2016年は、ニュージーランドを
一人で旅していた。
旅と言っても、ほとんど移動せず、
何をするわけでもなく、
ただそこで暮らしていただけ。
ニュージーランドで1ヶ月、
その後オーストラリアで1ヶ月。
今思うと、どうやって
お金を工面していたんだろう。
ロトルアで10日ほど過ごして、
オークランドに帰ってきた。
2週間前は全く知らない街だったのに、
帰ってきたと思えるのも不思議な気分。
1週間前にいたbackpackerの宿だから、
なんか気楽。
前は辛そうに働いていた長期滞在の女性が、
新しい仲間に囲まれてイキイキしていた。
(彼が出来たようだ。)
新しい仲間を作り輪に入っていく人、
一人の時間を楽しむ人、
おり場がなくさまよっている人…過ごし方は様々だ
旅は、出会いと別れを繰り返す。
荷造りをし、重い荷物を背負い、
新しい世界に入っていく。
それは、楽しいだけじゃないってことは、
一人旅をした人なら、分かるだろう。
分かるからこそ、
また、強くなるため、
優しくなるため、旅に出る。
新しいルームメイトの75歳の男性の
ヨレヨレになったエプロンが、
その事を物語っているようだ。
英語の教師だったという彼は、
マイペースでいながら、
気遣いのあるいい感じの距離感のある人だ。
見知らぬ男性と同じ部屋で寝るなんて、
日本では考えられない。
初めての体験!!っと思ったら、
山小屋でごろ寝してたっけ。
何でも経験しておくべきだなあ。
さて、夜には陽子ちゃん会えるかな〜。
旅をすると出会いも多いし、
一人の時間が多いから、
どう生きていきたいか……
と考える時間が多くなる。
でも、日常に戻ると
いつもと同じでもいいかな……って
思えてくる。
今度行くときは、
もっと軽い荷物で行こう。
「荷物の量は、不安の量。」
と言われるから、
荷物も心も軽くして、
「旅するマヤ暦アドバイザー」
を目指して行こう。