読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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大沢在昌著「カルテット 2 イケニエのマチ」

2011-05-19 | 大沢在昌
前回怪我をしたホウの傷も癒え、最初は渋っていたタケルとホウだったがいよいよチームとしての行動指令がクチナワから下る。
それは、産業廃棄物処理工場跡地の川崎・ミドリ町への潜入捜査だった。
この街の周辺では、四人の子供が死体で発見された。
何棟ものアパートに二千人もの中国人が住みつき、治外法権の無法地帯となっているという。身分を偽って街に入り込んだ三人タケル・カスミ・ホウは、街の自警組織「保安隊」に食い込むが、三人の前にサルや麒麟の面をかぶった異様な集団が現れて・・・。
この事件を通じてやっとチームらしい動きと互いの絆が築かれる展開。
本の厚みが増え275ページの体裁だが
後半以意外性もなく捻りもなく展開が呆気ない、解決法も物足りない感じを受けた。


 2010年12月 角川書店 刊


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