カメラを片手に

大和文華館も京都文化博物館もネコ

よく冷えこんだと思えば深夜の14.1℃、やや雲も多いがからっと晴れた一日、
最高気温は午後2時半過ぎの24.0℃と秋らしい天候となりました。
でもこの良い天候も明日迄、三連休後半は雨となるようだ。
      15時半、22.7℃、39%

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はヒユ科の「ハゲイトウ・葉鶏頭
葉が赤や黄色に斑紋するカラーリーフプランツの一年草、秋の深まりに従い
色が冴えてくることから「が美しい鶏頭」という意味あいから「葉鶏頭」と
      

中国名は「雁来紅」、秋に雁が飛来すれば、その葉が紅色に染まることから。
別名として「カマツカ・鎌柄」、鎌の柄になる木ということ。
平安時代、清少納言の『枕草子』に、
かまつかの花 らうたげなり 名ぞうたてあなる 
           雁の来る花とぞ 文字には書きたる

戦争時代を色濃く反映した作品も含まれる句集「山光集」・雁来紅の作者で
明治から昭和の歌人・美術史家・書家でもあった「会津八一」(1881-1956)
号は「渾斎」や「秋艸(しゆうそう)道人」で、後者の「艸」は草を意味し、
萩・菊・葉鶏頭など秋の草花を好まれ、自宅庭に植えられていたことからと。

特に終戦直後の気持ちを詠まれた『山家集・雁来紅』第8首、1945年61歳
かまづかの 下照る窓に 肘つきて 世をあざけらむ とごころもなし
意)”葉鶏頭が赤く美しく照り映える窓に肘をついて、
       世間を嘲笑うような鋭いしっかりした心は今の私にはない”
                        
花言葉は「不老不死

大和文華館でも9月24日まで開催されていた「文人サークルへようこそ」にも
江戸期・宝暦8年(1758) 鶴亭筆「雁来紅に小禽図」として画材にも
      
      雁来紅に小禽図 鶴亭筆 日本 個人蔵

その大和文華館、明日7日(土)~11月12日迄、今回はイヌとネコに焦点を当て
特別展「いぬねこ彩彩 ―東アジアの犬と猫の絵画―」が開催されます。
会期 2023年10月7日(土)~ 11月12日(日)大人950円
犬と猫は、東アジアでは古くから絵画のモチーフとしても人気を博しており、
中国、朝鮮半島、日本における12~20世紀の犬と猫の絵画が展示されます。
東京国立博物館、泉屋博古館や当館の重要文化財5件と黒川古文化研究所の
重要美術品1件を含む総計63件(前後期を含む)
なお大和文華館開館記念日の10月31日(火)は無料招待デーです。
            

奇しくも「京都文化博物館」でも「もしも猫展」が11月12日迄開催中です。
猫の擬人化作品と、それらを描いた歌川国芳を主軸に捉えながら、江戸時代の
擬人化表現の面白さを見せて頂けるとか。 大人1600円
      

芸術の秋ですね。

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