曇り時々晴の天候で今朝は11.6℃と暖かめの朝の奈良、最高気温は午後1時
過ぎには21.6℃まで上がり、小春日和の一日になりました。

こんな遠くからでも若草山も芝紅葉になり始め、ススキの白さが増してきた。
麓の奈良公園内の奈良国立博物館では、秋の恒例の「第74回正倉院展」です。

今年は開館直後の9時~10時入館の事前予約をしていたが、出発が遅れさらに
交通渋滞もあり、到着は9時半前になりました。
まだこんな待たれている人が・・・10分ほどで館内に入れば 

一昨年・昨年に比べれば人垣が二重三重にもなる展示物もありました。
今年の特徴は59件中、初出陳が8件もあることですね。
【正倉院宝物のなりたち】
一番初めに香木「全浅香」

「漆背金銀平脱八角鏡」の周りも混んでいました。

【調度の美】
「銀壺・ぎんこ」が鑿彫りでなかなか精巧さに驚きでした。
パネル表示を参考に見ていると時間が・・・

【宮廷の装い】
「彩絵水鳥形」

「班犀把緑牙撥鏤鞘金銀荘刀子」

【天平の演劇世界】
「伎楽面 力士」

【仏教荘厳の美】
「紛地彩絵几」、足元の色使いが秀逸

【奈良時代の文書】きれいな字に・・・生活感が伝わる
【聖語蔵の経巻】
【宝物の保存】
「錦繍綾絁等雑帳」

かなりの足取りでは見せて頂いても、80分もかかりました。
一階に降りて、お茶席で呈茶を頂けば、菓子は菊屋さんの正倉院展のみの
「花喰鳥・はなくいどり」でまったりと。
*花喰鳥とは、装飾文様の一つで、鳳凰などの瑞鳥が花枝などをくわえた
もので、ササン朝ペルシアに起源があり、日本では正倉院御物が有名。

でもお土産物売り場は大混雑で、何も買わずに11時には出口に。