カメラを片手に

今日は源氏物語の「紫の上」

ひと月遅れの盆、ご先祖様が来てくださったのに、COVID-19感染症の5波で
子供たちも自粛しており、ひっそりと二人だけの雨のお盆になりました。
奈良は小康状態だが、一時東の春日奥山の稜線は姿を見せてくれた。
近畿地方では、火曜日まで続くとされる雨は、今夜がピークとなるらしい。
高校野球の甲子園は日程的にかなりきつくなるでしょうね。
      8時半、25.5℃、61%

九州北部は線状降水帯が発生しえぐいほど降る雨、佐賀県嬉野市では11日(水)
の降り始めからの雨量が900ミリに迫り、年間雨量の4割程に達するほど。

この豪雨の原因は、長さ2000㌔にも及ぶ「大気の川」の出現で、今後西日本
から東北へ北上するとされ、警戒が必要とされている。
一番は、命を守る行動が必要とされます。
      13日8時、読売新聞より

天の川だったらよかったのですが、昨日はペルセウス座流星群が極大になり、
新月は8月8日だったこともあり、観測には好条件だったのに残念!

NHKラジオ深夜便、今日の誕生日の花はナス科の『ホオズキ(実)』、
花言葉は「自然美」と。
      

ホオズキ」は7世紀半ば以前に東南アジアから渡来したとされ、
文献に登場するのは古事記からで、アカカガチ=ホオズキと書かれている。
「その目は赤加賀智のように赤く、 体がひとつで、頭が八つ、尻尾が八つ」

さて漢字で「鬼灯」や「酸漿」と書かれるが、
「鬼灯」は、赤く怪しげな提灯を連想させ、お盆に仏壇にホオズキを飾る謂れ
は、帰られるご先祖様が迷わないように、提灯を飾るという意味合いがあると
されるが・・・、謂れを示す文献はなく、後世の後付けが大ですね。
       

もう一つの漢字「酸漿」は、源氏物語28帖「野分」の巻で玉鬘を評して
原:「酸漿などいふめるやうにふくらかにて、髪のかかれる隙々
   うつくしうおぼゆ。」
訳:酸漿などというもののようにふっくらとして、髪のかかった隙間から
  頬の色艶が美しく見える。

さて今日は紫式部が書かれた54帖からなる「源氏物語」の登場人物
主人公「光源氏」の妻の一人で、理想の妻とされる「紫の上」の忌日とされ、
年齢は不詳に。
第40帖「御法(みのり)」の中に
"亡くなったのは八月十四日で、亡骸はその日のうちに荼毘に付された。
 翌朝八月十五日に葬送が取り行われ、帝や致仕大臣、秋好中宮など多くの
 人から弔問があった。
 源氏は世間体を気にして出家の気持ちをこらえ、
 その日その日を過ごすのだった。” と      

この第40帖「御法(みのり)」の巻名の由来は、
光源氏51歳、紫の上は容態がすぐれず、出家を望んでも叶わず、法華経の
法要をとりおこない、その際紫の上が「花散里」に詠んだ和歌
絶えぬべき御法ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りを」に因む。
 その返歌は
結びおく契りは絶えじおほかたの残りすくなき御法なりとも」 花散里

紫の上は、最後の法要と言うも、花散里は・・・。

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