超スローライフな日々

丑のように、ゆっくりとマイペースでいきたかった2009年も過ぎ寅年ーそれから15年の歳月が経ちました。

数字は世界の共通言語

2006-02-22 | ささやき
 この世に数字なしでは、生活は成り立たない。年も月も、日にちも時間も、距離、値段、気温、すべてがあいまいでハッキリとしたことが何も分からなくなる。誰にでも共通の量を、明確に示してくれるのがこの数字の特性である。
 「儲かる会社」と「儲からない会社」の違いは「社員一人ひとりが、数字を自分のものにしているかどうか」である。人、物、金、情報、システム。会社を運営していくうえで重要なこれらの動きを、数字で解りやすくとらえていかなければ決して「儲かる会社」にはならないだろう。
 人間のカロリー消費には「基礎代謝」と「生活活動代謝」がある。一日中ボーと寝転がっていても、呼吸や心臓の運動などでカロリーは消費されている。これが「基礎代謝量」でどんな活動をしても、日によってさほど変化するものではない。一方、マラソンなど運動して消費されるカロリーは「生活活動代謝量」で「運動した日」と「全く運動をしなかった日」で大きな差が出る。
 これと同じように会社の費用も大きく2つに分けられる。「基礎代謝量」にあたるのが「固定費」。「生活活動代謝量」にあたるのが「変動費」。固定費とは物が売れても売れなくてもかかる費用。具体的には正社員の給料、家賃、光熱費、減価償却費など。これに対し変動費は物が売れれば売れるほどかかる費用で、その額は売上高に比例する。具体的には、パートの給料、商品材料の仕入原価、その輸送費など。会社に課せられた最終目標は何か?それは売上高から費用を差し引いた「利益」を追求し、お金を増やすことである。どんぶり勘定で費用を計算しているような経営者にはとうてい不可能なことである。
 費用を「固定的な費用」と「変動的な費用」にわけ、どれだけ売上げたらどれだけ変動費が増え、固定費との合計はどれくらいになって、最終的にはどれだけの利益が得られるのかを把握する。それによって値上げするべきか、値下げするべきかを検討する。会社の経営に重要なプロセスだ。
 つまり、費用を「固定費」と「変動費」に分けることにより、厳密に「売上高」「費用」「利益」を分析することが可能になる。
 今日はここまで続きはまた明日。