思い出 1
私の子供の頃は炭のコタツにあたっていた。
炭のコタツとは、畳の部屋に
囲炉裏を小さくした様な物に、
足を乗せられるよう金網をかけ、
やぐらを置き布団を掛けた物だ。
思い出 2
子供の頃は靴下が無かったと思う。
足袋を履いていた。
それも買えず自分で作っていた。
母が私の足袋を作ってくれた。
思い出 3
ある冬の朝、私と母は出掛ける用意をしていた。
炭に灰をかぶせ危なく無いようにしていたら、
近くに住むおばあ様(母の母親)が来て、
「ああ寒い」と言い金網を取って、
灰を掘って炭火を出してあたった。
そのうち焦げくさい臭いがしてきた。
見たら炭火の上に足袋が片足分落ちて焦げていた。
母が新しく作った足袋をやぐらの上に乗せて温めていてくれたのだ。
おばあ様が炭を掘り出し網を掛けるのを忘れていてから、
落ちて燃えてしまったのだ。
母が暖かい足袋を履かせてやろうと、
温めて置いた有難い親心と、
燃えてしまった悲しい思い出だ。
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私の子供の頃は炭のコタツにあたっていた。
炭のコタツとは、畳の部屋に
囲炉裏を小さくした様な物に、
足を乗せられるよう金網をかけ、
やぐらを置き布団を掛けた物だ。
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子供の頃は靴下が無かったと思う。
足袋を履いていた。
それも買えず自分で作っていた。
母が私の足袋を作ってくれた。
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ある冬の朝、私と母は出掛ける用意をしていた。
炭に灰をかぶせ危なく無いようにしていたら、
近くに住むおばあ様(母の母親)が来て、
「ああ寒い」と言い金網を取って、
灰を掘って炭火を出してあたった。
そのうち焦げくさい臭いがしてきた。
見たら炭火の上に足袋が片足分落ちて焦げていた。
母が新しく作った足袋をやぐらの上に乗せて温めていてくれたのだ。
おばあ様が炭を掘り出し網を掛けるのを忘れていてから、
落ちて燃えてしまったのだ。
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温めて置いた有難い親心と、
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