勝手にしあわせになってるかも 〜旧、明日はもっとしあわせにするぞ〜!〜

今日はマヤ暦的にはどんなエネルギー?
日々の暮らしの気づきとともに綴るマリマヤ便り

「うちに来ない。」と誘われて… <タスマニア 田舎暮らし体験>

2016-03-18 22:42:29 | 旅行


Riekoさんのお家は、デロレインの町から
さらに車で15分のところにある。
車で15分と言っても、日本と違って信号なしで時速60~80kmで15分だから、
街からどれくらい遠いのかよく分からない。
途中には羊や牛だけでなく、アルパカを飼っている農場もあり、
同じ景色が続くので、どこを走っているのか分からない。

タスマニアに住む彼女と日本に住む私がどうやって知り合ったのかと言うと、
2年前、デロレインのスーパーで主人と買い物をしている時に、
「へい、彼女、一緒にお茶でも飲まないかい?」
っていうぐらいのノリで、
「もしよかったら、うちに泊まりませんか?」
と声をかけられたのが、最初の出会いだ。

その頃、メルボルンから引っ越してきたばかりで、
話す相手もなく無性に日本語が話したくて、(ご主人は英語のみのオージー)
日本人と見れば声をかけていたらしいが、
たいがいの人は次の目的地に行く予定で忙しいらしく、
振られてばかりいたらしい。
私たちも例外ではなく、クレイドルマウンテンに行く途中だったので、
「帰りに寄れたら、寄りますね。」
という感じで別れたが、本当に3日後に訪ねて行った時には、
まさか本当に来るとは思わなかったらしく、すごく喜んでくれた。
その時頂いたスコーンの味が忘れられなくて、
2年後の今回は娘と二人で2泊させてもらう事にした。

近くには滝と湖があるくらいで、本当に何もないへんぴな所……
という彼女の言葉は、全くその通りなのだが、
見どころはなくても、面白いと感じるものはたくさんある。
例えば、飼っているニワトリとカモたちは、人懐っこくて、
人が外に出てくると、エサをくれると思って、集まってくる。
朝夕の餌の時間は、アイドルの追っかけ並みについて来て、
なんとも言えない優越感が味わえる。
(あまり焦らすと、いい加減にしろとくちばしで突かれてしまうが…。)

庭には、ウサギやポッサムや小鳥たちなど、
色々な野生の動物たちが次から次へとやってくる。
まあ、これを喜んでいるのは私たちだけで、住んでいるRiekoさんたちにすると、
糞はするは、屋根裏でガタゴトするはで、迷惑を被っているらしい。

Riekoさんが作るスコーンやココナッツケーキは、
彼女に言わせると“超簡単”らしいが、
その素朴さがここの雰囲気にあっていて、どこのものより美味しく感じる。
また、庭で採れたてのトマトの丸かじりも、やめられない。

彼女のもてなしの心と、自然の中で過ごす時間が、
旅に疲れた心と体を癒してくれる気がする。
広い家と庭の手入れに手を焼いているRiekoさんに、
「ここを整備して、日本人向けの宿にしようよ!」
と提案してみた。
「こんな、何もないところに、誰もこないと思うけど…。」
と、彼女は笑うけど、そんなことはないと思う。
タスマニア3度目の私が、また来たいと思うのだから…。

今度来るときは、一緒に庭の手入れをしてあげよう。
ありがとう、Riekoさん。


夏だ!海へ行こう!<日本とNZの違い>

2016-03-07 18:38:35 | 旅行
オークランドの郊外のビーチは、
夏の日差しを楽しむ人々で賑わう。
でも、その楽しみ方は、私の知っている海での過ごし方とは違う。

夏の海…
カラフルな水着を着た若者たちが浮き輪につかまりプカプカ
笑いながら楽しむ柔らかいビーチバレーボール
食べたり飲んだりおしゃべりしたり
日頃の忙しさを忘れてのんびり楽しむ…
これはジャパニーズスタイル


ひたすら海辺を歩く人々(犬の散歩)
硬いバレーボールで真剣にバレー
沖で泳いでるのは、サメかと思うほど速いクロール
ジョギングする人々
とにかく健康的で力強い楽しみ方だ。

犬たちは放し飼いの状態で、ボールを追ってあちこち走り回る。
その走りは軽快で、体は引き締まっている。
日本の太り過ぎの運動不足の犬とは全然違う。
また、海の水も怖がらずに…どころか、喜んで海に飛び込んで行く。
水を怖がっていた子犬は、飼い主に無理矢理海に入れられていた。

夏の海の楽しみ方も
国によって色々違って面白い。

“タスマニアンデビル ”を見に行こう! ボノロング ・ワイルドライフ ・サンクチュアリー in タスマニア

2016-03-07 14:12:48 | 旅行



タスマニアに来るのは3度目だというのに、
まだタスマニアデビルを見たことがなかった。
タスマニアに行ったというと、
必ず「タスマニアンデビルは見た?」と聞かれていた。
みんな、タスマニアがオーストラリアの州の1つということすら知らないのに、
なぜかタスマニアンデビルは知っているから、不思議だ。


今回、初めてボノロング・ワイルドライフ・サンクチュアリーという、
リッチモンド近くの動物園に連れて行ってもらった。
ここは、オーストラリア特有の動物たちと触れ合える場所だが、
自分たちが車で行こうと思っても、
ここを見つけることは難しいだろう。
何もない場所にいきなり看板があって、そのままガタガタ道を進んでいく。
その奥に入場料が26ドルもする動物園があるとは、
日本人の感覚からすると、想像できないだろう。

入場料を払うと、一人一袋ずつカンガルーの餌がもらえる。
また、時間帯によって、タスマニアンデビルの説明や、
コアラやウォンバットに触ることができるので、チェックが必要だ。

まず、ウォンバット。
私としては、一番のお気に入り。
コロンコロンした体型で歩く姿が可愛らしい。
クレイドルマウンテンの近くで夕方になると野生のウォンバットが見られるが、
コアラが這っているのかと思ってしまうが、
顔はコアラよりずっと愛くるしい。
飼育係のお兄さんの腕の中で、幸せそうに寝ている姿は、何とも言えない。

次に、お待ちかねのタスマニアンデビルだ。
見た目は小型の犬くらいの大きさになったネズミみたいな感じで、
巣の中に隠れている姿は、とてもデビル(悪魔)とは思えない。
しかし、お兄さんがワラビーの肉を鼻先に持ってきた途端、
「シャーッ」っと言いながら、鋭い牙でかぶりつく。
いったんかぶりついたら、肉ごとぶら下げられてもはなさない。
そのくせ、肉が見えなくなった途端、何もなかったように知らん顔で、
散歩に出かける姿は、そのギャップが大きいからか、
何とも言えず可愛らしくて、みはまってしまう。

コアラももちろん人気で、説明の後は、一人ずつ記念撮影ができる。
後ろからなら触ってもいいらしく、そっと撫でても、知らん顔で
ぼーっと眠そうにしている。
他のコアラたちはみんなそれぞれ自分の木の上で、
気持ちよく寝ていたから、お昼寝の時間に違いない。

鳥たちのコーナーもあるが、外の木にも同じような鳥がとまっているから、
何とも不思議な感じだ。
クジャクは柵の上に登っているくらいだから、囲われているとは言えない。
そんな、日本の動物園とは違う、のんびりのびのびした感じがいい。

最後にカンガルーのエサやり。
大小様々の大きさのカンガルーが、あっちでゴロリン、
こっちでゴロリン、幸せそうにくつろいでいる。
人を見ると、「エサくれ~」とばかりに寄ってくる。
中には、餌を持つ手をしっかりと自分の両手で押さえて、
食べる積極的なカンガルーまでいる。
ここでは、モテモテ気分が味わえること間違いない。
(相手がカンガルーでよければだが…)
ただ気をつけるのは、靴の裏についたフンをちゃんととっておくこと。
でないと、車の中が大変なことになる。
じゃあ、避けて歩けばいい…と思うだろうが、それは不可能。

オーストラリアの動物たちは、
みんなゆったりのんびりしているように感じる。
それは、この広い環境の中で育つからだろうか?
人もまた、おおらかな人が多く、細かいことは気にしない。
狭い日本で周りの目を気にしながら生きている私達も、
たまにはこんなのんびりした時間を味わう必要があるかもしれない。





メルボルン空港 バージョンアップ!入国審査「あなたの旅の目的は?」は死語!?

2016-03-03 11:25:45 | 旅行
2年前にもタスマニアに行く時にメルボルン空港を利用したが、
その時も「あれ?なんか違うような気がする…」と思ったが、
確信はなく、気のせいという事にしておいた。
しかし、今回はさすがに“違いのわからない”私でも、びっくり仰天!
前回、主人と来た時は夜明け前にもかかわらず、
入国審査は長蛇の列で、1時間半くらいは並んだような気がする。
(長旅の疲れで、そう感じただけかもしれないが…。)
それが、なんと機械を使えばあっという間。
まあ、海外のスーパーマーケットにあるセルフレジみたいな機械が、
パスポートを差し込むと、日本語の説明付きで、いろいろ指示をしてくれる。
もし、わからなかったら、係りの人もいるので、お願いすると教えてくれる。
その後は、出てきたチケットを取って、顔認識用写真みたいなのを取ったら、
それで、終わり!!

あの英語の時間に習った有名なやりとりがないのだ。
とは言っても、オーストラリアは何回も来ているが、
「あなたの旅の目的は?」なんて聞かれた事は一度もない。
W杯で日本がオーストラリアに負けた翌日に入国した時は、
「昨日のW杯、見たか?俺たちが勝っただろう?」
という話題で終わったっけ。
もし、あの時日本が勝っていたら、厳しい審査があったのだろうか…?
もう10年くらい前の話だが、あの時は帰国して日本に着いてから、
「あなたの今回の旅の目的は?」と聞かれた時は、
“あ~、ここは日本だな。マニュアル通りだ~。」
なんて、妙に実感したのを覚えている。

話は戻るが、気をつけないといけないのは、ついつい人の流れに沿っていくと、
列に並んでしまう事だ。
この機械を支えるのは、友好関係を結んでいる限られた国だけなので、
どうしてもアジア系の人は長い列に並ばないといけない。
人種的についそっちの方に行ってしまいそうになるのだ。

海外に出ると日本人でよかったな…と感じる事が度々ある。
でも、それは自分がすごいのではなくて、
今までの日本人の方々が頑張ってきてくれたおかげだと思う。
今度は私たちが、未来の子供達のために、
良いものを残していかなければ…と思っている。

メルボルンは現在、第4ターミナルまであり、LCCのジェットスターは第4ターミナルだ。
しかし、搭乗手続きをして中に入ると、
他のターミナルに引けをとらないくらいの充実感があり、
日本のLCCターミナルの様に疎外感は感じない。
ただ、やっぱり飛行機まではたくさん歩かされるので、体力は必要だ。

ここに「GO」と出たら、早足でゲートに!10分ぐらいは歩く。
早くゲートに行っても、椅子さえない所もあるので、気をつけよう。

旅に必要なものは、時間とお金と体力だが、
お金と時間は反比例の関係にある様な気がする。
どちらを使うかは、自分次第かな。

オークランド バックパッカーの宿 「人も宿もそれぞれ」

2016-03-02 12:35:49 | 旅行
今日はオークランドの街で過ごす最終日。

ボンソビーという街からちょっと離れた所にあるこのバックパッカーの宿は、
周りのよりちょっと値段が高い分、
利用者の年齢層が高く、静かで落ち着いた宿だ。

ミックスドミトリー4人部屋は、40代の私が一番若いくらいだった。
高齢の方々も、旅慣れている方ばかりで、75歳の男性は、年期の入ったMYエプロンをつけて、
手馴れた様子で料理を作り、颯爽と街に出かけていく。

60代と思われる女性のは、夜はかわいいピンクのTシャツ一枚で寝ているから、
夜中に起きた時など、女の私でも目のやり場に困るが、
他の人たちは気にしていないようだ。
ここで過ごした数日間、いろんな人と出会い、そして別れを繰り返した。


その中で特に印象深いのはやっぱりYokoちゃんとの出会いだ。
ワーホリでNZに来て、ここで宿代の代わりに働いていた彼女は、
出会った時はまだまだ不安そうな表情の女の子だったが、
ロトルアに行っていた1週間の間に、すっかり宿のマスコットガールのようになっていた。
彼女の優しい笑顔に癒される人が多いのだろう。

私がこの宿を離れるときも、わざわざ見送りに来てくれて、
久しぶりの日本食を食べながら、別れを惜しんだ。
数週間前まではその存在さえ知らなかった人が、
かけがえのない友人(娘のほうが近いかも…)になっていく体験は、何度してもいいものだ。
旅に出るたびに、また会いたい人が増えていく。

爽やかな気持ちでオークランドをたつ……予定だった

難しくて、地元の人も使わないという路線バスを使って、やってきたエアポート近くの宿は、お世辞にも快適とは言えない。
「文句があるなら4倍払って隣のホテルに泊まれ!」と言われても仕方がない。
不思議なもので、雑然としたバスルームも、3回覗けば見慣れて、入ろうという気持ちになった。

ただ、排水口が詰まっているらしく、3分でシャワーの水が溢れ出しそうになった。(クイックシャワー必須)

部屋もなぜかフランス人のおじさまと二人部屋。
女性用ドミトリーを予約したつもりだったのに…。

まあ、明日は4時起きだから、迷惑をかける人数は少ない方がいいかな。
できないと思っていたことが、ひとつずつ、できるようになっていく。

雨もやんで、青空が見えてきた。
明日はタスマニアだ‼️