おおしま あきらのブログ

口元の美は、顔の美!
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血栓形成予防

2006年09月01日 21時40分54秒 | むし歯・歯周病
 狭心症や心筋梗塞,脳梗塞のほか、心房細動、人口弁置換手術後、人口ペースメーカー挿入後などの患者様では、血栓形成を予防するためにしばしば抗血栓薬を常用しています。抗血栓薬としては、抗血小板薬のアスピリン、バファリンやチクロピジン、抗凝固薬のワーファリンなどが目的に応じて使用されます。

 抗血小板薬も抗凝固薬も、歯石除去、抜歯等の処置の際に止血困難となるために、従来はこれらの薬剤を休薬することが広く行われてきました。しかし最近、これらの薬剤の休薬によって、脳梗塞の再発をきたしたり、その他の合併症を起こした症例が報告されるようになって来ました。

 以上のことから、歯科を受診する場合、バファリン、アスピリン、チクロビジン、ワーファリンなどを服用している患者様は内科の主治医にご相談ください。

 最近の症例では、入院施設のある病院にてワーファリン使用者の抜歯に際して、ワーファリンを休薬せず抜歯を実行し、用心のため止血のため2日間の入院をしていただいた患者様がおります。(ワーファリンの休薬ができない患者様)
歯科における治療は、抜歯以外の処置でも外科処置が多いので慎重な対応が必要です。
 皆さんも日々のお口の手入れは、十分行ってください。