カメラを片手に

作家「大佛次郎」没後50年

卯月晦日の奈良は16.8℃というなんと暖かな雨の朝、昨夜から降り続いた雨も
午前9時には止み、ゴールデンウィークで観光の方々にとり幸いでしたね。
      10時半、19.1℃、71%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はボタン科の「ボタン・牡丹」、なお
よく似た「シャクヤク・芍薬」は同じボタン科ボタン属の多年草ですが、
ボタンは本植物、シャクヤクは冬期に地上部が枯れる本植物です。

ボタンは8世紀に中国から薬用植物として渡来したとされたが、観賞用にも
栽培されて江戸時代には多くの園芸品種が生み出されるも、現在は僅かに
その名を留めるだけで、現在の栽培品種の多くは明治以降の作出されたもの。
花言葉は「風格
      Wikipediaより借用

今日は、昭和期大衆文学を代表する小説家「大佛次郎(おさらぎじろう)」の
1973年の忌日、75歳で鎌倉で没し、丁度没後50年に当たる。
      国立国会図書館より

生まれ故郷横浜の港の見える丘公園の展望台南側の「大佛次郎記念館」では
大佛次郎没後50年記念事業」として1年間にわたり市内外の施設・団体が
連携し、大佛次郎と大佛作品の魅力を再発見する機会を創出されている。
テーマ展示「おさらぎじろう展―漫画『ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語』より」
等、目白押しです。
 *上記「大佛次郎没後50年記念事業」をクリックしてください。

本名は野尻清彦、『鞍馬天狗』、『パリ燃ゆ』、『天皇の世紀』などが著名
ペンネームは18もあったが、鎌倉の大仏裏に住んでいたことから「大佛」の
筆名で、時代小説のほか現代小説にも優れた作品を遺し、豊かな西欧的教養を
もとに、大衆文学の質的向上に貢献された。
没後直ぐ朝日新聞は「大佛次郎賞」を主催創設し、1974年秋に第1回授与式が
行われた。対象は日本語の散文作品として質が高い作品、人間精神への鋭い
洞察を含む作品、歴史・現代文明の批評としての意義が高い作品に与えられ
この秋で50回になる。
さらに2001年には評論を対象にした「大佛次郎論壇賞」も新設されている。

又こんな一面も、鎌倉文人として、古都の景観と自然を守ろう運動を起こし
財団法人鎌倉風致保存会が1964年12月に誕生した。大佛次郎は精神的母体と
なった英国のナショナル・トラストの日本への紹介者でもあり、設立発起人
及び初代理事に就任されるほど鎌倉を愛されていたようです。
この運動がもとで、1966年には超党派の議員立法で通称「古都保存法」=
古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」が制定された。
対象は鎌倉、京都、大津そして奈良県内の計8市1町1村となり、若草山も
観光道路などの開発を免れることになります。 

そういう意味では、大佛次郎さんは奈良の大恩人でもあるのですね。

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