五月晴れで開けた皐月朔日、最低気温の8.9℃から10時半には20℃越え。

今日、日本では「扇の日」、『源氏物語』の中で、女性が光源氏に扇を贈って
いることから五(こ)一(い)で「恋」の語呂合せで、京都扇子団扇商工協同組合
が1990年に制定した。
扇と扇子の違いは、同じ風を送るもので、現在大きな違いは無いとされるが、
「団扇」は飛鳥時代に中国から伝来、柄があり大きな1つの風の塊を作る
「扇子」は平安時代に日本で発祥し、折りたためて小さな無数の風の渦を作る
「団扇」 「扇子」


京都扇子団扇商工協同組合HPより
日本で扇子が縁起物とされる理由
①形が末広がりだから
②舞を奉納する時に扇子を使ったから
③扇子は高貴な人しか使わなかったから
一方フランスでは「スズランの日」、この日に日頃お世話になっている人など
にスズランの花を贈る習慣があり、贈られた人には幸せが訪れると。
スズランって全草、有毒なことを知っていますか?
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はユリ科の「スズラン・鈴蘭」多年草で
ドイツスズランは巷で流通しているスズランの代表種です。草丈20cm程度、
花付きも良く、芳香があるのが特徴です。

日本スズランの別名は「君影草・きみかげそう」「谷間の姫百合たにまのひめゆり」
ドイツスズランより小型で香りも少し弱いのが特徴と。
奈良ではかつては南限とされ、天然記念物になる群落が二か所ある。
一つは都祁村吐山(現在は奈良市)のスズラン群落で昨年5月29日に訪れた。
もう一つは宇陀市室生の「向渕スズラン群落」

花が葉の下に咲くのが特徴とされるが・・・

暖冬の影響か、見頃は過ぎていた。

半日陰で、グリーンの葉に守られるようにして、真白なスズランの花が
うつむくように咲く姿は何とも言えない愛らしさを感じませんか。
花言葉は「純愛」、「希望」
奈良のスズラン群落、今年も中旬には満開を迎えるかもしれませんね。