読書備忘録

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貫井徳郎著「宿命と真実の炎」

2018-05-14 | 貫井 徳郎

西條シリーズ第2作目。『後悔と真実の色』続編。誠也とレイというカップルの仕業で白バイ警官が殺され、“警察官連続殺人事件"が発生する。程なく警視庁捜査一課九係が捜査に駆り出されるが、前作で卓抜した推理で名探偵の異名を取った西條輝司が「警視庁の威信を傷つけるスキャンダルで失脚し、警察を追われ」ため、そこで今回西條の代わりを務めるのが、所轄の女刑事高城理那。「陰でブス呼ばわりされている」アラサー女刑事。捜査に情熱的な名探偵であり、女性差別をしない九係・村越警部補と組んで真相に迫っていく。一方、西條は警備員からエリートの兄により転職、よく訪れる古書店主の相談に乗ったことから探偵役を務めることになり、かすかな再生の道のりも・・・幼い日に警察沙汰で離れ離れになった誠也とレイ。二人は大人になって再会して警察への復讐だけを生きる糧にしつつ復讐計画を着実に遂行する。一方、事故か他殺か判然としない警察官の連続死に、捜査本部は混迷。高城理那は、かつて“名探偵"を呼ばれた西條に相談を持ち掛ける。後半の意外な動機と思惑前作以上に面白かった。面白いキャラの登場人物たちと西城の続編を楽しみだ。2017年5月幻冬舎刊

『後悔と真実の色』https://blog.goo.ne.jp/sky7dddd/e/190416392cc8a65748fec7707313eb10


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