事始めの朝、雲を通して日が差しこんだ朝、最低気温は1.6℃と冷え込み
シーズン最低を記録した奈良、日中は12.4℃迄上がり、吹く風も弱く穏やか
な冬日でした。
天候は下り坂のようで、明日土曜日の午前中、太平洋沿岸に発生する低気圧
の影響で雨の降る所もあり、寒ーい一日になるかも。
12時、11.2℃、51%
さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はウコギ科の「ヤツデ・八手」
ウコギ科の常緑低木で、湿り気のある日陰に自生し、大型の葉が、和名の由来
のように掌状に深い切れ込みが掌状(7~9)に裂けた独特の形をしている。
晩秋に丸くまとまり咲く黄白色の花は、蜜を求める昆虫にて受粉する虫媒花、
花は直径5㎜ほどの5弁花で白く、両性花または雄花と雌花があり、雄蕊は5本
雌蕊(花柱)も5本、花弁は小さく反り返り、花茎を含めて黄白色でよく目立つ。
その後翌春~初夏には熟し、直径3㎜ほどの球状の黒い実を付ける。
なお葉は民間薬の去痰剤として用いられる。
花言葉は「分別」
今年は短い秋だったためか、昨日近くの緑地帯に残された小山に上がれば、
林中にヤツデはあるのだが、花は見なかったようです。
西を眺めれば、遠くに生駒山のテレビ塔が見えますね。
生駒山まだ晩秋の装いが残り、テレビ塔の右端に生駒山上遊園地の飛行塔👇
実は茶花探しにと出かけました。
「サンキライ・山帰来」の実と葉を採ったのだが、色付きがまだで玄関に。
今年の短い秋でサンキライの紅葉はまだ、実も色付きが不足しています。
さてサンキライは別名、名の由来は病人が山でこれを食べたおかげで回復し、
元気に戻ってきたことから山帰来となったという。
本来は「サルトリイバラ・猿捕茨 ・菝葜」と呼ばれ、サルトリイバラ科の
落葉つる性の多年生植物で茎には棘があり、山野や丘陵に自生する雌雄異株
の2mほどの半低木です。
葉は光沢があって少し厚く、丸い形をしていることから柏餅の葉に代用にも。
別名は他に「ガンタチイバラ」「カカラ」など。
生薬として用いられるのは赤い実と根で、別名の山帰来は、地中の肥大化した
根茎だったとも言われている。
また秋に赤く色付く果実は毒消しの効果とともに、赤い実は縁起物として
クリスマスのリースやお正月飾りにも。
カシの木などの紅葉に、変わった葉が目に留まりました。
こんなところに「コシアブラ・漉し油、濾し油」があるなんて!!
ウコギ科の落葉高木、枝の先から出た若芽が「山菜の王様」として人気。
苦味があるがアク抜きで食べると美味しく、栄養素やカロリーも豊富と。
和名の由来は、古代にこの樹脂をろ過して(漉して)油を採取したことからで
平安時代にウルシが普及するまでサビ止めの塗料「金漆(ゴンゼツ)」の原料として珍重された。
葉は小さな楕円形の葉が5枚1組で、手のひら型に集まり、葉の付け根部分が
8~30㎝ほどの長さになる。
秋に黄色または白銀色に変化し、周囲の黄葉とのコントラストが美しい。
さらに黄葉は向こう側が透けて見えるような色合いも鑑別点になる。
8月頃に淡い黄緑色の小花が円錐形状に集まって枝先に咲くという。
4月と8月に忘れずに来なくては。