マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

マイコン資源の使用状況

2008-02-06 21:13:31 | W-SIM
使用しているマイコンAT91SAM7S256にはARM7 CPUとしての機能以外にも各種周辺機能が備わっています。これら周辺機能の使用状況とその用途をまとめると次のようになります。

周辺機能名Rev2ボードW-SIM電話機ボード
PIOLED制御キーパッド、スイッチ、RTC割り込み、W-SIM DISP信号、CODEC/LCDのリセット
SPI未使用LCD制御
TWI (I²C)未使用CODEC, RTC制御
USARTW-SIMモデム信号W-SIMモデム信号
SSC (同期シリアル)W-SIM PCM信号未使用
RTT未使用未使用
PITTOPPERSで使用TOPPERSで使用
WDT未使用未使用
TC (Timer)未使用未使用
PWM未使用CODEC用クロック生成
UDP (USB)USBオーディオ未使用
ADC未使用電池電圧測定
DBGUデバック用コンソールデバック用コンソール

対比のためにRev2ボードでの使用状況も示しました。Rev2ボードではW-SIMからのPCM音声信号はSSCで受けて、USBを経由してホストのPCと送受する構造となっていました。W-SIM電話機ボードでは、PCM音声信号はCODECにつながっているために、SSCは未使用となっています。

ソフトウェアの大きさは、こんな感じです。
$ size simphone.elf
   text    data     bss     dec     hex filename
  41148    1264    7848   50260    c454 simphone.elf
$

41148+1264=42412バイトが、256KBあるフラッシュの使用量となります。SRAMは64KBありますが、そのうちの1264+7848=9112バイトを使用していることになります。表示に使用している英文フォントもtextサイズの中に含まれています。また、各タスクが使用するスタックはbssサイズの中に含まれています。

このようにまだまだメモリには空きがあるので、次の段階としてTCP/IPのサポートのためにTINETを入れてみるつもりです。