カメラを片手に

東大寺南大門から大仏殿の今

17℃と肌寒く感じる朝、曇り空から午後8時過ぎにはもう雨が降り出した。
明日の午前中にかけ低気圧を伴う梅雨前線の通過で、大雨に注意と。
      8:45


16日午後3時半から奈良国立博物館「聖徳太子と法隆寺展」を閉館の午後5時
まで鑑賞させていただいたが、まだ時間が欲しいぐらいだった。
その余韻を味わうべく、東大寺の参道から南大門、大仏殿を通り帰ることに。

日曜午後5時過ぎ、観光客も少なく、参道の土産物屋さんもほぼ閉まる。
帰る人ばかり・・・東大寺大仏殿は5時半までですから、当然ですね。

吉城川を渡る橋のたもとに・・・
      

東大寺南大門(国宝)は、大仏殿を復興した重源上人が、962年に大風で倒壊したものを再建し、1199年に上棟後1203年に門内の仁王像と共に竣工した。 

「大華厳寺」と書かれた扁額が・・・大仏殿の鴟尾が光る
      

なら仏像館で展示中の吉野蔵王堂・金剛力士像(日本第二番目の大きさ)にも
会いたかったが、時間切れでしたが・・・、
南大門内の左右の木造「金剛力士像」日本で一番の大きさ、8.4mに一礼、
運慶率いる慶派の仏師集団によって69日で大仏様の守護神 として作られた。
門の向かって右に「吽形」口を閉じた像、左に「阿形」口を開いた像ですが、
実は一般的な仁王像の安置方法とは左右逆になっています。理由は?
     阿形(西)                 吽形(東)


背側の大仏殿側には1196年の「石造獅子像」重文があり、ほぼ見過ごされる。
もとは中門に安置されていたらしい。
だが連れ合いはさっさと大仏殿へと歩く
東側には東大寺本坊、背景に若草山の緑の芝が萌えている。

反対の西側には「東大寺ミュージアム」当然閉まっている。

南大門を振り返る。


右側には「鏡池」です。

中門から東大寺大仏殿、大仏様(毘盧遮那仏)に手を合わせます。

大仏殿前の「八角灯籠」国宝は、奈良時代の創建当時のもの。
高さは4.6mで金銅製灯籠では最大級、火袋の羽目板には、4面には音声菩薩、4面に雲中を翔る獅子が彫られています。
     

拝観は5時半までで、堂人により中門が閉められるようだ。

入母屋造の楼門の重文「中門」は江戸期の大仏殿再興時の1716年再建、左右に通常は東方を守護する武人の「持国天」と北方の守護善神「多聞天」だが、
多聞天が「兜跋(とばつ)毘沙門天」という珍しい形式で1719年に置かれた。
だが毘沙門天は原語で多聞天の音写とされ、トルファンに化現した金鎖甲の鎧
を着け、三面立の冠を被る。なお多聞天は福徳の名が遠く聞こえることから。
   左側(西)多聞天          右側(東) 兜跋毘沙門天
 



兜跋毘沙門天の足元に、優しいお顔の「地天」が・・・
その横に「二邪鬼」のうえに立たれている。


西回廊にある西楽門から、若草山と右下に八重塔の相輪が見えますか
      

だんだん暗くなるも、大仏池から稜線上に三笠温泉郷が望めます。
大仏池には、鹿が静かに草を食む。

早くCOVID-19感染が収まり、奈良にも観光客が戻ってくれる日はいつ?。

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