冷え込みは弱く14.1℃が最低気温となった奈良、昨日に続き秋晴れの一日で
最高気温は26℃迄上り夏日になりそう。
だが天候は夜から下り坂、明日昼から雨がふり、冬型の気圧配置へと変わり、
寒気が襲来するという。一雨ごとに秋が深まるようですね。
11時、23.2℃、58%
遅れていた「キンモクセイ・金木犀」の香りがそこかしこから漂う秋の一日、
日本には花が多い雄株だけが原産地の中国から江戸時代に持ち込まれたようで
4mmほどの小さなオレンジ色の花が、葉の付け根に集まって咲き、その花冠は
厚みがあり、先は4裂する。
短い花糸の雄蕊が2個、中心部に雌蕊が1個あります。
遊歩道を散歩していると、サクラの葉が色付き始めている。
そして学校のフェンス沿いには「アケビ・木通」の実も色付き始めている。
熟した実が割れた様子から人が「あくび」をしているように見え、「開け実」
と呼ばれていたものが次第にあけびに変化したともいわれている。
実は、甘くやわらかいやや果汁の少ない食感で、かつては子供のおやつに。
未熟果はシロップで煮るか、酢漬けなどの食べ方をするようで、果皮は栄養満
点ですが、苦味があるためアク抜きをしてから炒めものや天ぷらなどにして
食べられている。果皮は栄養豊富で、とても良い食材で
「コブシ・辛夷」の実も赤く色づいている。
色付いた実が裂け始め、真っ赤な色をした『仮種皮』が垂れ落ちてくる。
コブシの実は、10㎝程度で、複数ある雌蕊の子房が実になって集合したもの
で、 「袋果・たいか」に入った集合果になり、その見た目が握り拳(こぶし)に
似ていることから 、和名が付けられたようです。
沢山ある種の一部だけが大きくなることからデコボコになり、その1つ1つに
2個の種が入っていることが多いようです。
地面に落ちている種は、アオゲラとキビタキなどの野鳥が食べ別の場所に運び
、未消化のまま糞を出し、その場所でまたコブシが増えるわけですね。
なお果実酒のネタとして利用されることはあるらしいが、食べられないと。
同じように果実酒になる「ボケ・木瓜」の実もなっている。
9〜10月頃が収穫時期、だが生の実はかたく苦味や酸味が強いため、そのまま
生で食べることは勧められず、ジャムやはちみつ漬け、シロップ、果実酒など
に加工して食べられている。
なお疲労を回復させたり、咳止めなどの効果があるようです。
コスモスも満開ですね。
まだ咲いている「アベリア」に「ホウジャク・蜂雀」が飛んで、吸蜜をするが
せわしなく飛び回り、シャッターが上手く切れない。
ホウジャクは、スズメガ科に属する蛾の仲間で、ハチドリに似た飛び方をして
見た目と直線的な飛び方から、蜂と見間違えられる事もあるようです。
散歩するのによい季節になり、30分ほどで秋を少し感じることができました。