娘が先週から働き始めた。
とりあえず、この1ヶ月はお試し期間。
もともと子供が好きな娘にとって
保育補助の仕事は楽しいようだ。
その上、職場の人間関係も
良好なようで、
「こんなに楽しいうえに、
お金をもらえるなんて……。」
と心から喜んでいる。
娘は「白い魔法使い」
「白い魔法使い」さんは、
ピュアで天然なところもあるが、
とにかく真面目に仕事に取り組む
と言われている。
面接で働く理由を聞かれた時、
「気兼ねなく、
美味しいものを食べに行きたいんです。」
そう正直に答えたそうだ。
「お腹いっぱい食べたい」
というのは、子供の頃からの……
いや、胎児の時からの願いだったのだろう。
娘がお腹にいた時、
私の胎盤が悪くなっていて
赤ちゃんに栄養がいかなかった。
8ヶ月検診に行った時に、
妊娠7か月から体重が全く増えてなかった。
私の体重だけは、順調に増えていたのに……。
本来なら1200gぐらいあるはずが、
推定体重500g。
おまけに羊水がなくなっていた。
いつのまに!?
今すぐ出さないと死んでしまうということで、
翌日、緊急の帝王切開で出産。
わずか624gのがりがりで生まれたすみれ。
太ももが人差し指ぐらいで、
赤ちゃんというより
難民の子供みたいだった。
小さい頃に聞いた胎内記憶は、
「おなかすいた〜って、
おかあさんのおなかけってた。」
まさに、その通り。
やたら元気にお腹を蹴る子だ
と思っていたけれど、
まさかお腹が減っていたとは……。
知らぬが仏。
生まれてからも、
自立呼吸できないから
肺に負担をかけないようにと
ミルクも飲めず点滴で生かされていた。
だから、いつもお腹が空いて
泣いていた。
が、口には呼吸器の管が入っているから、
声も出ない。
生まれながらに、
大変な運命を背負ってきた子だ。
そう言うと、
「全然覚えてないから、大丈夫。」
と笑って答える。
アルバイトを始めて1週間。
まだ、給料はもらっていないが、
気持ちは先取りして
行きたかった「運天食堂」さんに。
11時半までのモーニングは、
美味しいコーヒー付き。
娘はおしゃれな店内に大喜び。
そして、さすが産婦人科の下にあるだけあり、
新生児用のベビーベッドもあった。
娘が頼んだのは、トマトシチューセット。
トマトシチューの美味しさに感動していた。
妊婦さんにもお母さんにも
喜ばれそうな体に優しいメニュー。
「本当は、こんなご飯が美味しい産婦人科で
赤ちゃんを産みたかったんです。」
そうお店の方に熱く語っていた。
そうそう、私もそう思って、
ご飯が美味しいと有名な
産婦人科に通っていたのに、
緊急事態で産んだのは総合病院。
親子で同じパターンになった。
オーナーさんも素敵な方で、
いつも優しい笑顔で迎えてくれる。
この笑顔に会いたくなる。
「バリバリ働いて、
また食べにいくぞ〜。」
と張り切っていたら、保育園から
「陽斗君、熱があるから
病院に連れて行ってください。」
と連絡が入った。
こんなことを繰り返しながら、
母も子もたくましくなっていくんだろうな。
☘️3月10日(水)☘️ 〜マリマヤ便り〜
K86 白い世界の橋渡し・青い嵐・音8
人に会うほど元気になる「白い世界の橋渡し」
自己変革の心で日々改善する「青い嵐」
人に合わせるのが上手な「音8」
心惹かれるものや人から学ぶ日。
その場限りの出会いでも、
努力次第で永遠的な関係に
変えることができる。
周りの人を通じて、
自分のエネルギーを解放しよう。