マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

Make Controller

2008-08-03 13:39:01 | Weblog
AT91SAM7SE256で挫折中なので、気分転換に新しいボードを買ってしまいました。某雑誌の企画と同じように、「今度はEthernetに挑戦しよう」というわけで、AT91SAM7Xの基板にすることにしました。AT91SAM7Xの基板をざっと探すと、次のようなものがありました。
  1. SAM7-EX256. OLIMEXのボード。基本I/Oのコネクタはもちろん、マイクやスピーカを接続するためのジャックも装備。Nokia 6610 LCDもあり、最近のOLIMEXのSTK的な構成。SSCのピンがUSBのプルアップ制御とホスト接続検出に使われてしまっているので、W-SIMを接続できない。
  2. AT91SAM7X-EK. ATMEL純正の評価ボード。Ethernet PHYもボード上に装備、SSCのピンも使用可能。使い易そうだけど、ちょっと高い。
  3. MMsam7x. ポルトガルのPropoxが販売するヘッダー・ボード。シンプルなのはいいんだけど、Ethernet PHYも搭載されていないので、自分で外付けしてやる必要あり。
  4. Make Controller Kit. あの雑誌のMakeと関係あるらしいが、そのあたりは良く知らない。コントローラ・ボードとアプリケーション・ボードから構成されている。コントローラ・ボード上にはMCUとEthernet PHYが載っているが、コネクタは全てアプリケーション・ボード上。SSCのピンは利用可能。
周辺がゴタゴタと付いているよりも、必要最低限のものだけでコンパクトな方が好きなので、どちらかというとヘッダーボードの方が好ましいです。値段としては、PHYが含まれていないMMsam7xが安いのですが、PHYを別途購入してQFP48ピンをハンダ付けすることを考えると、PHY付きの基板が望ましいです。その点、Make Controllerはコントロール・ボード上にPHYが載っているので助かります。

と、まぁこんな安易な検討を経て、Make Contorollerを購入することに決定。Making Thinsでは、コントローラ・ボード単独でも$60で販売しています。ところが困ったことに、ここは海外への送料がベラボウに高くて$88取られます。合計$148。さすがに、送料高いことは先方も承知しており、海外の場合にはMake Magazineの販売サイトからの購入を提案しています。こちらでは、コントローラ単体での販売はされていないのですが、アプリケーション・ボードを含めたキットと送料を合わせても$141なので、こちらから購入することにしました。ちょうど、7月は売れ残りTシャツをクーポンコードを入力することでタダにするというキャンペーンをやっていました。そんなわけで、届いたキットとTシャツです。



ドキュメントやCD-ROMは一切付属していません。回路図を含む資料一式はMake Thingsからのダウンロードとなります。コントローラ・ボードの表側にはMCUしか見えませんが、裏側にPHYチップとSPI EEPROM等が実装されています。アプリケーション・ボードには、センサやモータなどをつなぐことを意識して端子が数多く出ていますが、わたしの場合はほとんど使わないことになるような気がします。



Make Magazine読んだことないのですが、雑誌に登場するキャラなんでしょうか?結構、気に入りました。

しばらくキット構成で動作確認をして、その後必要最低限のコネクタを用意したボードを用意してコントローラ基板を載せることにしようかと思っています。