おおしま あきらのブログ

口元の美は、顔の美!
それは、健康美!

歯周病やインプラント周囲炎でお悩みの皆さんへ

2017年05月17日 12時11分40秒 | むし歯・歯周病
*歯周病やインプラント周囲炎は、歯みがきだけでは改善しません。
*食事を含めたケアなどと口腔ケア重要です。
*歯周病の治療を全身歯科医学的アプローチで進めていきます。
(全身歯科医学的アプローチは、ビー・アイ歯科診療所のオリジナル治療法です。)




歯を削らない、歯の神経を残す全身歯科医学治療を行います。

〒299-1141
千葉県君津市君津1番地 君津健康センター1階東側
ビー・アイ歯科診療所
電話・FAX 0439-54-1949
大島 晃





コロナルリケージ

2017年05月05日 12時25分35秒 | むし歯・歯周病
根管治療(歯の神経の治療)は、結果的に歯の死を意味します。身体は、アシドーシスになり全身的疾患になりやすくなります。
根管治療に完璧な事はありません。
最も重要な事は、むし歯にしない事。
歯を削らない事。
歯の神経の治療をしないこと。歯の神経を温存する事。
何故か?
歯の構造を知れば簡単な事です。
電子顕微鏡レベルでは、穴がいっぱい開いてます。
歯の神経の管は、大変多くの枝あります。
このような構造なので消毒や、管の密閉は不可能です。
ですから、根管治療した歯は、再度むし歯になったり、歯周病になったり、歯が割れたりします。結果的に抜歯になります。
しかし、すでに根管治療した歯が、たくさんあります。免疫力が低下するとドンドン悪化します。
コロナルリケージ(coronal leakage)を知ってますか。
根管系にはイスムス(歯根間の狭小部)やフィン(根管の断面が魚のヒレ状になっている)、側枝、象牙細管など存在します。これによって、歯冠側に細菌などの感染源や唾液などが貯留すると、根管充填を行っても根管を通じて根尖部から歯周組織に感染物質の漏えいが生じます。これをコロナルリケージと言います。
もともと、根管治療を行っても完璧ではないので悪化していきます。



歯を削らない、歯の神経を残す全身歯科医学治療を行います。

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歯糞・歯腐れ病のひびき

2016年04月25日 23時00分51秒 | むし歯・歯周病
平成28年4月24日(日)POIC研究会総会で西田亙先生の講演の中で歯科用語について素晴らしい解説をしてくださった。

×プラーク→×歯垢→歯糞
×歯周病→歯腐れ病

感謝!


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歯周病と酪酸

2015年10月24日 18時11分49秒 | むし歯・歯周病
 歯周病は、嫌気性の菌によって起こる感染症で、発症には宿主側の因子が深く関わっています。
嫌気性の歯周病菌は、下部消化管内嫌気性菌に匹敵する大量の短鎖脂肪酸(SCFA)を産生し、SCFA が歯周組織および微生物に及ぼす影響があります。
 1)SCFA、特に酪酸は、正常口腔プラーク主要構成菌である球菌の発育を阻害し、プラーク蓄積に関与するActinomyces の発育を著しく促進します。そのバイオフィルムは、病原性プラークへ誘導されます。
 2)その結果、嫌気性の歯周病菌の増殖が、組織破壊が起こします。
 3)組織内に浸潤したSCFA は、腸管粘膜とは異なり歯周組織内に停滞・蓄積します。
 4)組織内に蓄積したSCFA は各種免疫担当細胞にアポトーシスを誘導します。
 5)そしてさらに、感染が進行します。
 6)組織内濃度が上昇した酪酸は、歯周病により上昇した血中TNF-α との相乗作用により促進されます。HIV 感染者では、重度の歯周病によりAIDS を発症する可能性が示されます。 
 7)成人の90%以上が不顕性感染しているEpstein-Barr virus は、再活性化により各種リンパ腫や上咽頭がんなどの原因となることが知られています。歯周病により種々のがん、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスや関節リュウマチなどの自己免疫疾患、難治性全身疾患の発症が促進される可能性あります。
 8)酪酸により歯周病は、口腔ガンの進展・転移にも関与する可能性が考えられます。これらの結果は、歯周病や歯周病原菌が新たな全身疾患の誘因となる可能性を示しています。
腸内細菌業の研究により、SCFA は生体にとって有益で重要な物質であることは間違いない。しかし、口腔では、SCFA がその濃度や組織の特性により、為害作用も含め、生体にさまざまな影響を与えていることを示しています。

(腸内細菌叢でのSCFAは、有害物質からのバリア機能の強化、発がん予防、肥満予防、糖尿病予防、食欲の抑制、免疫機能の調節など)

参考文献:第17 回 腸内細菌学会  シンポジウム2‒5
口腔内短鎖脂肪酸の歯周病と全身疾患へ及ぼす影響
落合邦康( 日本大学歯学部・細菌学,総合歯学研究所・生体防御部門)ほか



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**ドックベストセメント治療 **

2015年04月08日 22時06分34秒 | むし歯・歯周病

ドックベストセメント治療とは
現在のむし歯治療は、 ほとんどの場合むし歯はもちろんのこと、 健康な歯も削って治療をしています。
それは詰め物を入れたり、 かぶせて治したりするために 必要だからそのような治療になっているのです。
しかし、削った歯はもとにはもどせません。 削った部分が多ければ多いほど歯は弱くなっていきます。
また、ほとんどの場合、削って治した歯がまたむし歯になっていきます。
その理由は、顕微鏡レベルで歯を見てみると、 削った歯の部分の周りには、ひびがいっぱいできてしまっているからです。
この微小なひびの中には細菌が侵入してしまいます。 その結果またむし歯になってしまうということです。
ドックベストセメント治療では、 なるべく歯を削りません。 全く削らないで治すことも多いです。
具体的には、 むし歯を削って治すのではなく、 鉄と銅を主成分にした殺菌力のあるドックベストセメントを、むし歯に塗り込んでいきます。
その結果、そのむし歯は殺菌され、 徐々に再石灰化という現象により、 カチンコチンに硬くなって治癒していきます。
殺菌され、再石灰化したむし歯部分は無害なものになるので、 削る必要がありません。 その結果、削らなくてすむ治療ができるというわけです。

ドックベストセメント治療のメリットは、以下になります。
・ほとんど削らない
・痛くない
・麻酔しない
・神経とらなくてすむ可能性が高い
・歯の寿命が短くならない


ドックベストセメント治療のデメリットは 保険が効かないことです。

ドックベストセメント治療は、 ただむし歯を削らないで治すという治療ではありません。
虫歯になるには必ずむし歯になる原因があります。 その原因にアプローチして、 根本的に むし歯にならないようにしていきます。
口の中と、体全身は、別のものではなく 密接に相関関係があります。
つまり、口のなかだけ健康で、 体全身がボロボロとか あるいはその逆というのは ありえないのです。
そのため、ドックベストセメント治療をしていくと体全身の予防につながっていきます。
もうそろそろ歯をダメにする削る治療はやめにして、 真の健康につながる予防法をはじめませんか?


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なるべく削らない、なるべく神経を取らないむし歯の治療

2014年07月13日 05時41分20秒 | むし歯・歯周病
なるべく削らない
なるべく神経をとらない
なるべくかぶせない
なるべく抜かない

一般にむし歯になると歯を削ります。
神経の治療では、歯を削り神経を取ります。
その結果、かぶせます。
そして、将来歯が弱り抜きます。

やむを得ずむし歯になった場合、
「なるべく削らない、なるべく神経を取らない」ことが、歯を長く活用できるわけです。

むし歯の原因
局所:口腔内の細菌
全身:砂糖の摂取、ストレス、運動不足、微小栄養素不足(ミネラル)、薬理作用(交感神経刺激)など
*アメリカのロマリンダ大学の研究による「dental fluid transport」という現象から報告されています。

歯周病の原因
局所:口腔内の細菌
全身:糖質の過剰摂取、ストレス、運動不足、微小栄養素不足、むし歯、低体温など

まとめ
むし歯と歯周病の原因の除去のためには、ほぼ同様のアプローチが必要です。つまり、口腔からと全身からのアプローチが必要です。

むし歯の治療としては、ドックベストセメントが有効です。



今後の情報発信およびブログは、ビー・アイ歯科診療所ホームページ内(http://www.bidc.jp/blog)に記載を続けます。
応援よろしくお願いします。


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むし歯予防のワンポイント

2009年12月10日 17時56分04秒 | むし歯・歯周病
歯科では、「むし歯予防、歯周病予防に際して、プロフェッショナルケアとセルフケアを行う必要があります。」といわれてます。
セルフケアは、自分できる予防です。一般的には、歯磨きです。
ここで重要なことは、むし歯や歯周病は、細菌による病気であるということです。歯磨きだけでは、除菌できません。
そこで小生の歯科診療所では、ジェルコートF、コンクールFを推奨し利用していただいてます。

口腔内におけるフッ化物の使用について

2009年09月16日 19時20分09秒 | むし歯・歯周病
口腔内におけるフッ化物の使用について
現在、歯磨き剤の80~90%にフッ化物が配合されているようです。
歯磨き剤にフッ化物が含まれていると歯の強化と歯垢除去が同時にできて便利です。
しかし、歯磨き後、しっかりあるいは数回ゆすいでしまいます。
そうしますと、せっかく歯磨き剤に含まれていたフッ化物を洗い流してしまいます。これでは、効果が薄れます。
少々工夫が必要になります。
たとえば、歯磨き後のゆすぎを1~2回少量の水で行います。
あるいは、仕上げにフッ素洗口を別に行います。

むし歯の予防法・簡単記載

2009年09月14日 20時09分35秒 | むし歯・歯周病
むし歯の予防法
*食事やおやつを規則正しく取ること。だらだら食べないこと。特に、就寝直前の飲食は危険です。
*食後に無糖性(キシリトール等)のガムを咬んで、唾液をよく出すこと。
*フッ素で歯を溶けにくくすること。(フッ素入り歯磨き剤の使用とフッ素洗口の両方を行うと良いです。)
*定期的に歯科衛生士による歯のクリーニング(PMTC)を受けることです。
*薬剤により洗口すること。
*それでも虫歯が止められない程ミュータンス菌が多い場合には、究極の虫歯予防法である、ミュータンス菌の除菌療法(3DS)をお勧めします。



歯茎の短縮について

2009年09月10日 19時47分59秒 | むし歯・歯周病
テーマ:歯茎の短縮


むし歯予防歯周病予防のため、一生懸命歯磨きをしますと、下の歯の場合、歯茎が下がってきます。上の場合は、あがってきます。ほぼ全員の方は気付かずそのままです。そして何年か後にしみたり(象牙質知覚過敏症)、凹み(くさび状欠損)に気づいた時、歯医者に行きます。処置としては、塗り薬や、コーティング剤を用いて悪化を防ぎます。症状がなくなって一安心ですが、実は、これは、治療の終わりではなく始まりです。しかも歯が抜け落ちるまで続きます。

しみていた部分や、凹みは、象牙質が露出しています。この部分を顕微鏡で観察すると表面は穴だらけです。この穴は約2ミクロンです。(むし歯菌は、約1ミクロンです)人工物で補修しても人工物との境界部は、穴だらけですので何年か後にはむし歯になります。
 では、どうしたらよいか。歯茎が下がったり、あがったりしている人は、無症状でも補修する必要がありますし。すでに補修した人は、定期的に歯科にてチェックをして、必要があれば、治療のやり直しを薦めます。さし歯などの被せものをしている歯も変色やレントゲン検査し疑いがあれば治療する必要があります。
 歯茎が下がっていない人上がっていない人は、歯科にて定期的点検と各自にあった適切な歯磨きを指導を受けること。また、究極の予防は、3DSという方法を用い虫歯菌を除菌、殺菌します。
いずれにしろ、治療して痛みがなくなったら終わりと考えていると必ず痛い目にあいます。
むし歯は、怖いです。(むし歯は感染症であることを忘れないでください。)
2009・9・4 君津製鐵所歯科診療所   サルーテNo.1

フッ素入り歯磨き剤使用とフッ素洗口

2009年09月07日 12時20分08秒 | むし歯・歯周病

むし歯予防にフッ素ということは良く聞くと思います。
子供だけでなく、大人にも有効です。
現在、多くの歯磨き剤にはフッ素が含まれていますが、
歯磨き後すぐ、ゆすいでしまいますので効果が低くなります。
フッ素洗口が有効です。使用してはいかがでしょうか。

むし歯・歯周病予防最前線

2009年08月01日 09時56分10秒 | むし歯・歯周病
 最近、口の中の健康を大変きにして歯磨きを一生懸命行う人が増えています。一方、歯をこんなに一生懸命磨いても一向にむし歯が減らない、歯周病が良くならないという話も聞きます。
 これは、簡単に言うとむし歯菌、歯周病菌の巣窟であるバイオフィルムが取れていないため常にむし歯菌や歯周病菌に歯や歯茎が侵されているからです。完全にとるためには、自分で行うセルフケアだけでは不完全でやはり専門家である歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが必要です。ここまでは、多くの人々は知っていると思います。
 実際に自分の口の中にむし歯菌がどれだけいるのかあるいは歯周病菌がどれだけいるのかまたく分かりません。そうなると検査が必要になります。たとえば、糖尿病や高血圧などでは、血糖値や血圧や血液検査を行います。その結果をもとに経過観察、食事療法、運動療法など取り入れたり、投薬による治療を行います。むし歯や歯周病では、そのような対応を行う機会がなかったです。
 そこで、積極的予防歯科を目指すため小生の診療室では、むし歯菌の検査などを行うことにしました。また、精度をえるため院内検査作業を取らず外部検査を行い客観的精度を上げることにしました。結果は、数値による評価をします。(残念ながら現在のところ保険が適応になりません。費用は4200~5780円)
 得られた検査データよりむし歯になるリスクが低い人と高い人に大まかに分けることができます。リスクの低い人は、現状維持などを心がけたり、より一層リスクを下げることをすればよいのです。(細部については省略します。)また、むし歯になりやすいリスクの高い人は、むし歯菌の除菌を勧めます。(3DSという方法)通常バイオフィルム(むし歯菌などの巣窟)は薬剤や抗生物質の効果はありませんので。プロフェッショナルケアを行い、バイオフィルムを除去し、自分の歯並びにあったトレーに薬剤を用い歯に合わせむし歯菌を殺菌します。これにより約6か月ぐらいの効果がありますこれを繰り返すことによりむし歯から守ることが重要です。(この治療法も現在保険適応はありません。費用の目安は、税込30000円)また、むし歯菌0、5年継続になるこの方法の延長線上の方法がありますが難しいです。
 簡単な説明でしたが、これが、現在のむし歯予防の考え方の一つです。
 老若男女問わず必要と考えます。