カメラを片手に

色の日、サイエンスZEROは”黒”

今日は二十四節気の「小寒」、相応しい?寒ーい雨の一日になりました。
小寒は、寒の入りにあたり大寒に向かい、寒さが厳しくなっていく頃です。
最低気温は小雨が降りだす午前3時過ぎの1.7℃、日中も6.3℃までしか上が
らず、雨が降ったり止んだりを繰り返している。
でも半月ぶりの雨、乾燥注意報が続き有り難いことですね。            
             11時、5.0℃、91%

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「カンアオイ・寒葵
秋から冬にかけ、里山の日陰で湿った落ち葉の中でひっそりと花を咲かせる
ウマノスズクサ科の多年草、長い花期と常緑性の葉を楽しめることから、江戸
時代に盛んに育成され、日本を代表するシェイドプランツです。
だが成長が遅いのに、山里では乱獲マニアや開発等により絶滅危惧種になる。
ギフチョウの幼虫の食草なのですが、困ったものです。
別名は「サイシン・細辛」「カントウアンアオイ・関東寒葵」

ハート形の大きな葉を地に伏せ、根元に先端が3つに裂けた小さく堅い筒状の
紫色の花で、実は花ではなく萼筒という。
花弁は退化してなく、先端の三角形の萼筒片は濁った黄色を呈し、中央に12本
の雄蕊と6本の雌蕊があり、芳香を有す。 

花言葉は、葉の付け根に花が咲くその姿にちなみ「秘められた恋
      借用

今日1月6日は「色の日」で、「色」に関係する職業の人たちの記念日です。
「い(1)ろ(6)」という語呂合わせが、日付の由来になる。

昨夜のNHK「サイエンスZERO」は、テーマは“”、
秘められた恋ならぬ、秘められた黒、
ココ・シャネルは「黒にはすべてある」
オーギュスト・ルノワール「黒は色彩の女王である」と述べているように
黒をこよなく愛する科学者の黒の最新研究
「色彩の科学へようこそ!“黒”は暗黒で漆黒!?」と。

宇宙空間には目に見えないダークマターが存在するとされ、黒は神秘ですね。
番組では
①ニュートンの物理学「光の欠如」とゲーテの心理学「色の知覚に需要な成
 分」、この異なる色彩理論から黒を深掘りされました。

②イカ研究者の4年の観察、イカ墨の黒を使った巧みな求愛ディスプレイ!?
 墨を吐いて、自身の体を白色に変化させ、白色を際立させている。

③美しい光沢を持つ「黒漆」。主成分ウルシオールの発見から100年の謎!
 黒漆は生漆(成分はウルシオール)に、たった0.3%の鉄を混ぜただけと
 大型放射光施設(SPring-8)で鉄イオンFe3+、これは黄色をしている。 
 次に大強度陽子加速器施設J-PARC (東海村)で立体構造を調べれば
 鉄イオンが触媒になりウルシオールが結合して黒くなっていたと。 

④産総研が開発した光の吸収率99.98%の「至高の暗黒シート」の仕組みは?
サイクロトロン加速器でエッチング処理して・・・
光が微細なホールの中に何回も屈折して取り込まれ、吸収されていく


最先端の科学機器を利用しての面白い深堀、いつ見てもためになる番組です。

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