マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

めざすはVoIP GW

2008-08-14 01:29:30 | VoIP
さて、今回のAT91SAM7X256を使っての製作目標を定めておくことにします。いつものようにW-SIMをつなげての音声通話に加えてEthernetインタフェースとくれば、これはもうVoIPのゲートウェイ(GW)を作るしかないです。

VoIPプロトコルには、定番のSIPを使用することにします。PC上で動作するフリーのSIPソフトフォンはいくつもありますので、これをインストールしたPC上から発信すると、GWがW-SIMを使って通話を確立するという仕掛けです。着信も同様にして、W-SIMへの着信をSIPを使ってPC上のSIPクライアントに通知することになります。PCとGWの間の音声データは、RTPを使って送受します。コーデックとして(W-SIMが使用している)u-Lawを使う事にすれば、音声データはそのままW-SIMへ送り込めばいいことになるので、GWの処理も簡単です。

SIPのプロトコル・スタックなんて書いたことありませんが、SIPのクライアント(UA)をひとつだけ収容できればいいことにして、発信と着信のために必要最低限の処理だけ実装する方針で手抜きしていけば、まぁなんとかなるのではないでしょうか。

ハードウェアとしては、Make ControllerにW-SIMをつなげなければならないのですが、この暑いさなかにエアコンの効かない部屋でハンダ付けする気になれないので、先にソフトの作業から進めることにしようかと思います。