読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

香納諒一著「ヨコハマベイ・ブルース」

2020-03-27 | 香納 諒一

マッ子の著者が、思い出深い故郷を舞台にして描いた、ハードボイルド6つの連作集。元刑事が主人公。トラブル何でも金になるなら何でもやる元興業師在日韓国人の金(キム)と、その解決屋の用心棒となったヤクザ以上に凶暴な元マル暴担当刑事流一(ながれはじめ)何やらいわくありげな二人がコンビを組んで、掟なき港町を暴れ回る展開。

持ち込まれるのは表立てないトラブル話ばかり、その結果命を狙われる話など一つ一つの話にスピード感あり、登場人物が脇役も含め個性派ぞろいで楽しめました。レトロ感有の20世紀末のヨコハマと世相が懐かしい。共に別れた女房に思いを馳せるキャラクターがいい。「牙の刻」「街の貌」「女の眼」「凪の港」「光の花」「雨の

20003月幻冬舎刊 


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