マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

今回は何が違うのか?

2008-02-14 23:46:04 | Weblog
インタフェースに続いて、DWMでもオマケ基板の予告が始まったようですね。予告によると、「今回のARMボードは何かが違う」ということで、どうやらまたARM基板が付属するようなんですが、いったい何が違うというのでしょう。いくらなんでも、前回のように「配線が違っていた」というオチではないでしょうけど。来月号あたりの予告で、もう少し詳しく告知してくれるんでしょうか。しかし、インタフェースとほぼ同時期のオマケ基板になりますよね。特別定価になるんでしょうし、読者としてはどちらを買うか、はたまた両方買うか悩ましいんですけど。CQさんとしては、互いに食い合うことは心配していないんでしょうか?

以下、何が違って欲しいか、自分の願望を列挙してみます。
  1. Coreが違う。個人的には、Cortex-M3を勉強してみたいです。もっとも、ほとんどC言語しか使わないので、どれだけ勉強するかは疑問ですが。。
  2. メモリ容量が違う。前回のADuC-7026は、結構使いやすかったですが、Flash 64K + RAM 8Kとメモリ容量が少なめでした。128K+32Kくらいあれば、GCCでARM命令を使っても、TOPPERSに加えてTINETも入れられると思うのですが。ADuC-7026では、外部SRAMの接続をサポートしていたのでメモリ追加もできましたが、バスはアドレス/データが多重化されて、どうしてもアクセスは遅くなります。割り込みでの処理速度が重要な場合には、少ないSRAMにコードを配置してしのがねばなりませんでした。
  3. USBが使える。デバイス側だけでいいので、やっぱりUSBが欲しいです。給電にも使えるし。コネクタは、ミニBを使ってあらかじめ基板に装着済みが望ましいです。
  4. SDが使える。ヒロセあたりがスポンサー協力しており、ミニBとともにMicroSDカードのソケットを装着済みにして欲しい。いつもSparkfunで買ったボードつなげるので、最初から付いてると助かる。
  5. 電池で動く。昇圧回路が載っており、乾電池での駆動が可能。携帯できることはもちろんなんですが、開発時にも助かります。JTAGとデバック用のシリアルにUSBを使っていると、USBが2ポートしかないノートPC環境ではUSB給電のためのポートが不足してしまいます。JTAGが仮想シリアルポート機能も持っているんですが、RS232Cコネクタなのでかえって不便なため使っていません。HUBつなげればいいだけのことですが、ただでさえ狭い作業机がさらに狭くなります。
  6. RS232Cは無し。シリアルポートには、RS232Cコネクタを使わないで欲しい。場所食うだけで邪魔です。MAX232みたいなレベルシフタも不要です。TTLで出しておいてください。シリアルが使いたければ、秋月の変換モジュールをつなげて使います。

ざっと、こんなところでしょうか。「前回のARMボートとは何が違うのか」というよりは、同時期の「インタフェースのボードとは何が違うのか」の方が、購入選択が必要な読者にとってはより重要な気もします。