カメラを片手に

タカサゴユリも終わりに

朝のうち雲量は多いが夏の日差しが降り注ぐ奈良、昨日と比べれば
やや湿度が低く、べとべと感の少ない朝になりました。
      10時、29.2℃、67%

だが日差しは10時半に30℃を越えさせたが、昼前から雲が空全体を覆う。
最高気温は12時半の33.7℃と。
この天候は温帯低気圧になった台風12号が、日本海で秋雨前線に取り込まれ、日本海側は雨がちに。奈良にも夜に一部の雨雲が流れ込みそうだ。

昨日の夕方、タカサゴユリを撮るつもりで家を出ようとすると、連れ合いから
運動不足からか腰が痛いので、散歩に一緒にとのたもう。
連れ合いはさっさと我が目的の場所とは反対側の公園へと歩き出す。

学校ののり面で草の中から1本だけ首を伸ばす「タカサゴユリ・高砂百合 」、
台湾原産のユリで、中国では台湾百合とされるが、台湾の高地民族「高砂族」
や沖縄の方言で台湾のことを「タカサング」 呼ばれることからこの名が・・
日本には1924年に園芸用に移入され、全国に広がった帰化植物になる。
7月から9月にかけて咲くようだが、この辺りではお盆あたりからだ。
      

6月~8月に咲く日本固有種の「テッポウユリ・鉄砲百合」とよく似ており、
一部の地域では「ホソバテッポウユリ 」といわれるほどで・・・
鑑別点は「テッポウユリ」の葉はやや太く、花房はふっくらしている。
一方「タカサゴユリ」の葉はやや細く、蕾や花に赤紫色の縞を認めるようだ。
だが、テッポウユリとの交雑種が多く、変異も起きやすく鑑別は難しい。
 
歩いてきた遊歩道、住宅地との境界際にも一本だけが・・・
台湾の百合が増えしと草刈夫』 宮津昭彦

種子を多くつけ、風で運ばれて分布を拡げ 、二年後から咲き出し群落になる
のだが、連作障害のため数年後にはほとんど見られなくなる。

線路際のタカサゴユリの群落を撮りたかったのにと言うと、
      

ああ、あの線路際で群落だったタカサゴユリ、先週初めは満開だったのが、
雨の一週間でかなり萎れており、残念ねと連れ合いが憎たらしくいう。

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