使用しているマイコンAT91SAM7S256にはARM7 CPUとしての機能以外にも各種周辺機能が備わっています。これら周辺機能の使用状況とその用途をまとめると次のようになります。
対比のためにRev2ボードでの使用状況も示しました。Rev2ボードではW-SIMからのPCM音声信号はSSCで受けて、USBを経由してホストのPCと送受する構造となっていました。W-SIM電話機ボードでは、PCM音声信号はCODECにつながっているために、SSCは未使用となっています。
ソフトウェアの大きさは、こんな感じです。
41148+1264=42412バイトが、256KBあるフラッシュの使用量となります。SRAMは64KBありますが、そのうちの1264+7848=9112バイトを使用していることになります。表示に使用している英文フォントもtextサイズの中に含まれています。また、各タスクが使用するスタックはbssサイズの中に含まれています。
このようにまだまだメモリには空きがあるので、次の段階としてTCP/IPのサポートのためにTINETを入れてみるつもりです。
周辺機能名 | Rev2ボード | W-SIM電話機ボード |
---|---|---|
PIO | LED制御 | キーパッド、スイッチ、RTC割り込み、W-SIM DISP信号、CODEC/LCDのリセット |
SPI | 未使用 | LCD制御 |
TWI (I²C) | 未使用 | CODEC, RTC制御 |
USART | W-SIMモデム信号 | W-SIMモデム信号 |
SSC (同期シリアル) | W-SIM PCM信号 | 未使用 |
RTT | 未使用 | 未使用 |
PIT | TOPPERSで使用 | TOPPERSで使用 |
WDT | 未使用 | 未使用 |
TC (Timer) | 未使用 | 未使用 |
PWM | 未使用 | CODEC用クロック生成 |
UDP (USB) | USBオーディオ | 未使用 |
ADC | 未使用 | 電池電圧測定 |
DBGU | デバック用コンソール | デバック用コンソール |
対比のためにRev2ボードでの使用状況も示しました。Rev2ボードではW-SIMからのPCM音声信号はSSCで受けて、USBを経由してホストのPCと送受する構造となっていました。W-SIM電話機ボードでは、PCM音声信号はCODECにつながっているために、SSCは未使用となっています。
ソフトウェアの大きさは、こんな感じです。
$ size simphone.elf text data bss dec hex filename 41148 1264 7848 50260 c454 simphone.elf $
41148+1264=42412バイトが、256KBあるフラッシュの使用量となります。SRAMは64KBありますが、そのうちの1264+7848=9112バイトを使用していることになります。表示に使用している英文フォントもtextサイズの中に含まれています。また、各タスクが使用するスタックはbssサイズの中に含まれています。
このようにまだまだメモリには空きがあるので、次の段階としてTCP/IPのサポートのためにTINETを入れてみるつもりです。