マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

DTMFを送る

2008-02-01 22:48:05 | W-SIM
DTMF(いわゆるピポパ音)を送出する機能を追加実装しました。

通話状態において、DTMFを送出する方法には次の2つがあります。
  1. CODECのトーン生成機能を使う方法
  2. ATDコマンドを使う方法
1のCODECのトーン生成機能についてはすでに記事にしていますが、着信音だけでなくDTMF音を生成することもできるので、この機能を使います。I²Cを使ってCODECのレジスタに書き込みすることで、指定したDTMF音を指定した出力デバイスあるいはPCMに送出することができます。

2の方法は、ATDコマンドに続いて送出する桁を指定する方法です。複数桁を指定することもできます。ATDコマンドは、本来発信する際に使用するものですが、通信相手と接続されている状態においてはDTMF音を送出する機能として働いてくれます。

今回は、1のCODECを使う方法で実装しています。この方法は通話中でなくても利用できますので、キークリック確認音としてのDTMF発生にも使うことができます。