読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

香納諒一著「 刑事群像」

2015-11-19 | 香納 諒一
著者の他のタイトルで活躍する刑事たちが登場する警察小説。
東京都大田区の路上で発見された女性の全裸遺体。殺人事件として捜査一課強行班が動き始める。被害者は経営コンサルタントの坂上実咲。
その名前は、捜査一課に二年前にも名前があがった痛恨の記憶になった「金融ブローカー殺害事件」を呼び起こした。
被害者の身辺調査を進める中、二年前の事件をきっかけに辞職した捜査一課中本班の元刑事・沢崎の名前が挙がってきた。
美しい女のまわりに蠢く男たち。捜査が難航する中、捜査一課は、強行班・大河内と中本班・庄野樹の二班合同体制をとり捜査にあたることに。
登城人物が多く過去の犯罪との関連もあり複雑だ。 誰が主人公というより群像劇として各刑事の地道な捜査状況・心理状況が中心に展開される。
実際の事件の捜査も多数の刑事の地道な努力で解決に導かれるのだろう。
2015年2月講談社刊

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画「コードネーム・U.N... | トップ | 緒川怜著「迷宮捜査」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

香納 諒一」カテゴリの最新記事