今朝も25.8℃で、午前中は時折陽差しもあり、11時過ぎには33.0℃迄上がるも
午後からは曇り空、時折雨粒も落ちてきて、蒸し暑く不安定な天候に。
12時半、32.3℃、61%
56年前、1967年この日、言語学者「新村出・シンムライズル」享年90歳にて
老衰のため京都市北区の自宅で没す。
皆様は一度は開いたことのある国民的辞書、岩波書店の『広辞苑』を編纂され
た方といえばお分かりになるでしょう。
山口県生まれ1956年に文化勲章受章、号は「重山」、言語学、国語学の分野
、美術関係、キリシタン関係や16・17世紀のヨーロッパ文物交渉史など多岐に
及ぶ。なお『広辞苑』は生き続け、改訂は七版を重ねている。
有能な国語学者で謹厳と思われるが、「偉大にしてチャーミング!」と評され
名言として「私は中ぐらいを愛するんです」
「大器晩成ならぬ小器中成」と
お孫さんに寄れば上記の名言のように、洒脱でユーモアをもたれ、妻を愛し、
子どもと孫を愛し、親類を愛し、人間を愛し、自然を愛し、言葉を愛された。
さらに喜寿の歳から高峰秀子の熱烈なファンとなり自宅へ訪ねられたとか。
さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はキク科の「ノコギリソウ・鋸草」
広辞苑に寄れば
"キク科の多年草。山地に自生するが、観賞用にも栽培。高さ80㎝内外。
全体に軟毛があり、葉の縁は細かく深裂。夏、白色の小頭状花を開く。
淡紫色・紅紫色もある。
同属のセイヨウノコギリソウ・キバナノコギリソウの両種は、園芸上、
属名のアキレアと通称、観賞用に栽培。羽衣草。〈[季]夏〉
追加して記せば
さて和名は葉の形が櫛のように切れ込みが入り”ノコギリ”に見えることから、
東アジアからヨーロッパおよび北アメリカに自生し、荒れ地や乾燥気味の地で
も7月から9月にかけ花を咲かせ、その花は密な散房花序、5~7個の4ミリほど
の舌状花を持ち、その先端は三つに浅く分かれる。
また葉の形以外の特徴としては、白い花びらの真ん中の筒状が黄色を呈す。
別名は「ノコギリバナ・鋸花」、羽衣の故事から「羽衣草・ハゴロモソウ」
調べたが理由がよく判らない。
さらに「ゴコウソウ・蜈蚣草」「ユウエンソウ・蚰蜒草」とも呼ばれる。
平安時代には、ノコギリソウのまっすぐな茎を『筮・ぜい』という50本の占い
の”ひご”に見立て用いており、中国では筮竹や卜筮を「蓍・めどぎ・めとぎ」
ともいい漢名では「シソウ・蓍草 」と表す。
園芸品種はユロッパ原産のセイヨウノコギリソウがほとんどのようです。
花言葉は「忠実」
セイヨウンコギリソウ
西欧ではトロイ戦争でアキレウスがノコギリソウの薬効を兵士たちに伝えたこ
とからアキレアと呼ばれ、このように古くから体を健康に保つハーブの一種と
して利用されてきた。
葉や茎から精油を採取すれば、カマツレン、シネオールなどを含み、また葉茎
を煎じたものは風邪や滋養強壮に効果を発揮するとされる。
ノコギリソウの分泌液がテントウムシのような益虫を集め、害虫を退治し周り
の植物のカビも防ぐ効果があるとされ、コンパニオンプランツとなる。