読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

本城雅人著「LIFE ライフ」

2015-06-20 | は行
サッカー少年だった三人。高校三年のインターハイでの一つのプレイをきっかけに三人の人生は一転する。
二十二年後、現役のプロサッカー選手になった大場修平、刑事になった渕靖春、裏社会でサッカー賭博をシノギに、
中国の黒社会との付き合いも噂される富樫文雄。
最近修平の前に文雄が姿を現したことに、靖春は警戒を強める。文雄は捜査対象者だった。
修平のキャリアを守るため、文雄を調べ始めた靖春は、やがて、二十二年前に端を発する殺人事件に辿り着く。
それぞれ逃れられない、過去に苦しみながらも、人生に立ち向かう男たちを描いたクライムサスペンス。
サッカーの試合の駆け引きや、やくざの資金洗浄の仕組み、ハワラ業者の存在など知らない世界が
描かれて面白かったが後半端折りすぎでちょっと不満。
「マイバッド」の意味は納得。
「男の戦いは、幼い頃、友達と遊んでいる時から始まっている。他人に嫉妬も不安もすべて心の奥底にしまいこみ、
素知らぬ顔で通さなくては仲間から認めてもらえなくなる。」(P309)
」2015年4月双葉社刊

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