今朝の奈良は5.6℃と冷え込み上空は雲の多い一日、雲の隙間から陽が差す程
度、最高気温も14.3℃と12月初旬の寒い一日になりました。

ご近所の柿は熟し、集まる鳥が喧しいほど、カエデはもう落葉が・・・
紅葉が一段と進みそう。

気にしている『ジョロウグモ(女郎蜘蛛・上臈蜘蛛)』も今日は大きな獲物を
ゲット、大きな昆虫のようで、春に孵化する子蜘蛛のえさとなるのかな。
名前の由来は金色に輝くあでやかな肢体から、花魁の「女郎(じょろう)」
または大奥の最高位女中「上臈(じょうろう)」と・・・。
『じたばたをぐるぐる捲きに女郎蜘蛛』 高澤良一
*女郎蜘蛛は夏の季語です。アシカラズ
横糸はよく見れば黄色に光る

腹部背面は黄色と少し青みがかった白の縞模様で、腹には赤い模様があり
大きなは20~30mm にもなる雌(♀)ですね。
性的二形を示す雄(♂)は小さく6~10mmほどで、10月末には見られたのだが
いなくなり役目が終わったのかな?。雌のお腹が膨らんでいるようで・・・
この後、蜘蛛の巣で卵嚢巣を造るのでしょうか。


雄 (10月29日) 雌
なおジョロウグモはJSTX-3(神経伝達物質のグルタミン酸を阻害する毒)を
持つが、極微量で人体に影響はないとされている。
数日前の雨でも寒さに負けず、じっとしている蜘蛛が・・・

蜘蛛の糸に引っかかったあのおおきな昆虫に向かい、お食事タイムかな


卵嚢を早く作ってほしいもの。