読書記事 2014.03.23~03.29
シエークスピアの劇にこんな台詞がある。
『終わりよければすべてよし、終わりこそ、常におうかんです。』
「終わりよければすべてよし、終わりこそつねに王冠です、
途中はいかに波風立とうとも、最後がすなわち名誉です。」
『終わりよければ全てよし』(おわりよければすべてよし、
All's Well That Ends Well)とはウィリアム・シェイクスピアによる戯曲である。
当時の演劇作品でしばしば使われた「ベッド・トリック」(男が女のもとへ夜這いをしたところ、
ベッドの中にいたのは別の女であったという筋立て)が効果的に用いられていることなどもあり
通常は喜劇に分類されるが単なるハッピーエンドには終わらないため、
『尺には尺を』『トロイラスとクレシダ』などと並んで「問題劇」と呼ばれる作品のひとつである。
全体としては不自然な点も多く、シェイクスピアの作品でもとりわけ公演回数が少ない作品の一つである。