今朝は晴れ渡り放射冷却で-1.4℃と冷え込んだ奈良、10時頃には雲に覆われ
たが、昼過ぎには晴れ間もあり最高気温は6.9℃に達し、ピークを過ぎたか。
この寒さは三連休まで居座り続けるが、これが最後の寒さになるかも。
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小庭に出て見れば、1ち月下旬に芽が出だした「アミガサユリ・編笠百合」
かなり葉が伸びてきている。もうじき花茎が伸び始めそうですね。
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さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ウグイスカグラ・鶯神楽」
我が小庭に小さな木があるが、葉が少し出ているだけで蕾すら見えない。
まだ春がやってこないようです。
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山野に自生するスイカズラ科の落葉小低木、ウグイスが鳴く頃に開花するため
「ウグイスノキ・鶯の木」ともいう。
初夏にできる紅い実から「アズキグミ」や単に「グミ」とも呼ばれることも。
和名の由来は小枝が細かくウグイスが隠れるのによい樹形からが有力だが、
記紀神話の天照大神の天の岩戸隠れ、天の鈿女の舞も関与しているようで
諸説あるようだ。
Webサイトによれば
①ウグイスガクレの転訛説、小枝が細かくウグイスが隠れるのによい樹形から
万葉集 第5巻 827番 小典山氏(山口)若麻呂
原『流佐礼婆 許奴礼我久利弖 宇具比須曽 奈岐弖伊奴奈流 烏梅我志豆延尓』
詠)「春されば木末隠りて鴬ぞ鳴きて去ぬなる梅が下枝に」
意)春がきて梢に隠れていたウグイスが鳴いて梅の下枝に飛び移った
②鶯の振舞いを神楽舞に喩える説、この木の枝を渡り歩く姿を「神楽舞う」
「かぐら」の語源は「神座」(かむくら・かみくら)が転じたとされ、
神楽の成立は平安時代とされているが、 時代が下がり江戸時代の貝原益軒
の本草書『大和本草』1709年には
「ウクヒスの始めて啼く時に此花もさく故に名つけにしや」とあり、
1775年『物類称呼』で、ウグイスカグラを「ウグイスノキ」と
1856年『草木図説』で「ウグイスカグラ」に変わり、初出という。
③鶯狩座(うぐいすかくら)説、この木がウグイスを狩る場、かつては身分の高
い人の狩場を狩座(かぐら)と呼んだことからとも
*別名の「ゴリョウゲ」を「御猟木」と書き、狩りと関連付ける説もあるが
本来は「御霊気」のようだ。
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本種は早春に葉が芽吹くと同時期に花が咲き、今年の枝の葉の付け根から2㎝
ほどの花柄を出し、ピンク色の花が1~2個、その花冠は10~15㎜の細い漏斗状
、先は5裂して開き、雌蕊の周りに5本ある雄蕊は、長く花冠の外に突き出し、
開化が進めば黄色い葯を持つ。
花言葉は、神楽から夜明けと明日をもたらすことで 「未来を見つめる」と
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