おおしま あきらのブログ

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予防歯科の正しい考え方

2015年08月29日 08時00分52秒 | 診療の特徴

歯医者で痛い思いをしている人のたった一つの共通点は「痛くなってから通院する」この一つです。痛みが出てから治療を行うのでは、その歯は寿命を終えるのを待つのみです。
「痛くなる前に通院する」これが今、注目されている新たな考え方です。
近年、歯科治療では「予防歯科」が大きく注目されています。

「予防」と「治療」の明確な差。(広辞苑 第3版参照)

「予防」とは、あらかじめ防ぐこと。つまり、まだ「何か」は起きていない状況が、この予防です。歯の病が起こる前にそれを実際に防いでいこうという考え方が「予防歯科」の考え方です。
これに対し、「治療」とは、病気やけがをなおすこと。また、そのためにほどこす種々のてだて。つまり、事が発生してから処置するわけです。しかし、歯は削ったら決して元通りにならない。

痛くなってから歯医者さんに行くということ

歯磨きもろくにせず、痛くなって初めて歯科医院に駆け込むという経験をした方は多いのではないでしょうか。しかし、ここで断言します。痛くなってからではすでに手遅れなのです。

歯を削るという行為は、口腔内細菌からはこう見えている

歯の悪くなった部分を削り、人工物で補うと人間の目にはわからなくともヒビができます。人間の目から見えなくとも、細菌の目には非常に大きなすき間に見えています。細菌達はそこを狙い攻めてきます。ちょうど、つぎはぎのあるトタン屋根から雨漏りするように細菌は侵略をします。そして、そこから新たな病気が生まれてきます。自分の歯(天然歯)ならばそのようなデコボコは出来ないので、細菌も繁殖しにくいのです。自分の歯にまさるものはやはりないのです。

痛くなったら、神経を抜けばいい!?と思っている人は多い。

何度も繰り返しになってしまい、心苦しいですが歯科の治療は「完全に元通り」にすることはできません。特に神経まで到達し、神経を取ること(抜髄)になってしまった歯は通常の歯に比べて寿命が飛躍的に短くなってしまいます。

神経を抜いた歯の耐久性は驚くほどない

神経の治療をするという事は、歯は、死んでいます。
もろくなり、むし歯や歯周病になります。
慢性炎症、慢性疾患なり、全身の組織をむしばみます。

欧米諸国は?

欧米諸国では、痛くなってからどうにかする“治療”ではなく、普段からの“メンテナンス”に力を入れているから国民全体の歯の残存本数が飛躍的に向上したのです。
歯がない生活は想像以上に苦しいものです。

歯が抜ける大きな原因は虫歯でしょ。いや、違います!

人の歯が抜ける原因で虫歯よりも大きな病気は、ズバリ歯周病です。
歯周病ってどんな病気??

歯周病とは歯や歯と歯茎の間に残った歯垢が歯石になり、そこから毒素を出して歯の骨を溶かしていく病気です。
歯周病も慢性疾患です。先に書いたように全身の組織をむしばみます。がんなどの疾患に関係します。

 
では歯周病を防ぐにはどうすればいいの?

歯周病を防ぐためには、簡単に言うと「歯磨き」を丁寧に行うことが大切です。しかし、多くの方が自己流の歯磨きを行い、しっかりと磨けていないため毎日歯を磨いていたとしても歯周病になるという例は多いです。また、「歯ブラシ」だけの歯磨きでは全体の内の8割しか汚れをとることができず、残りの2割は口の中に残り毒素を排出し続けてしまいます。大切なことは、正しいブラッシング方法を知り、歯科のプロである歯医者さんに定期的(少なくとも半年に一度)言って診てもらうことです。“

ビー・アイ歯科診療所が提案する予防歯科まとめ
1.痛くなった時に行く歯医者さんではない。
2.歯を削るといずれは抜歯という運命をたどってしまう。(必要な場合、ドックベストセメント療法を用います。)
3.大切なのは、治療ではなく予防。
4.定期的に歯医者さんに行く習慣を身につければ、虫歯や歯周病から歯を守ることができる
5.食事では、炭水化物の摂取を少なくする。フィチン酸を含む食べ物の摂取はほどほど。

ビタミン、ミネラルの摂取、運動習慣、生活習慣の改善などが重要。


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大島 晃

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