オプション レンタルで今季サンプに加入。サンプとしては昨季の後半戦活躍したダルボエと同じようなイメージで獲得したと思われるが。確かにタイプも似ているが、ダルボエより攻撃色が強く、ドリブルに長けてる感じ。まだまだセリエBではフィジカル的に線が細いが、20歳としては十分に渡り合っており将来が楽しみな選手

⑤「頼れるオランダ人」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 17 Melle Meulensteen メッレ・メウレンスティーン
  • 生年月日/年齢: 1999/07/04 (25)
  • 出生地:  Boxmeer
  • 国籍:  Netherlands
  • 身長: 1,88 m
  • ポジション: 守備的ミッドフィールダー
  • 昨季:27試合1ゴール(Fitesse=オランダリーグ1部)

エールディビジ139試合7ゴールの実績を引き下げてイタリアにやってきたオランダ人。恵まれた体格を生かして、元々センターバック出身のいわゆる守備的MF。もちろんヘディングが強く、体格の割に足元も柔らかくフィードも正確。今季のサンプの助っ人外国人の中ではひょっとしたら一番の補強かもしれない。9節のチェゼーナ戦で嬉しいセリエB初ゴールを含むドッピエッタ

⑥「目指せグバルディオル」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 31 Stipe Vulikic スタイプ・ヴリキッチ
  • 生年月日/年齢: 2001/01/23 (24)
  • 出生地:  Split
  • 国籍:  Croatia
  • 身長: 1,93 m
  • ポジション: センターバック
  • 昨季:28試合0ゴール(Perugia=C)
  • 代表:元クロアチアU20 出場/得点: 1 / 0

長身のクロアチア人CB。昨季はセリエCのペルージャ(かつて中田も所属した)でセリエB昇格プレーオフまでレギュラーで1シーズンプレーした。サンプでも前半戦でカンピオナート12試合・コパイタリア3試合に出場したが、怪我人が多かった為に出場機会に恵まれた感は否めずまだまだ実力不足。冬のメルカートでCB2人補強された事も有り、早くもレンタルで同じBのモデナに放出された

⑦「コモから来た公務員」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 7 Alessandro Bellemo アレッサンドロ・ベッレーモ
  • 生年月日/年齢: 1995/08/07 (29)
  • 出生地:  Chioggia
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: セントラルミッドフィールダー
  • 昨季:36試合3ゴール(Como=B)

聖アウデーロと1対3トレード交換の形で、昨季B→Aに昇格を果たしたコモからイオアノウ、GKギドッティと共にサンプにやってきた。昨季昇格したチームのキャプテンを務め、コモでは5年間バリバリのレギュラーだったので彼にかかる期待は大きかった。ただ、蓋を開けてみれば全てのパラメーターが7.5と言う感じの総合型MFで、逆に言うと突出した特徴が無い為にここまで今一サンプティフォージに受け入れられていない。悪い選手では無いが年齢も結構いってるので、結構正念場だ。25節時点で20試合出場1ゴール2アシスト

⑧「ギド戦士」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 22 Simone Ghidotti シモーネ・ギドッティ
  • 生年月日/年齢: 2000/03/19 (24)
  • 出生地:  Brescia
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,93 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 元代表: イタリアU20 出場/得点: 2 / 0
  • 昨季:38試合29失点(Avellino=C)
聖アウデーロと1対3トレード交換の形でコモからDFイオアノウ、MFベッレーモと共にサンプにやってきた。ただし昨季はコモではなくレンタル先のアヴェッリーノで1年間正GKとしてプレー。昇格プレーオフまでフルで守った。移籍当初は控えGKでの獲得と思われていたが、ヴィスマーラ、シルヴェストリ共に振るわなかった為に意外と1番手に。ただしレギュラーで出始めた途端に怪我するという事が2度あり、結果ここまで9試合8失点の成績しかまだ残していない。そして彼の怪我のせいでサンプは余計にGKを獲得せざるを得なかったという事が夏・冬2度もあった。冬メルカートの最後に実力派のクラーニョが加入し、正GKの座は熾烈になってしまった

⑨「キプロスの重戦車」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 44 Nicolas Ioannou ニコラス・イオアノウ
  • 生年月日/年齢: 1995/11/10 (29)
  • 出生地:  Limassol
  • 国籍:  Cyprus
  • 身長: 1,83 m
  • ポジション: 左サイドバック
  • 代理人: CAA Stellar
  • 現代表: キプロス 出場/得点: 51 / 2
  • 昨季:25試合3ゴール(Como=B)

聖アウデーロと1対3トレード交換の形でコモからGKギドッティ、MFベッレーモと共にサンプにやってきた。左サイドのスペシャリストで、重戦車のような突破を見せる。ギリシャリーグからイタリアにやってきて、コモでは3年間レギュラーとしてプレーした。開幕当初はかなり活躍して、コモからの3人での中では彼の獲得が一番だったと思われた。しかしややプレーが荒すぎるのが欠点で、退場含めてカードを貰う事も多い。その影響も有ってかシーズン中盤からちょっと元気が無くなってきた。ちょうどその頃、冬のメルカートで同ポジションのベルアットが加入してポジションを獲られかけている。ただ、このままあっさり終わるほど実力が無いわけでは無い。珍しいキプロス代表で、そこではさすがに主軸ですでに51試合の代表キャップを誇る。

⑩「シン・サンプの10番?」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 10 Gennaro Tutino ジェンナーロ・トゥティーノ
  • 生年月日/年齢: 1996/08/20 (28)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,77 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 元代表: イタリアU18 出場/得点: 6 / 0
  • 昨季:35試合20ゴール(Cosenza=B)

夏のメルカートでは彼への期待が一番大きかった。昨季セリエB2位の20得点を引っ提げて凱旋したトゥティーノ。まるでマラドーナがやってきたかのように、サンプファンはジェノヴァの空港に押し掛けて彼を歓迎した。背番号10も当然のように与えられて、9番コーダとのコンビにティフォージはマンチョ&ヴィアッリフラーキ&バッツァーニの再来を夢見た。滑り出しは2人とも悪くは無かったが、その期待の大きさに比べるとかなり物足りない。ちょっとファールじゃなくても倒れすぎるキライがある。その実力に懐疑的な声が増えてきた時期に右足首骨折の重傷を負う。今季復帰できるかは微妙な感じで、21試合5得点で終わってしまうのか??センプリチ新体制、そしてシビッリやウデンとはまだやっていないので、復活を見てみたいが・・・

⑪「ひ弱なミランテ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 1 Paolo Vismara パオロ・ヴィスマーラ
  • 生年月日/年齢: 2003/03/28 (21)
  • 出生地:  Seriate
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,95 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 代表選手: イタリアU20 出場/得点: 1 / 0
  • 昨季:36試合36失点(Atalanta U-23=C)

サンプは昨季、若手有望株のスタンコビッチJr.を正GKに抜擢して成功したが引き留める事は出来なかったので、2匹目のドジョウを狙ったのだろう。しかし彼も同じ21歳だったがスタンコJrほどは頼りにならなかった。イケメン具合と線の細さが昔サンプにもいたミランテに似てる気がする。まだ21歳なので、もしかしたら今後化ける可能性はあるかもしれないが、少なくとも今のサンプの正GKにはふさわしくない。どうも不安な感じが滲み出ていて、「もってなさ」が出てしまっていた。冬のメルカートですでに見切られて半年でアタランタに帰っていった。アタランタでは改めてU-23のGKとしてセリエCで出場し始めた。サンプではリーグ戦10試合15失点。

⑫「頼れる天パ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

72 Davide Veroli ダヴィデ・ヴェロリ

  • 生年月日/年齢: 2003/01/29 (22)
  • 出生地:  Ancona
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,88 m
  • ポジション: センターバック/左SB
  • 代表選手: イタリアU21 出場/得点: 4 / 0
  • 昨季:28試合0ゴール(Catanzaro=B)

カリアリから条件付き買取義務レンタルで加入。左利きで機動力も有るのでCBと左SBをこなすが、昨季はレンタル先のカタンザーロで左SBとしてプレー。昇格プレーオフまで戦った。サンプでは主に3バックの左CBでプレーしているが、若手のCB陣の中では一番良いと思うのだが、怪我が多くてまだここまでわずか9試合1得点の成績。ただ、まだ若いし彼は買い取って育てるに値する選手だと思うが。現在もイタリアU-21代表でもある。

⑬「ピヨピヨ・リッチョ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 5 Alessandro Pio Riccio アレッサンドロ・ピオ・リッチョ
  • 生年月日/年齢: 2002/02/06 (23)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,87 m
  • ポジション: センターバック
  • 元代表選手: イタリアU20 出場/得点: 6 / 0
  • 昨季:24試合0ゴール(Modena=B)

ユーヴェ下部組織で育った選手。セクロフと共に加入したが彼は完全移籍。昨季はレンタル先のモデナで初めてセリエBを戦った。身体能力やテクニックはそこそこあるDFだが、ユーヴェ出身らしくなくDFセンスや戦術脳が乏しい。そのあたりがユーヴェに見限られた原因か。今のところ3監督から共にそこそこ出番を貰っているが、他にCBがいない影響も大きい。彼の責任での失点も結構有るので、今ヴェロリより序列が上っぽいのがヴェロリの怪我の影響でなければ納得がいかない。彼の問題はメンタルが大きいので、センプリチによって意識改革が進んで化ければ良いのだが

⑭「北マケドニアのクトゥゾフ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 84 Nikola Sekulov ニコラ・セクロフ
  • 生年月日/年齢: 2002/02/18 (23)
  • 出生地:  Piacenza
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,85 m
  • ポジション: 攻撃的ミッドフィールダー/WG
  • 代理人: GG11
  • 元代表: イタリアU20 出場/得点: 8 / 1
  • 昨季:17試合6ゴール(Juve Next Gen.=C)

北マケドニア人両親だがイタリア・ピアチェンツァ生まれ。リッチョと共にユーヴェ下部組織からの移籍。彼はとりあえず2年レンタル。この2人はやはりピルロ当時監督がいた影響が大きかったのだろう。昨季はレンタル先のクレモネーゼ(B)では出番がほぼ無く、ユーヴェNextに戻ってセリエCでは結構活躍してプレーオフでも6試合3ゴール。縦へのスピードで輝いてきた選手なので、コンパクトで屈強なDF陣を誇るセリエBでは壁にぶち当たっている。今のサンプの戦術ではなかなか彼は生きないし、彼自身もプレーの幅を広げて成長しないと厳しい。今までのところほとんど途中出場で15試合のごっつぁんゴールが1得点

⑮「イル・ガット」(=ザ・猫)


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 33 Marco Silvestri マルコ・シルヴェストリ
  • 生年月日/年齢: 1991/03/02 (33)
  • 出生地:  Castelnovo né Monti
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,91 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 代理人: Team Raiola
  • 元代表: イタリア 出場/得点: 0 / 0
  • 昨季:17試合28失点(Udinese=A)

夏の移籍最終日に、急遽監督になったソッティルが引き連れてくる形で電撃加入。意外な移籍で一気に今季のサンプの正GKは落ち着いたかに思われた。滑り出しは上々で、コパイタリアのDERBYではPK戦での勝利に貢献してヒーローとなった。しかし途中から怪しくなる。セリエAの経験も豊富なGKだが、昨季レギュラーとしてプレーしていなかった試合勘の無さが、年齢による老いで取り戻せなかったのか…チェゼーナ戦で集中を欠く形で3失点を喫すると、レギュラーを外される。そこから再び信頼を取り戻すには至らなかった。センプリチ新監督就任と共に構想外となり、わずか半年でエンポリに移籍していった。エンポリではとりあえず2試合出場し始めたが、0-3・0-5といきなり8失点で連敗しており、今後どうなるのだろう?サンプでは最終的に7試合12失点だった。性格は良かったけどなぁ・・・

⑯「未来のストライカー」


↑↑©alfredopedulla.com
 34 Simone Leonardi シモーネ・レオナルディ
  • 生年月日/年齢: 2005/07/18 (19)
  • 出生地:  Catania
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,82 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 元代表: イタリアU17 出場/得点: 2 / 0
  • 昨季:24試合7ゴール(Sampdoria Primavera)
彼は新加入では無いが、サンプ・プリマヴェーラからの昇格選手。昨季からサンプ・プリマの背番号10番。サンプFW陣が故障者続出で11/25のパレルモ戦でトップデビュー。続くカタンザーロ戦でいきなり途中出場からうれしいセリエB初ゴールを決めると、その後ユニ脱ぎパフォでセリエB初のイエローカードも記録した。その後ケガ人が戻ってきた事で、ベンチ入りはするが出番は少なかったのでもったいないと心配していたが、無事冬のメルカートでレンタルに出された。レンタル先のリミニ(セリエC)は、すでにサンプからがマラグリダとF・コンティがプレーしており良好な関係を築いているクラブだ。背番号7と期待もされているし、出場機会をたくさんもらえる事を祈る。タイプ的には生粋のCFと言うよりはテクニックやスピードに長けたタイプ。あまりサンププリマから最終的に羽ばたいたFWはいないが、貴重なプロスペクト選手として期待したい。結局今季のサンプでは5試合1ゴール

↑↑ここまでが夏のメルカートで加入した選手 その内3人がすでに放出された

↓↓ここからが冬のメルカートで加入した選手

①「実はベルアット2世」


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 21 Pietro Beruatto ピエトロ・ベルアット 
  • 生年月日/年齢: 1998/12/21 (26)
  • 出生地:  Trieste
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,85 m
  • ポジション: 左サイドバック
  • 代理人: GR Sports
  • 元代表: イタリアU21 出場/得点: 0 / 0
  • 昨季:30試1点(Pisa=B)
プリマヴェーラからずっとJuveが保有。ピサにレンタル3季レギュラーでプレーも遂に完全放出。そこからレギュラー左SBを務めていたが、今季は私も注目している新星Angoriにレギュラー奪われはじめ…そこに目を付けたサンプが獲得。イオアノウとポジションを争っているが、お互い一長一短で良い勝負。フィジカルと推進力はIoannou、テクニックと戦術理解度はBeruattoと言った感じか。ちなみに父パオロ・ベルアットはサッカー選手で、なんとサンプの下部組織の監督も務めた事がある。妹グレタは2020年のミス・イタリアのファイナリストであり、兄のアンドレアは俳優である芸能一家。
今季はピサで16試合、サンプでもすでに6試合出場している。買い取りオプション付きレンタル
 ②「見るからにセンバ」


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 2 Marco Curtoマルコ・クルト  
  • 生年月日/年齢: 1999/01/05 (26)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,91 m
  • ポジション: センターバック
  • 元代表: イタリアU16 出場/得点: 1 / 0
  • 昨季:25試0点(Como=B)
ミラン・プリマヴェーラ→エンポリ・プリマヴェーラ。Südtirolの躍進に貢献後、昨季はコモのA昇格で活躍した。今季はCesenaにレンタル出されてた所をサンプが獲得。大柄なCBでヘッドは強みだが、意外と持ち上がりもしっかりしている。今季はチェゼーナで12試合2ゴール。サンプでもすでにレギュラーっぽく、4試合出場している。買い取りオプション付きレンタル

③「フランス版ガストン・ラミレス」

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 20 Rèmi Oudinレミ・ウデン  
  • 生年月日/年齢: 1996/11/18 (28)
  • 出生地:  Châlons-en-Champagn...
  • 国籍:  France
  • 身長: 1,86 m
  • ポジション: 攻撃的ミッドフィールダー/FW
  • 昨季:31試3点(Lecce=A)
レッチェのトップ下として2季活躍したレフティ。強烈な左足ミドルをセリエAでも何本か決めている。今季はジャンパオロ就任と若手台頭により出番激減。カテゴリー下げてでも再起を期する。WGやインサイドMFなどプレーできるポジションは幅広い 。今季はレッチェではほぼ途中から出11試合。サンプでは3-4-2-1の2としてすでに5試合出場している。まだ本調子では無さそうだが、徐々に質は上がってきている。フランス人で、日本語読み表記だと「ウダン」になっているところが多いと思うが、現地のアナウンサーなどの発音を聞いていると一番近いのが「ウデン」だったので、私は「ウデン」で行こうと思う。買い取りオプション付きレンタル

④「セネガルの黒豹」


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 19 M‘Baye Niang ムバイエ・ニアング  
  • 生年月日/年齢: 1994/12/19 (30)
  • 出生地:  Meulan
  • 国籍:  Senegal
  • 身長: 1,88 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 元代表: セネガル 出場/得点: 15 / 4
  • 昨季:14試6点(Empoli=A)
18歳時にミランで鮮烈デビューした彼も早30歳。昨季はエンポリ最終戦でA残留に導いた劇的ゴールの記憶は新しいが。セリエBの選手としては実績は十二分で、セリエA通算121試合23ゴール、リーグ・アン165試合40ゴールを決めている。フィジカルは強いし若い頃は早かったがゴール数はそこまででも無い印象。実際サンプに来てみても印象はそれほど変わらないが、フィジカルは十分強くて、思っていたよりチームプレーに徹しており1トップでポスト役としてもかなり効いている。スピードはさすがにそこまで無くなっているが、その辺がコーダより買われて即レギュラーになった要因であろう。今季はモロッコリーグのBotola Pro Inwiで8試合2ゴール。契約解除してからサンプがフリーで獲得して、すでに6試合出場1ゴール。サンプとしては夏のメルカートでもかなり獲得噂されていたので、遅れての獲得となった。2025年6月30日までの契約だが、活躍すれば延長交渉となるだろう

⑤「シン・守備司令官」

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 26 Giorgio Altare ジョルジョ・アルターレ 
  • 生年月日/年齢: 1998/08/09 (26)
  • 出生地:  Bergamo
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,90 m
  • ポジション: センターバック
  • 昨季:32試4点(Venezia=B)
ミラン・プリマヴェーラ出身の巨漢CB。見た目通りヘッドは強い。同じく新加入のCurtoとミランプリマ時代3季一緒にプレー。昨季はヴェネツィアA昇格に大貢献。Serie Aでもカリアリとヴェネツィアで2季活躍している。今季はヴェネツィアで12試合、サンプ加入時は軽傷を負っていたのでデビューは遅れたが、なんと出場3試合目にしていきなりキャプテンマークを巻くと言う偉業を成し遂げた。これはサンプ史上でのレコードらしい。条件付き買取義務レンタルだが、昇格しないでも是非獲得して欲しい。

⑥「ペリさん」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 13 Samuele Perisanサムエレ・ペリサン  
  • 生年月日/年齢: 1997/08/21 (27)
  • 出生地:  San Vito al ...
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,92 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 元代表: イタリアU20 出場/得点: 2 / 0
  • 昨季:1試2失点(Empoli=A)
今季正GK候補で加入したシルヴェストリが駄目で、彼と交換の形でこの冬に加入。DSアッカルディはEmpoli時代から旧知の中で、元々彼がエンポリに連れてきた選手。昨季もわずあ1試合、今季も1試合も出場が無い選手だったが信頼は厚かった。サンプに加入した途端にGhidottiが怪我して、即デビューしたところまでは良かったが、彼もその試合で怪我してしまった。意外と重症で、今夏までのレンタルなのでもしかしたらこの58分の出場だけでサンプでの冒険は終わってしまうかもしれない・・・

⑦「スラムのベッカム」

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 33 Giuseppe Sibilli ジュゼッペ・シビッリ  
  • 生年月日/年齢: 1996/08/07 (28)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,80 m
  • ポジション: 攻撃的ミッドフィールダー
  • 昨季:35試11点(Bari=B)
Bariの1年半で58試13点と大活躍したが、今季はGaston Pereiroの加入で先発機会が減少。ただ、それでも今季も19試合1ゴール3アシストの成績を残しており、良く出してくれたなと言う感じ。トップ下メインでWGでもプレー。右足の強烈ミドルで多くの鮮烈ゴールを決めている。サンプではウデンと共に3-4-2-1の2としてプレーしており、すでに4試合1ゴール1アシスト。買い取りオプション付きレンタル

⑧「復活期する蜘蛛男」


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 94 Alessio Cragnoアレッシオ・クラーニョ  
  • 生年月日/年齢: 1994/06/28 (30)
  • 出生地:  Fiesole
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 元代表: イタリア 出場/失点: 2 / 0
  • 昨季:3試7失点(Sassuolo=A)
代表でも第3GKを務めてた実力派。素晴らしい活躍でベネヴェントを史上初のセリエA昇格に導びき、その後カリアリで4シーズン連続の残留を達成。2018-19シーズンには、セリエA最優秀ゴールキーパーとしてApport賞を受賞し、Who Scoredの評価でヨーロッパ五大リーグの中で最高平均評価のゴールキーパーとなっている。2020年の年間では、ヨーロッパ五大リーグで最多セーブ数を記録。イタリア代表でも第3GKをMeretと争いしばしば選出されて、2試合出場もしている。ただし一昨年からちょっとおかしくなり、移籍したモンツァとサッスオーロではディ・グレゴリオやコンシーリにポジションを奪われて、出場機会は激減。肩と言うGKにとって重要な部位を怪我してしまった影響も大きかったが・・・そんな彼をサンプドリアが獲得。
再び万全な状態でプレーする姿を見てみたい。そうすればついに今季のGK問題は解決するでしょう。「今までのはなんだったんだ?最初からクラーニョ獲得しとけば良かったじゃん!!」と言う結果を期待。滑り出しは上々で3試合2失点。完全移籍だが、とりあえず今夏までの契約

⑨「7人目の男」


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 77 Niccolò Chiorraニッコロ・キオッラ  
  • 生年月日/年齢: 2001/03/16 (23)
  • 出生地:  Bagno a Ripoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,87 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 昨季:36試41失点(Taranto=C)
冬の移籍最終日にRavagliaと交換で加入。度重なるGKの怪我とVismara帰還の為の緊急補強。彼も元々TDアッカルディがエンポリ時代に獲得した選手。GKが2人怪我している現状なので貴重な第2GKとなっているが、全員怪我から戻ってきたら第4GKとなってしまうのか?ただ、構想外だったRavagliaと交換で獲得できたことは良かったし、彼も性格は良さそう。とりあえず今夏までのレンタル

⑩「マッスル・ベビーフェイス」

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 90 Fabio Abiusoファビオ・アビウーゾ   
  • 生年月日/年齢: 2003/02/02 (22)
  • 出生地:  Sassuolo
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,85 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 代表選手: イタリアU20 出場/得点: 1 / 0
  • 昨季:23試5点(Modena=B)
Interユースでキヴ監督に薫陶を受けた将来性豊かなセンターFWを期限最終日に獲得。モデナのほぼ地元出身のプロスペクトで、彼の移籍を残念がるティフォージは多数。今季はモデナで16試合2ゴール1アシスト。今のサンプは1トップで、ニアングとコーダがいてさらに怪我しているトゥティーノまでいるので、なかなか出場機会を得るのは容易ではない。わずかな出場でフィジカルの強さは垣間見え、かつて若かりしペターニャがサンプにいた時を思い出す。彼もまだ20歳ぐらいだったがフィジカルはすでにかなり強かったが、さすがに出場機会があまりなくサンプでは活躍できなかった。買い取りオプション付きレンタルなので、OP行使して育てる未来も一応見える。


さて、ちょっとは参考になったでしょうか!?

しかしこうやってみるとすでにサンプからいなくなった選手を除いても、今季サンプに加入した選手が22人もいる!これだけでもう1チーム。という事はサンプ2年目以降は誰がいるんだ??と見てみると・・・

  • DF フェラーリ
  • DF デパオリ
  • DF ベレジンスキ
  • MF ジェペス
  • MF ベネデッティ
  • MF ヴィエイラ
  • MF リッチ
  • (FW ボリーニ)←もう構想外
実質7人しかいない。
先日のサッスオーロ戦のスタメンを見ると唯一リッチがサンプ2年目。 4人が1年目、その他6人はわずかここ1ヶ月ちょいのこの冬からの加入と言う現状が起きている。そりゃーサンプ歴3試合目のアルターレがキャプテンマークを巻くと言う現状も納得ですね。
この中から来季もサンプに何人の選手がいるのでしょうか・・・

さて、今晩は同盟国のバーリとの対戦。せっかく前節の最強サッスオーロ戦で引き分けた結果を、順位アップにつなげる為には、難しいアウェイだが是非勝点3が欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
27試合 6勝11分10敗 勝点29 得点30 失点37 得失点差 -7 15位


次節:セリエB 第28節 2025年 3/2(日) 対バーリ@バーリ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜1:15)


2024-25 Serie B 第27節 SAMPDORIA 0-0 Sassuolo 貴重なスコアレスドロー!!

2025-02-26 09:21:01 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
先日行われた”サンレモ音楽祭2025”で見事優勝を果たしたOLLY
この試合には、生粋のサンプドリアファンである彼をマラッシに招待して行われた。優勝したて、まさにいま最もHOTな彼の曲がルイジ・フェラリスに流れると観客は大盛り上がり!
2024-25 Serie B 第27節 2/21(金) 20:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:パイレット氏(Nichelino出身) 

前節2人退場者を出してSudtirolに負けたサンプ
そのFerrari(暴言も重なって3試合)とDe Paoliが出場停止となり、センプリチはスタメンを4人入れ替えて臨んできた

そんな中行われた試合は…
サンプドリア 0-0 サッスオーロ 
得点者:-

SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ 
     ニアング(74分コーダ)

  シビッリ     ウデン
 (74分アキンサンミーロ)    (85分アビウーソ)
イオアノウ         ヴェヌーティ
  
   リッチ  メウレンスティーン(74分ジェペス)

  リッチョ     クルト
(59分ベレシンスキ)
      アルターレ(c)

      クラーニョ
ベンチ:GK:ギドッティ、キオッラ DF:ベルアット、ヴェロリ
    MF:ヴィエイラ、ベッレーモ FW:セクロフ 
備考:
警告(イエローカード):
前半3分:アルターレ
前半15分:リッチョ
前半44分:ドイグ
後半8分:クルト
後半20分:シビッリ
後半22分:メウレンスティーン
後半28分:ロヴァート(反則行為)
後半21分:ベラルディ(抗議による警告)

観客数:シーズンチケット保持者: 19,405人(収入 195,258ユーロ)
一般チケット購入者: 1,990人(収入 33,574ユーロ)
ピッチコンディション: 良好

Sassuolo (4-3-3): Moldovan; Toljan, Lovato, Romagna (39′ s.t. Muharemovic), Doig (34′ s.t. Pieragnolo); Verdi (17′ s.t. Mazzitelli), Obiang, Boloca; Berardi, Moro (17′ s.t. Mulattieri), Laurienté (34′ s.t. Pierini).

ベンチ: Satalino, Volpato, Ghion, Odenthal, Bonifazi, Lipani, Iannoni.
 

ちなみにこのスタメンは、わずか約2ヶ月前に1-5とチンチンにされた前回のサッスオーロ戦から7人も変わってる。フォーメーションもその時は4-2-3-1だった。その前回はこんな感じ↓↓

     ラ・グミナ
セクロフ トゥティーノ アキンサンミロ

  メウレンスティーン ジェペス
イオアノウ       ヴェヌーティ
   リッチョ  フェラーリ
     ヴィスマーラ
もはや全然違うチームですなw
 
※試合内容はこちらからどうぞ
↓↓
  • まず相手は今季の世界最凶リーグセリエBで間違いなく1番強いサッスオーロ。試合前の時点でサンプの勝点28に対して倍以上の勝点61を挙げている。特筆すべきは2位のピサに16点も差をつけ58得点挙げているその得点力。昨季Aからまさかの降格を喫したが、セリエBのメッシとクリロナと言えるかもしれないベラルディロリエンテがチームに留まっているので当然ともいえるが

  • その首位サッスオーロ相手に価値ある引き分け!
    しかも攻撃陣を0点に抑える健闘。ホームでここ3試合、全てクリーンシートとセンプリチはディフェンスの立て直しには成功したと言えるだろう

  • GKはギドッティが怪我から復帰したのでクラーニョとの争いが注目されたが、とりあえずはクラーニョ先発となった。クラーニョがこのままどんどん試合勘を取り戻して調子を上げて、ギドッティが盤石で2ndで控えると言うのが個人的には一番うれしい形かな

  • キャプテン・ベレジンスキが3ヶ月ぶりに復帰!
    負傷離脱していたベレジンスキが、ついに戦列復帰。3バックのブラッチェット(右CB)に入ったが、左右WBもこなせるだろうし貴重な戦力の復帰と言えるだろう

  • シビッリは次節出場停止…
    好調だったシビッリが次の試合で欠場となるのは痛手。しかも彼にとって古巣のBariとの対戦だったのに・・・。リッチョも出場停止となるが、それは正直むしろプラスか!?

  • 元サンプのObiangが今でも活躍!
    サンプOBのオビアングがサッスオーロで存在感を発揮。キャプテンマークを巻いていた。私と同じ誕生日という事で昔から個人的に応援していたが、一時ポジションを失っていたがまだまだ元気な姿が見られてうれしい限りだ。

  • 勝利を狙いAbiuso投入!
    0-0の状況からアビウーソを投入し、攻撃的な姿勢を見せた。てっきり85分だし引き分け狙い一辺倒に行くかと思っていたので少し意外。アビウーソはフィジカルの強さを見せてポテンシャルは感じる。長く見てみたいが、残念ながら早くも欠かせない存在となっているニアングコーダもいるので、なかなか出番が限られてしまうのが難しいところだ・・・

  • シュート数はサンプ4(枠内2):サッスオーロ5(枠内2)とものすごい渋い試合だった。やはり攻撃のアイデア、形作りはまだまだ課題。センプリチ体制になって11試合でわずか9得点(1試合平均0.82)。これは十分C降格に値する数字だ😂 

  • この試合キャプテンマークを巻いたのはアルターレ。わずかサンプ3試合目の出場でキャプテンマーク!これはサンプ新記録らしい・・・

  • スタメンを見ると唯一リッチがサンプ2年目。 4人が1年目、その他6人はわずかここ1ヶ月ちょいのこの冬からの加入と言う、サンプ歴の薄い選手達😤 

サンプにとって、この首位相手の勝ち点1は大きな成果!ただ、順位的には勝点1では全然足りないのも事実。本当は前節に勝点を稼いでおかなければならなかったのだが。あとの試合は勝点1で満足して良い試合は一つもない。

現在15位。プレーオフ圏内の8位までは勝点差8。ただ降格プレーアウト16位との差は0😅 
次節はAWAYで同盟国バーリとの対戦。同盟国とはいえプレーオフ圏内7位と格上の相手なのでかなり厳しい戦い。

もうでもそんなことも言ってられない!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
27試合 6勝11分10敗 勝点29 得点30 失点37 得失点差 -7 15位


次節:セリエB 第28節 2025年 3/2(日) 対バーリ@バーリ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜1:15)


保存版 SAMPDORIA 冬のメルカート'24-'25 総集編 no.1

2025-02-14 22:21:26 | 保存版 サンプ名鑑
さて、更新途絶えていた間ももちろんサンプのストーキングは止めておらず、書きたい事は貯まりに貯まっていたのですが・・・
やはりリアルタイムじゃないと書けない事も多いので、難しいですね。

ただせっかく移籍市場が閉まったタイミングなので、メルカートを振り返ってみたいと思います。2024-25シーズンの残りを戦う戦士は決まりました。戦士と言えばステファノ・センシ。結局彼はインテルでポジションを得る事が出来ずに、モンツァに最終的に完全移籍。ただしケガがちでそこまでパッとしないですね・・・サンプに骨を埋めれば良かったのに。センシとかハリー・ウィンクスとかの糸を引くようなグラウンダーのインサイドパスが好きでした。トレイラも含めて、小柄なレジスタはなんか親近感がわいて応援したくなります。古くはセルジオ・ヴォルピ。そして現在はジェペスがその系譜を継ぐのでしょうか・・・

話がそれました。
それではメルカート総括を!

まず、今季のサンプ
2024年7月からで
監督 3人
GK 7人
放出総勢 26人
加入総勢 26人
(延べですが)これだけの人数の移り変わりが、わずかこの半年間でありました。監督に関しては前号で触れたので飛ばしますが、特筆すべきはGK。

昨季はスタンコビッチJrが、開幕当初こそ不安定でしたが経験を積むと共に安定感と信頼を増してほぼ1年間ずっとレギュラーを務めました。しかし元々インテルからのレンタルだった彼を留める事は出来ず・・・そして開幕前にはそのスタンコビッチと交換でサンプに戻ってきたティフォージの支持も厚いアウデーロがもしかしたら正GKに返り咲くかも!?と言う時期がありました。しかし財政難にあがくサンプはGKアウデーロを売ってその他の補強に当てると言う選択をして、そこからGKの迷走が始まる事となります。

↑↑上の写真の聖アウデーロを囲む7人が今季サンプに在籍してる/していたGK達です。まずは背番号1を与えている事からもわかる通りアタランタ・プリマヴェーラの正GKヴィスマーラを中心にする予定だったのでしょう。昨季のスタンコビッチJRと同じく、ポテンシャル有る若手の成長に期待して。しかし現実は柳の下に”2匹目のどじょう”はいませんでした。アウデーロと交換で当初第2GK予定だったギドッティの方が、安定感がありそうという事で彼が起用されます。しかし彼が開幕即ケガをしてしまった。ギドッティの怪我と時を同じくして新監督に就任したソッティルは、子飼いのシルヴェストリを夏の移籍最終日に連れてきました。これが4人目のGK。この時点で私が”世界最高の第3GK”と勝手に呼んでいたニコラ・ラヴァーリアは第4GKになりました。彼は正直実力は劣りますが、ものすごく性格が良くてロッカールームのまとめ役です。さて、セリエAでの経験も豊富なシルヴェストリの緊急加入で正GK問題は一気に解決したかと思われました。しかし加齢による老いと、正GKから1年間遠ざかっていた試合勘を取り戻せずに、期待されていたほどの活躍が出来ませんでした。そうこうしている内にギドッティが約2ヶ月の怪我から戻ってきて、正GKを取り返しました。

 正GKギドッティのまま新監督センプリチ体制に突入。センプリチはGKだけでないですが、チーム総数が多過ぎるという事で冬のメルカートで整理する方針を取りました。そこですぐさまシルヴェストリとラヴァーリアが構想外となり・・・ただ、不運な事にその段階で再びギドッティが怪我で離脱。さすがに3人はGK必要なので、シルヴェストリはペリザンと交換と言う形で放出されました。このペリザンが5人目。ギドッティ戻るまでペリザンで凌ごうと言う初戦で、なんとこのペリザンまでが負傷で離脱。今季のサンプのGKには何か呪いがかけられているのか!?余談ですが、ちょうど同じ週に第一線は退いたもののKings Leagueでプレーする元サンプ正GKのヴィヴィアーノも怪我をして離脱しています…
さらなる補強が必要となったサンプは6人目のGKとしてクラーニョを獲得。元々経験を積まそうとヴィスマーラをサンプにレンタルしたアタランタは、彼を呼び戻し。最後に構想外となっていたラヴァーリアは7人目となる若手のGKキオッラとの交換と言う形になりました。
この結果、最終的には今現在
  • 22 ギドッティ(怪我)
  • 13 ペリザン(怪我)
  • 94 クラーニョ
  • 77 キオッラ
で結局GK4人体制は変わらずですね。ただ、まだ1試合も出場していないので何ともわからないですが、最後の最後に獲得したアレッシオ・クラーニョには個人的にかなり期待しています。クラーニョは実績十分。素晴らしい活躍でベネヴェントを史上初のセリエA昇格に導びき、その後カリアリで4シーズン連続の残留を達成。2018-19シーズンには、セリエA最優秀ゴールキーパーとしてApport賞を受賞し、Who Scoredの評価でヨーロッパ五大リーグの中で最高平均評価のゴールキーパーとなっています。2020年の年間では、ヨーロッパ五大リーグで最多セーブ数を記録。イタリア代表でも第3GKをMeretと争いしばしば選出されてまして、2試合出場もしています。
ただし一昨年からちょっとおかしくなり、移籍したモンツァとサッスオーロではディ・グレゴリオやコンシーリにポジションを奪われて、出場機会は激減しました。肩と言うGKにとって重要な部位を怪我してしまった影響も大きかったですが・・・そんな彼をサンプドリアが獲得。
再び万全な状態でプレーする姿を見てみたい。そうすればついに今季のGK問題は解決するでしょう。「今までのはなんだったんだ?最初からクラーニョ獲得しとけば良かったじゃん!!」と言う結果を期待します。

さて、次に26人ずつ動きました今季の移籍の移り変わり↓↓

サンプドリア 2024-25 移籍情報
🏆 夏の移籍(Estate)

🔻 OUT(退団)
Attaccanti(フォワード)
  • Manuel De Luca (26) → Cremonese (B)
  • Sebastiano Esposito (21) → Inter (A) → Empoli (A)
  • Agustín Álvarez (23) → Sassuolo (A) → Elche(スペイン)
  • Marco Delle Monache (19) → Lecce U-20
  • Matteo Stoppa (20) → Catania (C)
  • Erik Gerbi (24) → Carpi (C)
  • Daniele Montevago (21) → Perugia (C)
  • Luca Polli (20) → Fossano (D)  (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Valerio Verre (30) → Palermo (B)
  • Kristoffer Askildsen (23) → FC Midtjylland(デンマーク)
  • Ebrima Darboe (23) → AS Roma → Frosinone (B)
  • Francesco Conti (20) → Rimini (C)  (レンタル)
  • Mattia Vitale (20) → Pompei (D)
  • Alfonso Sepe (21) → フリー
Difensori(ディフェンダー)
  • Giovanni Leoni (17) → Parma (A)
  • Facundo González (21) → Juventus (A) → Feyenoord(オランダ)
  • Daniele Ghilardi (21) → Hellas Verona (A)
  • Petar Stojanović (28) → Empoli (A) → Salernitana (B)
  • Nicola Murru (29) → フリー
  • Cristiano Piccini (31) → Atlético de San Luis(メキシコ)
  • Ertijon Gega (23) → Catania (C)
  • Andrea Conti (30) → フリー
Portieri(ゴールキーパー)
  • Emil Audero (27) → Como (A)
  • Filip Stankovic (22) → Inter (A) → Venezia (A)
  • Elia Tantalocchi (20) → Pontedera (C) (レンタル)
  • Ivan Saio (22) → Pescara (C)

※まともに昨季の最後にプレーしていた選手だけでも15人を放出。その他レンタル先から戻ってきて即再レンタルって言う選手も多いですが。今こうやって半年後に振り返ってみると
FW エスポージト
MF ダルボエ
DF ギラルディ、ファクンド・ゴンザレス
GK スタンコビッチJr
あたりはやはり昨季の押しも押されもしない主力かつ将来もある選手達で、今でも残念ですね。「レオーニ売却の是非」が出るのはまだ先の話になるとは思いますが。我らが”ムッルー”の移籍先が未だに決まっていないのがちょっと意外。カテゴリーや条件を下げればオファー有るけど断ってるって言う感じですかね…ヴァスコ・レジーニと非常に似た臭いがしてきました。

🔹 IN(加入)
Attaccanti(フォワード)
  • Gennaro Tutino (27) ← Cosenza
  • Massimo Coda (35) ← Genoa ← Cremonese
  • Nikola Sekulov (22) ← Juve Next Gen (C) (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Melle Meulensteen (25) ← Vitesse(オランダ)
  • Alessandro Bellemo (28) ← Como (A)  (レンタル)
  • Ebenezer Akinsanmiro (19) ← Inter (A)  (レンタル)
Difensori(ディフェンダー)
  • Lorenzo Venuti (29) ← Lecce (A)
  • Alessandro Pio Riccio (22) ← Juve Next Gen (C)
  • Simone Romagnoli (34) ← Frosinone (B)  (レンタル)
  • Davide Veroli (21) ← Cagliari (A)  (レンタル)
  • Nikolas Ioannou (28) ← Como (A)  (レンタル)
  • Bartosz Bereszyński (31) ← Empoli (A)  (レンタル)
  • Stipe Vulikic (23) ← Perugia (C)
Portieri(ゴールキーパー)
  • Simone Ghidotti (24) ← Como (A)  (レンタル)
  • Marco Silvestri (33) ← Udinese (A)
  • Paolo Vismara (21) ← Atalanta U-23 (ローン)

※なんと16人もの選手を獲得した夏のメルカート。ここまではサンプは財務規定上の問題で、先に選手を売却しないと選手を獲得できない状況でした。その当時はお金も使わずにこれだけの選手を獲得したアッカルディDSの手腕を皆でほめたたえました。私もその一人でした。しかし5ヶ月たった現在の結果を見ると・・・・・いやーカルチョ界は難しいですね。  で色塗りしたこの内の3人がすでに僅か5ヶ月でこの冬、チームを去るハメになっています・・・

🏆 冬の移籍(Inverno)
🔹 IN(加入)
Attaccanti(フォワード)
  • M'Baye Niang (30) ← Wydad AC(モロッコ)
  • Giuseppe Sibilli (28) ← Bari (B)  (レンタル)
  • Fabio Abiuso (22) ← Modena (B)  (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Rémi Oudin (28) ← Lecce (A)  (レンタル)
Difensori(ディフェンダー)
  • Pietro Beruatto (26) ← Pisa (B)  (レンタル)
  • Giorgio Altare (26) ← Venezia (A)  (レンタル)
  • Marco Curto (26) ← Como (A) ← Cesena (B)  (レンタル)
Portieri(ゴールキーパー)
  • Alessio Cragno (30) ← Monza (A)
  • Samuele Perisan (27) ← Empoli (A)  (レンタル)
  • Niccolò Chiorra (23) ← Carrarese (B)  (レンタル)

※あえて、順番変えて冬はINを先にしました。冬のメルカートでも10人の選手を獲得。夏と合わせて総勢26人のメルカート。
結局、さすがにこの冬もまだいきなりバンバンお金を使える状況では無さそうです。そして新監督センプリチの要求による獲得選手が多いように見えます。まぁ動きすぎなのは間違いないですが、こうした状況下では、アッカルディは出来る限りの事はやっていると言えるのではないでしょうか?ただし、代わりの選手を見つけずに5人もの選手を即座に戦力外にするのは少しやり過ぎだと感じます。友人で元サンプドリアの理学療法士から聞いた話によると、これはまさにアッカルディのやり方だそうです。
 冬の移籍市場では28歳前後の即戦力選手が多く加入しましたが、これは降格を避けるためだけにチームを強化しようとしている印象があります。降格のリスクが現実味を帯びている今、それも仕方ないのかもしれません。しかし、Pedrolaを失った今、サンプの将来を担う若手はほとんどいません。個人的にはVeroliくらいしか期待できないでしょうか?そう考えると今年昇格できなければ、来年はまたゼロからチームを再構築する必要が出てくるでしょう。
私的には、今のメンバーで来季AであろうがBであろうがサンプで見たい選手は
  • MF Meulensteen
  • MF Akinsanmiro
  • DF Veroli
  • GK Ghidotti
ぐらいしか正直いません。アキンサンミロはドライのレンタルでおそらく残すのは難しいでしょうし。他の若手で言うと、ジェペスは今季終了で切れる契約を更新まだしていません。あまり騒がれないので、昇格や降格を条件に含めて交渉は成立しており、まだ発表ができないだけ?と言う気はしますが

🔻 OUT(退団)
Attaccanti(フォワード)
  • Estanis Pedrola (20) → Bologna (A) (レンタル)
  • Simone Leonardi (19) → Rimini (C) (レンタル)
  • Antonino La Gumina (28) → Cesena (B) (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Stefano Girelli (24) → Salernitana (B) (レンタル)
  • Pajtim Kasami (32) → フリー
Difensori(ディフェンダー)
  • Antonio Barreca (29) → FC Südtirol (B)
  • Simone Giordano (23) → Mantova (B) (レンタル)
  • Stipe Vulikic (23) → Modena (B) (レンタル)
Portieri(ゴールキーパー)
  • Marco Silvestri (33) → Empoli (A)
  • Paolo Vismara (21) → Atalanta U-23 
  • Nicola Ravaglia (36) → Carrarese (B) (レンタル)

※この冬の放出で目に付くのはなんと言っても”サンプの至宝・・・だった”ペドローラの放出。確かに怪我後は本調子を取り戻せなかったり、度重なる監督交代で上手くポジションをつかめず。最後の方は明らかに心ここにあらずで、確かにこのままサンプに留まってもしょうがない状況でありました。しかし逆に言うとレンタル先のボローニャで復活する可能性も有ります=そうなるとボローニャは恐らく買取OP使うでしょうからサンプに帰ってこず・・・。ボローニャでも全く復活できなかったら、結局そこまでの選手だったと=という事はサンプには戻ってくるかもしれませんが、結局使い物にならない可能性が高い・・・つまりペドローラがサンプのメッシとなって共にA昇格して、Aで旋風を巻き起こすと言う私の野望が実現する可能背は限りなく低くなってきました・・・
あとは個人的にはジョルダーノが残念。まぁ確かに今年はそれほど戦力にならないかもしれませんが、何と言っても貴重なプリマヴェーラからの生え抜き。どうせバッレーカとかベルアットとかそんなに大差ない選手により高い年棒払うぐらいなら、生え抜きの成長をもう少し見守っても・・・Bが主戦場になってサンプはトリンボリやパルンボなどのサンププリマ選手と対戦して成長した姿を見せつけられています。その代わりにじゃあ今誰を獲得したんだ?と言われるとRicciとかVieiraとかBellemoとか意外と額は貰っているわけですよ。と言うわけでアッカルディが心配なのはとにかく動きすぎな事
ただ、アッカルディにしてもまだ実はサンプに来てから半年しか経ってない。アッカルディにこんな文句を言う以上、アッカルディももう少し長い目でみてあげないといけないですね

🏆 プリマヴェーラ
🔹 IN(加入)
  • MF: Mate Ivkovic (19) ← Roma Primavera U20
  • DF: Martin Dimitrov (18) ← CSKA 1948 II(ブルガリア)
  • 左SB: Benjaminn Parlov(19) ←Vitesse U19(オランダ)
  • CB:Mateo Fisher(17)←Vålerenga II(ノルウェー)
  • 左SB:Serif Nhaga(19)←PSG(フランス)
  • FW:Michael Fosu(17)←Legnago
  • FW:Ardian Murati(17)←IFK Varnamo(スウェーデン)

    ※この冬の下部組織の補強はこんな感じです。ヌハガ=NhagaはPSGでブレイク候補と言われていた逸材。ただしサンプ的にはノア・レミナの前例があるので、あまり信じて良いものなのか・・・FWのMuratiはスウェーデンのU-17と18の2年間で80ゴール挙げてるとか(笑)そんなに簡単にイブラヒモビッチはいねーっつーの。まぁ期待せずにまってましょう!

🔻 OUT(退団):
  • MF Genovese(17) ⇒Giuliano(C)
  • MF Porzi(19) ⇒Foligno(D)(レンタル)
  • DF Buyla (19) ⇒CF América U23
  • DF Zeqiraj(19) ⇒Avellino Primavera
  • MF Valisena(19) ⇒Potenza(C) 
BuylaZeqirajのセンターバックコンビは結構期待していたんだけどな・・・まぁやはりプリマからトップチーム昇格してそのまま活躍するのがどれだけ難しい事か・・・

↓↓と言うわけで、冬の移籍を経て今季最後まで戦う陣容です

SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ 
     ⑲ニアング
 (⑨コーダ) (⑩トゥティーノ🤕) (⑨⓪アビウーソ)
  ㉝シビッリ   ⑳ウデン  
 (⑧④セクロフ)    (⑮アキンサンミロ)(⑧⓪ベネデッティ)

㉑ベルアット(㊹イオアノウ)  ㉓デパオリ(⑱ヴェヌーティ)
                  (㉔ベレシンスキ🤕)
  
 ⑰メウレンスティーン ㉘ジェペス
    (⑦ベッレーモ)    (⑮アキンサンミロ)
    (④ヴィエイラ)    (⑧リッチ)

 ⑦②ヴェローリ    ②クルト
 (⑤リッチョ)        (㉔ベレシンスキ🤕)
      ㉖アルターレ
      (㉕フェラーリ)(⑥ロマニョーリ🤕)

      ⑨④クラーニョ
  (㉒ギドッティ🤕)(⑬ペリザン🤕)(⑦⑦キオッラ)

プリマヴェーラ~:GK⑫スカルディーニョ;DF:㉟フィッシャー

※今のところのセンプリチの最適解がこれの様子で。こうやってみると、この冬加入した選手が11人中7人もいる!今までは何だったんだ😂 オプションとしてはコーダや怪我から戻ってきたらトゥティーノニアングで2トップ組ませる3-4-1-2。さらにはレジスタ1人にして3-5-2が攻撃的なフォーメーションとなるでしょうか?攻守ともに効くアキンサンミロをMFに使えばそれも出来そう。

というわけで、ちなみに私が監督やるとしたらこれです↓↓


やっぱりテクニカルな選手達、みんな同時に使ってみたい!ウデンはまだ実力が定かでないので、トゥティーノ怪我から戻ったらまた変わってきそうですが・・・ただ、見ていてゲンナリした21節のブレッシャや22節チェゼーナ戦に比べると、そこからわずか3試合ですが一気にポジティブな雰囲気になってきました。現在の順位がこちら↓↓


第24・25節連勝したサンプはこの結果、プレーオフ圏内まで勝点5差👆
 でもプレーアウト圏内までも勝点1差しかない😅 
まぁさすがに今季は「簡単に昇格プレーオフに行ける」なんて思っていませんが、少なくとも残り13試合。観る楽しみは出てきています。

世界最凶リーグ セリエB
なにが起こるかは全くわかりません!!
サッスオーロ戦は厳しいので、明日絶対勝てればひょっとするとひょっとする序曲が流れ始めるか・・・・!?

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
25試合 6勝10分9敗 勝点28 得点29 失点35 得失点差 -6 14位

次節:セリエB 第26節 2025年 2/15(土) 対スッドチロル@ボルツァーノ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

Happy New Samp 2025!!

2025-02-04 16:05:13 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25
サンプファンのみなさま
サンプファン以外のこのBlogに間違えて入ってしまったみなさま
あけましておめでとうございます‼


・・・・・・ってもう中国の正月も過ぎてるやないかーい!

さすがに正月に合わせてこの投稿を準備していたのですが、「どうせなら試合勝ったら華々しく更新復活しよう!」と思ってしまったのが運の尽き・・・

そこから勝つまで1ヶ月以上かかってしまいました。
やっと前節のコセンツァ戦で10/27以来3ヶ月ぶりの勝利!
さぁ、ついに更新するぞーーー✊


というわけで、2025年はこんな感じで↑↑
2025はこの2枚です!!
この2枚は私の「嫁さんにとにかく早く捨ててと言われ続けているユニフォームコレクション」の中でもかなり愛着がある2枚
もう左のヴェロンは今世紀は変わる事ないのかな?
今後よっぽど背番号20で好きな選手が出現しない限り・・・
と言うわけで20番ヴェロンの説明は去年のをコピペします↓↓

-20 ファン・セバスチャン・ヴェロン(96-97サンプ3rdユニ)
ヴェロンは言わずも知れた元アルゼンチン代表のスターですね。ボカ・ジュニオールズ出身の彼は、故マラドーナ氏とも交流が深くマラドーナが亡くなった時には何本かインタビューされてました。サンプ時代の思い出はたくさんありますが、とにかく試合前のスタジアムでのアップでピッチの端から端まで使った彼とマンチーニのロングパス交換は圧巻でした。コーナーからダイレクトボレーを決めてコーナーフラッグを抜いて高々上げて喜んでいるシーンとか。まぁユニを2つ持ってるぐらい私も大好きな選手でした。ルイジ・フェラリスで出待ちをしていたら、ヴェロンの黒いフェラーリにひき殺されそうになったのは今でもはっきり覚えています。それも含めてカッコよかったなぁ。

⁻25 ネナド・クルスティチッチ(2014-15サンプAwayユニ)
サンプの25番で記憶に残る選手はなかなかいませんが、私的には右SBとして活躍してミハイロビッチの助監督も務めたネナド・サキッチかこのクルスティチッチの”2人のネナド”です。ネナドって言う名前だと、学校の出席番号で25番とかだったのかな?私は”Horiuchi”で大体常に23~26番でした。

さてクルスティチッチは2008年9月に18歳でサンプに加入。ところが加入間もない11月に悪性リンパ腫が見つかり、長期間の闘病生活を強いられることになりました。そんな彼をサンプは見放さずに闘病生活を援助した結果、彼はこの困難を克服し約1年半後の2010年4月にユースチームの試合で復帰しました。その後順調にトップチームに昇格して、サンプがちょうどA復帰した2012-13と良く13-14はレギュラーとして活躍。ミハイロビッチ監督とはセルビア代表とサンプで共に深い絆を築きました。最終的には10番も背負ったり、サンプで92試合2得点の成績を残しました。サンプに恩義を感じて、活躍してもなかなか外に出ていく素振りも見せずに「Futuro Capitano」=未来のキャプテンなんて言うあだ名も一時期ついていました。しかし、好事魔多し。2013-14のDERBYで悪役マトゥザレムに喰らった大怪我が彼の選手生命をかなり変えたと言えるでしょう。それ以来、彼本来のフォームを取り戻すことなく、結果的にはサンプからも去る事になってしまいました。2018-19のレッドスターを最後に、わずか29歳にしてそのキャリアを閉じる事になりました。現在は出身でもある地元のOFK Belgradoのユースの責任者を務めています。憎きマトゥザレム


さて、更新途絶えていた間ももちろんサンプのストーキングは止めておらず、書きたい事は貯まりに貯まっていたのですが・・・
やはりリアルタイムじゃないと書けない事も多いので、難しいですね。
前回更新から監督すら変わってしまって・・・

現状のサンプを知らない人は、「え、サンプって今セリエBなんだー。そうは言っても、Bの中じゃさすがに強いからまたすぐ上がってくるんでしょー??」
とか、渋谷センター街の街頭インタビューばりの軽いノリで言ってくると思うのですが、いやいや現実はどうして・・・
これが38試合中24試合終わった時点での”世界最凶リーグ”セリエBの順位表です。

そこにはっきり書かれている通り、UCサンプドリアは20チーム中16位。なんなら降格プレーアウト圏内です...

が、

しかし、

一応は昇格プレーオフに参加できる8位までもわずか勝点5差
ここら辺が世界最凶リーグのスゴいところですねー

さて、更新途絶えていた間に監督もまたまた変わり3人目となっております。ちょうど前回の更新の時に「ソッティル新監督、期待しましょう!」って言う感じだったのに・・・
その3人の成績を振り返ると
  • アンドレア・ピルロ(45)
3試合 0勝1分2敗 勝点1 得点4 失点6 得失点差-2 1試合平均勝点0.33 1試合平均失点2.00

  • アンドレア・ソッティル(51)
13試合 4勝4分5敗 勝点16 得点17 失点21 得失点差-4 1試合平均勝点1.23 1試合平均失点1.62

  • レオナルド・センプリチ(57)
8試合 1勝5分2敗 勝点9 得点7 失点8 得失点差-1 1試合平均勝点1.13 1試合平均失点1.00

 前号でも述べた通り、ピルロはあの時点ではサンプファンの誰もが解任を望んでいました。しかしソッティルがあの状況をさらにここまで悪化させる事はあまり誰も想像していなかったでしょう。
 ソッティルのスタートは順調でした。ピルロ時代に無かった闘魂を注入したように見えたし、何よりCoppa ItaliaでDERBYに大大大勝利!!
就任4試合で2勝1分1敗とまずまずの滑り出しでした。しかし10/4のJuve Stabia戦に1-0からホームで逆転負けを喰らっておかしくなりました。次のCesena戦も勝ったものの3失点(5-3)。ディフェンスの不安定さが見えるようになり、攻撃は個人技頼み。序盤好調だったCoda&Tutinoコンビの調子が落ちてくると攻め手が無くなりました。そして、なによりロッカールームの掌握に失敗。監督だけのせいでは無いかもしれませんが、過剰に人数の多いチームをまとめきれずに、ゴールを決めても誰も喜びにいかない始末。今季のBで最強ではありますが、サッスオーロ戦に1-5で完敗と、「サンプドリアがセリエBで喫してはいけない点差で負け」た事により解任されました。

 センプリチは前節やっと初勝利を挙げたばかりでまだまだわかりませんが。と言うか、彼はまずチームの人員が多過ぎる(最大31人になっていた)と言う事で、一応はゲームで試したりもした後に
  • FWボリーニ
  • MFカザミ
  • DFバッレーカ
  • GKシルヴェストリ
  • GKラヴァーリア
をバッサリ切りました。
その後、彼らは冬のメルカートで移籍か契約解除(ボリーニだけ、彼自身がサンプ復帰を願っている)
そして、
  • DFベルアット
  • MFウダン
  • FWニアング
などこの冬のメルカートはかなりセンプリチの要望の、セリエBとしての即戦力が多くなってます。やってもらわなきゃ困る!!
ちなみに彼は20万€で2025年6月30日まで契約。昇格時ボーナス、そして契約延長オプションがついている57歳のおじさんです。

と言うわけで、次号はかなり動きのあった冬のメルカート総集編をお届けする予定です。
したいと思います。
いや、します!!

※画像に特に意味はありません・・・w
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:セリエB 第5節 2024年 9/15(日) 対コセンツァ@コセンツァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)
’24-’25 世界最凶リーグ Serie B 
24試合 5勝10分9敗 勝点25 得点28 失点35 得失点差 -7 16位

次節:セリエB 第25節 2025年 2/8(土) 対モデナ@モデナ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜01:15) 

2024-25 夏メルカート終了!ピルロ監督解任⇒新監督ソッティル!!

2024-09-08 17:13:21 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25

もうはるか昔に思えるEURO2024は、16歳ヤマルの活躍も目立ったスペインの優勝で幕を閉じました。

イタリアは醜態をさらしてしまい、やはりカルチョ界全体の育成問題、特にFW不足が浮き彫りになりました。

今回のEUROはサンプゆかりの選手や監督も少なく、唯一頑張っていたのが昨季プレーしていたスロヴェニア代表のストヤノヴィッチ

あとはトルコでモンテッラ監督が頑張っていた事ぐらいでしょうか・・・

さてそんな中、7/1に開幕したイタリアの移籍メルカートは、あっという間に終了。

今季の世界最凶リーグは、28チームのプレーオフ(←過酷過ぎるw)を勝ち抜いたブッフォンの故郷、カッラレーゼが最後の最後に昇格を決めて20チーム出そろい

今季はサッスオーロとサレルニターナが落っこちてきたので、なんと”SA”始まるチームが3チームになってしまいました。

これは中継の時の略称や、検索においてやや支障をきたすでしょう。

そんな事はどうでも良いのですが、頭文字”S”の5チームはみな強そうですしそれ以外にもパレルモクレモネーゼ、フロジノーネなどなど相変わらず世界最凶リーグは厳しい戦いが繰り広げられることでしょう。


我らがサンプは、昨季は飛行機に例えると両翼エンジンが無い状態で飛行していたようなものでした。

前💩会長の残した負の遺産=財務状況のせいで、誰かを売らないと選手を買えないと言う制限があり、まともな補強はなかなか難しい状況でした。

それに対して、今年は片肺飛行

夏のメルカートはまだ制約がありこの状況は今年の冬まで続きますが、次の冬のメルカートからはその制限を解かれて自由な補強が出来るようになる予定です

ただ、それまでに良いパトロン、投資家達が見つかってないといずれにせよそんなに大それた補強は出来ないですが・・・

いずれにせよこの夏のメルカートはこのような状況でスタートしました。

そんな中決まったのは新テクニカル・ディレクターの”ピエトロ・アッカルディ

これは15年前ぐらいに私が練習場で撮った写真です。

当時は練習がまだ公開されたりしてたんですねー

私も色々な選手と写真撮ってましたが、アッカルディは残念ながらこれぐらいしかなかった

そして、サンプは新DSアッカルディの元、15人もの新戦力の獲得に成功しました。

結果はどうでるかまだわかりませんが、正直スゴ過ぎる。

先に売らなければ選手を買えない、お金をほぼ使えない状況で即戦力中心にレギュラークラスだけで10人以上獲得しました。

まず1番特筆すべきは決断力の早さ

就任早々、どうせ待ってても大した金額じゃ売れないだろうし、あっさりヴェッレコンティをばっさり切りました。
私の放出リストの1、2番手でした。さらにムッルーアスキルドセンも見切られました。長くサンプにいようが活躍してなければ温情は一切無しですね。


そう言う意味では、私の友人に被害者もいます。

先日日本にも来て会ったサンプのフィジオテラピスト(元)Alessio Vaninはサンプから突然契約を打ち切られて、失意のハネムーン日本旅行でした。
選手同様6/30までの契約だった彼はサンプ一筋15年。当然契約更新を待っていましたが待てど暮らせど期限までに連絡が無く、本来働いてるはずの7月に入ってからさらに1週間待たされた後に契約打ち切られの連絡が来ました。

これも就任したてのアッカルディの決断です。Alessio含めて7人のフィジオテラピスト全員の首が切られて一新されました。Alessioは凄く良いヤツなのでもちろん同情します。彼の言葉に感動したのは、やはりアッカルディの事は良く思っていないみたいですが、自分は生涯サンプファンだし、スペツィアとかからもすぐにオファーは来たけど、断ってとりあえず個人でやる事を決めた、と。。今のサンプの内部が酷い状況であるのは間違いないので、ゴタゴタが収まってまたサンプから復帰の要請が来るのを待つ、と言ってました。僕もその可能性はかなり有ると思うので、彼の決断を尊重しますし上手く行く事を祈っています。

メルカートに関しては違う号で詳しく触れるとして・・・

このアッカルディの決断力の早さの、ここまでの集大成がピルロ解任でしょう。

ピルロはゴールキーパーから短いグラウンダーのパスをつないで、ボール保持率を上げる。いわゆるグアルディオラサッカーを理想に掲げましたが、現状のサンプの選手レベルとセリエBのひどいピッチではなかなか理想を実現することができませんでした。
昨季は補強もままならず怪我人も多かったため、最下位に沈んだり正直昨季も危ない局面は有りましたがギリギリ解任されずに持ちこたえました。その後、冬のメルカートで獲得したダルボエやレオーニが当たったり、少しだけチームが噛み合ってきた終盤に調子を上げプレーオフにまで何とか滑り込みました。その後プレーオフのパレルモ戦は完敗で即敗退。

しかし効果的な補強もされた今季、サンプは昨季と同じ事を繰り返すわけにはいかず。開幕3試合で勝点1の時点ですぐさまアッカルディの決断力が発揮され、あっさり見切られました。

「1人の人間としては素晴らしいので残念だが、サッカーの監督としてはやめてもらってよかった」
「サンプでは(ジャンパオロに続いて)再びマエストロが解任された」
「結局マエストロの理想についていける選手は誰もいなかった」

↑↑筆者撮影

サンプ内情を色々聞くと、スタンコビッチ元監督はアイディアはかなり良かったですが人心掌握術は欠けていて、実際あのシーズンはほぼ裸の王様だったようです。ピルロも”デキ”よりはマシですが、実際はメディアに出てるほどそこまで選手全体と良好な関係を築けているわけでは無いようで。基本的に寡黙なピルロは選手たちを掌握し切っておらず少し浮いていたようです。ピルロが出場停止で助監督バローニオが指揮を執った試合。皮肉にもピルロに比べて闘志を全面に出すバローニオの元、選手もいつもより団結。気迫で応えて勝利を掴みました。

 まぁ選手自体もかなり問題で、今の選手は1,2年活躍するとすぐ複数年契約で年棒も吊り上がってそれにあぐらをかいちゃうと。サビリなどはその最たる例で、ものすごいポテンシャルを持っていたが、頭が悪すぎる。パロンボやクアリアレッラ、そしてガッビアディーニぐらいまでがちゃんと心を持ってプレーしていた選手達で、彼らがいなくなってそれに代わるようなサンプでのベテラン、ヴェッレムッルーあたりは残念ながらそれを継続できるような選手では無かったと。
そして長年働いたドクター「アメデオ」もあっさり首を切られたり、ロッカールームを今まとめられる人がいない、と言うのが一番の課題でしょう。

まぁ、ピルロは私も選手時代は唯一に近いサンプの敵ながらスゴイなと思っていた選手だったので、少し残念ではありますが。今のままでは彼は、やはりある程度の技術を持った大人のチームでないとなかなか結果を出せない気がします。そしてこのトルコとサンプでさほど成果を挙げられなかったので、最初からそのような良いポストを掴むのが難しい状況にはなっています。まぁ若いですし、ネームバリューが有るからここで終わりでは全然無いとは思いますが。ただ大して挨拶もしないで去っていったようなので、このままサンプの歴史からは正直忘れ去られていく気がします。

フェラーラもそうでしたが、ユーヴェ色強い外様はホント失礼なやつ多い。


さて、それに代わって就任したのがアンドレア・ソッティル

同じアンドレアですが、全然違うアンドレア

ピルロ解任が騒がれ始めてから、ソッティル以外に

▶Sarri
▶Andreazzoli
▶Juric

あたりの名前が挙がってましたが、まぁユリッチやサッリは現実的にサンプに来てくれる姿も想像できませんでしたし、 まぁ良かったんじゃないでしょうか。

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

Andrea Sottil アンドレア・ソッティル

 ●DF  ●トリノ近郊生まれ  ●1974年1月4日(50歳)  ●184cm  ●セリエA通算258試合10得点

現役時代は左利きのCB。空中戦に強い武骨なタイプのストッパーでした。息子のリッカルド・ソッティルは現在フィオレンティーナでFWとして活躍中

ソッティルは2004-05に💩ェノアで1シーズン強プレーしているので、すでにルイジ・フェッラーリスとジェノヴァの街に馴染み有り。ちなみに息子もその住んでた時期に💩ェノアのユースからキャリアをスタートさせた。糞チームだったために1年のみでトリノユースに移りましたが

ちなみに日本語表記だと同じになるのでわかりませんが、イタリア語的には後ろにアクセントがきて”ティ”を伸ばします。

”そってィーーる”

ですな

 年齢は違えど、左利きのストッパータイプのCBという事で実はアッカルディと選手的には似てる気がします。そこが獲得の理由でしょうか?いずれにせよ、ピルロサンプが一貫して失点が多かったのは事実で、守備組織の構築をDFならではの視点から期待されます。

監督としては、シラクサをセリエDからCへ(1位)、リヴォルノをCからBへ(1位)と2回の昇格をもたらしてます。ただ、イタリアカルチョ界の監督は当然簡単ではないので、途中解任もすでに2度経験していますが。それでもD⇒C⇒B⇒Aとここまで順調にキャリアアップしてきました。自身も長くプレーしたウディネーゼでセリエAでは初めて指揮を執り、1年目は余裕の残留を果たしました。それまでは4-3-3や4-3-1-2を主に使用してましたが、ウディネーゼでは3-5-2を採用。右WBにサイドタイプの選手では無く、テクニカルMFペレイラを起用したのも特徴です。今まさにサンプでもフォーメーションを模索してる最中ですが、特にフォーメーションに拘りはなく選手の特性を生かして決めていきたいと言ってました。

 ウディネーゼの2年目は開幕から6分け3敗と結果が出せずに途中解任されました。それが昨季2023-24シーズン。今季は売却が決まる予定だったサレルニターナ(A⇒Bに降格したて)で指揮を執るはずでしたが、売却が白紙となって補強等不透明になったことで、10日間で自ら辞任しました。そこにピルロ解任に踏み切ったサンプのオファーがくる形となりました。

闘志あふれる守備が特徴だった現役時代と変わらず、指揮者となっても熱血漢。そこもピルロと真逆なので、サンプの選手たちに闘魂を注入してもらいましょう!

 


とりあえず就任わずか2日後に指揮をふるったバーリ戦はこんな感じのフォーメーションでした

SAMPDORIA<3-5-2> 監督アンドレア・ソッティル 

  トゥティーノ コーダ(80分セクロフ)

  ベッレーモ  ベネデッティ(58分アキンサンミーロ)

イオアノウ(58分バッレーカ) デパオリ(58分ヴェヌーティ)

   メウレンスティーン(28分ヴェローリ)

 ヴリキッチ■14分  ベレシンスキ(c)

      ロマニョーリ

      ヴィスマーラ

ベンチ:GK㉚ラヴァーリア;DF:⑤リッチョ、㉕フェラーリ;MF④ヴィエイラ、⑭カザミ、㉘ジェペス;FW:⑳ラ・グミナ

イエロー:ベッレーモ、イオアノウ、アキンサンミロ      

☆招集外
  •  GK ㉒ギドッティ(怪我)、㉝シルヴェストリ(この日来たばっか)
  •  DF ㉑ジョルダーノ(メルカート理由)
  •  MF ⑧リッチ(戦術上)、㉙ジレッリ(戦術上)
  •  FW ⑪ペドローラ(怪我)、⑯ボリーニ(怪我)

とりあえずピルロ監督の3バックを引き継いで、3-5-2でスタートさせたソッティル

しかし開始早々14分のレッドカードで、いきなり大きな制約を受ける事となります。

前半28分のクーリングブレイクまではなんとか両WBを下げてSBにして4-3-2で耐えました

その後MFのオランダ人を下げてDFを投入して3バックを再形成。メウレンスティーンは悪くなかったですが、数的不利の中なんとかMF陣に攻撃色を残したかったんだと思います。

前半はこんな感じでした

  • 6分 ぎりオフサイで失点取り消し
  • 9分Tutino→DePaoliスーパーボレー 敵GK指先で触ってポスト、郵便でーす📮
  • 14分 Vulikic VARで疑惑の一発レッド🟥
  • 33分VARでベレのハンドがバレてPK
    →正GK奪われる寸前のVISMARAが奇跡のPKストップ✨

そして後半3人投入した後のフォーメーションはこんな感じでした

SAMPDORIA<3-4-2> 監督アンドレア・ソッティル 

  トゥティーノ コーダ(80分セクロフ)

  ベッレーモ  アキンサンミロ

バッレーカ       ヴェヌーティ

  ヴェローリ   ベレシンスキ(c)

     ロマニョーリ

     ヴィスマーラ

後半開始早々の、コーダの神トラップからの絶妙ループ!これが決まってれば80分間数的不利からの奇跡勝利でしたが・・・

まぁしょうがないですね。

とりあえず、数的不利ながら今季初の無失点でドローは評価に値すると思います。

このいきなりの試合で私が気付いた2人のアンドレアの差はこんなところです

  • ジェペスの序列(ソッティルが低い)
  • コーダを下げてトゥティーノを最後まで起用した。(ピルロが前節調子良かったトゥティーノを交代させてその後逆転されたのは相当槍玉に上がってました)
  • ゴールキック、結構蹴らせていた
  • 闘志🔥🔥🔥

さて、ここで15日間の代表ウィーク休みがあります。ソッティルには貴重な準備期間となるでしょう。

サンプから代表選手は3人

  • ベレジンスキ(ポーランド代表)
  • イオアノウ(キプロス代表)
  • ヴェローリ(イタリアU-21代表)

彼らには怪我せず無事に戻ってきてもらって

次節から新生サンプに期待しましょう!!

今季のサンプ名鑑も取り組んでますので、しばしお待ちをー

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエB 第5節 2024年 9/15(日) 対コセンツァ@コセンツァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

’24-’25 SERIE B 

5試合 0勝2分2敗 勝点2 得点4 失点6 得失点差 -2 18位


2024-25 Serie B 第3節 Salernitana 3-2 SAMPDORIA いまだ未勝利…

2024-08-28 13:02:33 | ほぼ週刊サンプ通信'24-'25

1 GK さすがにもうこのセクションで移籍はさせられないでしょうから、この面子に期待するしかないでしょう。去年のStankovic Jr.もそうでしたが、Vismaraこの一発の大きなミスは成長料として見守るしかありません。ただ、その他のセービングや立ち振る舞いを見てもGhidottiの方が上のような気がします。怪我で1ヶ月と言われていますが、Ghidottiの復帰を待って彼も若いですから彼の成長に期待したいです

2 Bereszynskiの3バックの右は本当に止めて欲しい。彼は生粋のMarcaturaではありませんし、失点の原因(特に空中戦)にかなり絡んでいます。
 そして結局Leoniを放出したので、彼の代わりのRiccio。そしてVeroliは良さそうなのでVulikic含めて結局この3人の若手の成長に期待。そしてGhilardiの復帰が実現すればめちゃくちゃうれしいですが、簡単では無いでしょう。

3 レジスタ2人。ファイターがいない。YepesとBellemoは意外と似ているタイプのパッサーです。IncontristaのMeulensteen、調子が戻ればKasami,Vieiraを積極的に起用して欲しい。そもそもBenedetti、Akinsanmiroが3-4-2-1、そして今のポジションに適しているか微妙だと思います。

4 PirloはTifosiの間ではほとんど支持派がいなくなっています。僕は昨季のあの最下位になった時は間違いなく解任するべきだったと思ってましたが、終盤はあそこを我慢したのなら最後までPirloで行くべきだと思ってました。今年もやるなら早い方が良い。次のBari戦の後は2週間空くので、Bari戦結果出なかったらもう首でも良いでしょう。逆にそこを我慢するなら、最後まで行くべきです。Pedrolaの復帰と冬のメルカートはある程度動けると言うのがありますので

そもそもの問題は僕は3バック、そして3-4-2-1を止めて欲しいと言うのがあります。
あとは常にGKから下での組み立て。
また、交代が遅いケースが多々。
擁護できるとすれば、確かにスタメン11人中10人変わってるような状況ですから、誰がやっても時間はかかるでしょう。去年は選手の掌握はある程度していて、グループは作られてました。今年はTutinoと口論してる場面もありますし、まだそこまで新しい選手を掴みきれてない気がします。

ただ、去年私はこんなに拘って議論に参加しませんでした。なぜなら心の底ではA昇格をチームが目指していない感じがものすごく伝わってきていたから。
ただ、今年はそんな悠長な事は言ってられません。絶対A昇格達成しなければならないです
ポジティブな点もたくさん有ります。
お金使えない状況が変わらないながら、Accardiは確かにスゴイ補強を成功させました。
そのなかでも9Coda-10TutinoのFWコンビはすでに相性の良さも見せており、素晴らしい。
Ioannou,Giordano 右Venuti、DePaoliのサイドも充実してます。それも含めてロンボ4-4-2が合ってる気がしますが
あとはPedrolaをどこで使い、活かすか。これができなければ本当にCiao Pirloでしょう

ちなみに

すでにジェノヴァではピルロ更迭後の監督候補3人がささやかれてます・・・

実際、ピルロの首は去年ほど安泰では無く、すでにマンフレディとアッカルディは動いてる模様です

▶Sarri
▶Andreazzoli
▶Juric 

サッリは高過ぎ、アンドレアッツォーリはアッカルディとエンポリ時代から太いパイプが有るので可能性は高いがおじいちゃん、ユリッチは一番現代サッカーを体現しているが、💩ェノア臭がして過去にサンプと全く関りが無い

こんなところでしょうか

恐らく今日発表されるのが
⚽Leoni のParma公式発表
⚽Riccio のサンプ公式発表もう昨日すでにボリアスコに来てるみたいです
⚽Stoppa とGirelli のJuve Stabia移籍
⚽Niang獲得はまだ消えてはいない
という事でいよいよ金曜日23:59(イタリア時間)に迫ったメルカート期限までで何が起こるでしょうか!?

さぁとりあえず4節の最下位対決に勝たなければ!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエB 第4節 2024年 8/31(土) 対バーリ@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’24-’25 SERIE B 

4試合 0勝1分2敗 勝点1 得点4 失点6 得失点差 -2 19位


さぁいよいよセリエA昇格プレーオフ!!負けて当然。ワンチャン下克上^^

2024-05-16 23:31:09 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

ジェノヴァでの色鮮やかな思い出を胸に・・・

さて、”世界最凶リーグ”セリエBも38試合の長い戦いを終えて、自動昇格2チーム(パルマ、コモ)と自動降格3チーム(レッコ、フェラルピサロ、アスコリ)が決定。残るは昇格と降格プレーオフ/アウトを残すのみとなりました。

サンプは財政問題ペナルティで勝点マイナス2スタート、しかも今季は収支を常に上に持って行かないといけないので選手を売ってからでないと買えない状況。フリー選手達とレンタル選手で何とか陣容を整え、思いっきり若手中心に舵を切った今季のチーム。その中でものすごい数の怪我人に常時見舞われ一時は実質最下位に落ち着いていたり、どうなる事かと思っていた今季でしたが、最終的に何とか7位に滑り込んで昇格プレーオフを戦う権利を得ました。

以下が、プレーオフのトーナメント表です

7位となったサンプは6位パレルモとアウェイで対戦。延長戦まではありますが、120分で引き分けの場合は本シーズンで順位が上のパレルモが勝ち抜けです。

仮に勝てば、そこからはホーム&アウェイでヴェネツィアと準決勝

決勝まで行けばカタンザーロ、ブレッシャ、クレモネーゼのどれかと対戦する事になります

そして、いよいよ明日はパレルモとの一発勝負の日です

パレルモではすでに前売り券で30000枚以上売れてるみたいです

ドリアーニも少なくは無いでしょうが、南部特有の相当なアウェイ感の中での戦いとなるでしょう

正直、初戦のパレルモ戦だけじゃなくて昇格まで見ると(昇格以外は途中まで勝っても全く意味が無いので…)今回のプレーオフは相当厳しいと思います。また、今年上がっても結局まだ夏のメルカートで補強とかできない状況だったらまたすぐ落ちるだけだから意味がないと言うファンも多数います。

ここで

プレーオフ、サンプが負ける5つの理由
①最後3連勝で終わりましたが、
・レッコ戦 降格決定してる最下位にアウェイとは言えなんとか1-0。内容も優れず
・レッジャーナ戦 同じく1-0。エリクソン効果も有り相当なティフォージのバックアップ受けながらなんとか。レッコ戦よりは内容マシ
・カタンザーロ戦 内容も良かったが、相手は順位決まっておりリザーブ
と特段良かったわけでは有りません

②そしてプレーオフの相手達との対戦、パレルモには1勝1分ですが
・ヴェネツィア2戦2敗
・クレモネーゼ1分1敗
・ブレッシャ1分1敗
と分は良くない
特にレギュラーシーズンではヴェネツィアとクレモネーゼには実力で負けた感が有りました
③・そして初戦のパレルモは南部の難しいアウェイ戦で、しかも勝たないといけない
④・POのジョーカーとなれるべき存在だったペドローラを失う
⑤・特にDF陣中心に20歳前後の若手が多数でPO経験が全く無い
と正直プレーオフはなかなか厳しいです

それに対して

プレーオフ、サンプが勝てる4つの理由

①・最後にペドローラ以外ほぼ故障者が全員戻った
②・逆に若手中心なので波に乗れば勢いがある。今季も4連勝1回、3連勝2回
③・デルーカが戻って、最後の3-4-2-1がそこそこ機能してきた
④・ティフォージの数とクラブの格

ここら辺がプラス材料でしょうか

僕は初戦のパレルモが鍵だと思ってます。
ライバル達は
・ブルノーリ(パレルモ)
・ポーヤンパロ(ヴェネツィア)
・コーダ(クレモネーゼ)
と絶対的なエースがいます。
幸い(笑)ムッルーがスタメンにはいなそうなので、彼らをいかに封じ込められるか
そしてこちらの鍵はやはりデ・ルーカでしょう
それにエスポジトが健康でいてくれれば

このキーマン2人には私がお願いをしてきました

明日、パレルモ戦の予想フォーメーションはこんな感じでしょうか?

SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督アンドレア・ピルロ

      ⑨デ・ルーカ

  ⑯ボリーニ(c)  ⑦エスポジト

③バッレーカ(㉑ジョルダーノ) ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)

   ㉘ジェペス  ⑭カザミ

 ㉝ゴンザレス   ②ピッチーニ(㊻レオーニ)

     ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㉕フェラーリ、㉙ムッルー;MF⑤アスキルドセン、⑧リッチ、⑩ヴェッレ、⑧⓪ベネデッティ、;FW:⑲アルヴァレス

ベンチ外:④ヴィエイラ、⑬A.コンティ、㉜ジレッリ、⑤⑤ダルボエ

その他:⑪ペドローラ、㊸ンタンダ

※召集は一応されましたが、ダルボエが練習最後に負った怪我で出られなそうなのは非常に痛いです。また長期欠場明けのヴィエイラとフェラーリやムッルーも出られるか怪しい。ただし、シーズン半ばの惨状を考えるとこれでも陣容は揃っている方でしょう

ピルロがアウェイやPOという事でビビらずに、最後機能していた3-4-2-1のままで強気に行った方が僕は良いと思います。

どうせ、ここまで来れただけでも奇跡。開き直っていっちょやったるか!精神で行ってくれれば。

つまり、やはりこの人にプレーオフはかかっているでしょうね

頼むよマエストロ!

いざとなったら自分でFK蹴ってください!

一方のパレルモもミニャーニ監督3-4-2-1

               Brunori

   Di Francesco  Ranocchia

Lund         Diakitè

   Segre  Gomes

 Ceccaroni   Graves

     Lucioni

※こんな感じでしょうか?

やはり絶対的エースのブルノーリとそれに絡む、元サンプ監督でもあるディフランチェスコ息子やラノッキア、右サイドのディアキテあたりを抑えられるかが鍵となるでしょう。

過度な期待は全くしてませんよー

だって、ヴェネツィアもクレモネーゼも強いもん

とりあえず、ありったけの絵馬はぶら下げてみましたが・・・

期待はしてませんが、
前回昇格した2011-12プレーオフ当時最下位の6位からの下剋上でした...
……………ので……………!?

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA昇格プレーオフ 初戦 2024年 5/17(金) 対パレルモ@パレルモ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 最終成績 

38試合 16勝9分13敗 勝点55(-2点ペナルティ) 得点53 失点50 得失点差 +3 7位


2023-24 Serie B 第25節 SAMPDORIA 1-1 Brescia 痛恨の引き分け…

2024-02-23 21:11:01 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止DFジョルダーノ

怪我FW ボリーニ、ペドローラ、エスポジト
   MF ヴェッレ、ヴィエイラ、リッチ
   DF コンティ、フェラーリ、ムッルー

さらに増えて10人も不在🤣

あ、ちなみにヴェッレは怪我ではなく、移籍問題でフロントと揉めてるだけです

リアルにプリマから7人ベンチ入り😱

不在者の多さもありますが、左SB/WBのジョルダーノ、ムッルーを欠いている事も有って前回の3バックを継続してきました

確かに試合前の記者会見でピルロはピッチーニを起用する事を示唆してましたが、CBどちらを外すのかな?と思っていたら、こういう事だったのですね

左は久々先発のバッレーカ。新加入ダルボエが出場停止明けのジェペスとダブルボランチを組みます。攻撃はデ・ルーカをスタメンに戻して、シャドーっぽくアルヴァレス。

カザミの位置も高いですが、実質は3-5-2ですかね?

キャプテンマークはちょっと板についてきたデパオリが巻きます

SAMPDORIA<3-5-2> 監督アンドレア・ピルロ

      ⑨デ・ルーカ(87分㊸ンタンダ)

  ⑲アルヴァレス(87分㊵ストヤノヴィッチ)

 ⑤⑤ダルボエ(69分⑧⓪ベネデッティ)⑭カザミ

③バッレーカ           ㉓デパオリ(c)

     ㉘ジェペス(87分⑤アスキルドセン)

 ㉝ゴンザレス  ②ピッチーニ(80分㊻レオーニ)

     ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㊲ランジェッラ;MF㉜ジレッリ、㊼ポッツァート、㊽ウベルティ;FW:㊺アレジ

イエロー:ダルボエ 


※一方のブレッシャはマラン監督の4-3-1-2

前回対戦時は4-4-1-1でしたが、だいぶ変えてきました

ここまで8勝8敗8分けのブレッシャは失点24でリーグ2位の好成績

しかし得点25はワースト2位

2トップはサンプも狙っていた現在6得点でチーム得点王のFWモンチーニビアンキ

その下を元サンプのビャルナソンがトップ下

菱形の中盤でいわゆるジャンパオロフォーメーションです

右にキャプテンのビゾリが攻守の橋渡し役

元サンプは、MFビャルナソン

Brescia<4-3-1-2>監督:ロランド・マラン⇒退場79分

 ビアンキ(46分ヤロウ) モンチーニ

    ビャルナソン(57分フェッロ)

ベルタニョーリ(77分ベサッジョ) ビゾリ(c)

    ファン・デ・ローイ(71分パゲラ)

ファレス(57分マングラヴィティ) ディックマン

  アドルニ  パペッティ

    アンドレナッチ

ベンチ:アヴェッラ、フアルド、カルターノ

イエロー:モンチーニ、ファレス

*備考:アボナメント18.229人(1試合200.234 euro),有料入場者数3.409(51.837 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半0分、後半6分

★土曜16:15キックオフで行われたアンティチポ


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコヴィッチ 6 ほとんど出番は無かったが・・・別にGKの責任は無いが、最後の最後に痛恨の失点
  • DF ピッチーニ 6.5 サンプに来てから一番良かった。守備は堅実で、攻撃面でも効果的なパスを出していた。それだけに交代が悔やまれる
  • ⇒80分レオーニ 5 まぁ17歳の彼に責任は押し付けられないが、失点に絡んでしまったのは事実
  •  ギラルディ 6.5 守備の中心となっていた。忘れてはいけないのは、今季サンプで一番出場している彼はまだ21歳
  •  ゴンザレス 6 壁となって、クロスを跳ね返し続けた。彼はまだ20歳
  • MF デ・パオリ 6 右サイドを走り続けた快速電車だったが...…2度PKをもらいに行ったが、正直両方贔屓目に見てもPKではない。倒れないで頑張って欲しかった
  •  ジェペス 6 出場停止明けだったが、いつも通り球さばきの中心となった
  • ⇒アスキルドセン ND
  •  ダルボエ 7 サンプにクオリティを加えている。得点のアシストも見事。もう少し長時間プレーできないものか
  • ⇒ベネデッティ 6.5 出場時間少ないなりに頑張ってはいた
  •  バッレーカ 6 久々先発だが、効果的なクロスも何本か供給し悪くは無かった
  •  カザミ 6.5 貴重な先制点だったが。それ以外にも中盤のカリスマ的な存在とはなっていた
  • FW アルバレス 6.5 何故か取り消されてしまったゴール。さらにはクロスバー直撃のヘッド。この日は彼の日では無かったという事か。ただ、前節出場しなかったのが不思議なぐらい出来は良かった
  • ⇒ストヤノヴィッチ 5.5 彼にも決定機が来たので、あれをトラミせずに決めていれば・・・
  •  デ・ルーカ 5 相変わらずの”点取らない屋”っぷりを発揮。逆にCFっぽくない柔らかいクロスを送ったり、実はアシストの方が貢献しているのだが、やはりこのポジションは点取ってナンボ。あの超決定機を外した罪はデカい
  • ⇒ンタンダ 5.5 カウンターから、最後にパスを出せば点取れた場面が1個有った
  • 監督 ピルロ 5 ピッチーニ交代はドクターと彼、両方の責任だろう。そもそも交代するなら17歳投入ではなく、違うポジションの経験有る選手入れて4バックで守り切ると言う選択肢もあったのではないか!?

後半、最終フォーメーションはこうなりました

[後半87分~ 5‐4‐1]

     ㊸ンタンダ

⑧⓪ベネデッティ   ㊵ストヤノヴィッチ

  ⑤アスキルドセン ⑭カザミ

③バッレーカ       ㉓デパオリ

 ㉝ゴンザレス  ㊻レオーニ

    ⑧⑦ギラルディ

   ①スタンコヴィッチ

※最後、守り切ろうとしたCB3人は20歳-21歳-17歳


(ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ51%:ブレッシャ49%

・最終シュート数はサンプ13本(枠内3):ブレッシャ8本(枠内4)

・ピサ戦に比べると、内容は格段に良かった

・中盤ジェペスからダルボエ、カザミでボールを支配

・ここまでセリエB失点2位の堅守ブレッシャ相手に先制点

・冬の新加入組、アルヴァレス、ダルボエ、ピッチーニが揃って活躍

・とにかく勝ち試合を落とした

・ほぼそれが全て

・ここ7試合でわずか1勝


’23-’24 サンプ プリマヴェーラ選手紹介!

※現在野戦工場と化しているサンプですが、その影響も有ってこのブレッシャ戦のように今季は多数のプリマヴェーラの選手がトップチームの試合にベンチ入りしており、さらに時には出場までしています。この日はなんとプリマから7人!レオーニをどっちのカテゴリーに入れるかは微妙ですが、彼とンタンダの2人は実際出場しています。元々トップチームも20歳のゴンザレス21歳のギラルディ、怪我中ですが19歳のペドローラなどレギュラーもめちゃくちゃ若い今季のサンプですが・・・さらに下のプリマヴェーラからはなんと都合17人もの選手が今季すでにトップチームでベンチ入りを果たしてます。その面々をトップチームでの背番号と共に少し紹介します

FW

  • ㊸Samuel Ntanda サムエル・ンタンダ 2005年6月30日 左WG ベルギー ※すでにトップで7試合出場
  • ㊹Simone Leonardi シモーネ・レオナルディ 2005年7月18日 CF イタリアU-17代表
  • ㊺Gabriele Alesi ガブリエレ・アレジ 2004年1月28日 右WG イタリアU-18代表 プリマ19試合5得点 ※すでにトップで1試合出場
  • ⑨②Noah Lemina ノア・レミナ⇒すでにPSGにレンタルバック

MF

  • ㉞Ardijan Chilafi アルディジャン キラフィ 2004年6月3日 センターMF マケトニアU21代表 
  • ㊴Francesco Conti フランチェスコ・コンティ 2004年10月23日 センターMF プリマ・キャプテン ※すでにトップで1試合出場
  • ㊷Andrea Dacourt アンドレア・ダクール 2005年7月30日 攻撃的MF フランスU-19代表 オリビエ・ダクールの息子
  • ㊼Simone Pozzato シモーネ・ポッツァート 2004年10月18日 攻撃的MF
  • ㊽Nicolò Uberti ニコロ・ウベルティ 2004年7月25日 センターCMF

DF

  • ㊱Ilario Porzi イラリオ・ポルツィ 2005年8月23日 右SB
  • ⑮Arttu Lötjönen アルトゥ・ロティオネン 2004年1月28日 CB フィンランドU-21代表
  • ㉟Hugo Buyla ウーゴ・ブイラ 2005年3月8日 CB 赤道ギニア代表
  • ㊳Lorenzo Costantino ロレンツォ・コスタンティーノ 2006年1月28日 CB
  • ㊶Fabiano D'Amore ファビアーノ・ダモーレ 2006年6月12日 CB
  • ㊻Giovanni  Leoni ジョヴァンニ・レオーニ 2006年12月21日 CB ※すでにトップで2試合出場
  • ㊲Matteo Langella マッテオ・ランジェッラ 2005年2月7日 左SB

Gk

  • ⑫Elia Tantalocchi エリア・タンタロッキ 2004年6月30日

※これ以外にもまだ上に呼ばれた事ありませんがFWでイタリアU18代表のLuca Polli=ルカ・ポッリとか、エンリコ・キエーザの息子かつフェデリコ・キエーザの弟のLorenzo chiesa=

ロレンツォ・キエーザとかもいますし

楽しみな選手は多い、サンプ・プリマヴェーラです。もちろん早熟でダメな選手もたくさん見てきましたし、ここから将来活躍できる選手はほんの一握りだとは思います。

しかし、これだけトップチームの空気に早くから振れた選手達には期待していきたいと思います。

特にンタンダ、レオーニ、ブイラあたりを特に期待で!!

現実のプリマとは違いますが、さしずめ彼らでフォーメーションを組むとしたらこんな形でしょうか?

ちなみにトップチーム招集が多くなっているため逆にプリマでしっかりしたフォーメーショんが組めない事が多くて、現在彼らは14位とそんなに成績は良くありません…

Sampdoria Primavera 2023-24<4-3-3>監督:David Sassarini

      ㊹Simone Leonardi

㊸Samuel Ntanda       ㊺Gabriele Alesi

  ㉞Ardijan Chilafi    ㊷Andrea Dacourt

       ㊴Francesco Conti(c)

㊲Matteo Langella         ㊱Ilario Porzi

   ㉟Hugo Buyla ㊻Giovanni Leoni

       ⑫Elia Tantalocchi


 

と言うわけで、今年に入ってわずか1勝のサンプです

次の相手は南部カラブリアのコセンツァ。💩ェノアと仲が良い彼らは、我々にとっては敵となります

カタンツァーロと共同戦線を張って、彼らを倒さなければなりません

何としても勝点3を!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第26節 2024年 2/23(金) 対コセンツァ@コセンツァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜4:30)

’23-’24 SERIE B 

25試合 8勝6分11敗 勝点28(-2点ペナルティ) 得点32 失点39 得失点差 -7 15位