読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

黒川博行著「熔 果」

2023-01-11 | か行
伊達・堀内コンビの疫病神シリーズ。痛快クライムサスペンス。
白昼堂々起こった福岡の5億円の金塊強奪事件。かつて大阪府警のマル暴刑事だった堀内信也と伊達誠一は今ではヒラヤマ総業の調査員として不動産会社に所属している。仕事中偶然知ったこの事件の裏に下関港で発生した韓国釜山からの金塊密輸事件との繫がりを嗅ぎ取る。未だ押収されていない金塊で一儲けしようと行方を追う二人に、ヤクザ、半グレ集団、汚職警官たちが襲い掛かる。お金に執着しない2人の生き方、食べ物に拘りのある2人。リスクはあるがリターン高い生き方、スリリングな展開と関西弁の笑える掛け合い。
綱渡りの展開がご都合主義的だが痛快で面白く読めた。
2021年11月新潮社刊

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