Nearer My God to Thee (for 9 cellos) - The Piano Guys
第67回哲学カフェ H30. 8月28日(火)
担当 角田みどり
「ボランティア活動」はどうあるべきか
7月6・7日の西日本豪雨は、岡山県にかつてない甚大な被害をもたらしました。逃げ遅れた高齢者を中心に多数の犠牲者も出てしまい、巷では、これは天災ではなく、人災であるのではという論議が湧き起こっています。
間もなく2ヶ月になろうとしている現在、被災地となった倉敷市真備町をはじ矢掛、笠岡、岡山(平島、吉備津地区)等で被災された皆さん方は、住居や衣服、家具等のすべてを失い、復旧・復興の目処は未だ道遠しである方々も多数おられます。
豪雨による被害が発生した日からすぐに、災害ボランティアが被災地にどっと押し寄せたことは記憶に新しく、道路は渋滞を極め、国レベルの自衛隊による支援活動を妨害するような例もあったと耳にしています。
また、余りの多くのボランティアが殺到したために裁き切れず、倉敷市は市外からのボランティアを断ったり、逆に、少し日が経過すると、行政サイドから「ボランティアが足りない!」と発信したりすることもありました。
加えて、先ごろ山口市で2歳の幼児を山中で発見し、その謙虚な振る舞いに一躍有名になったボランティアもおられました。
さて、この「ボランティア」とは、どういう定義であるのかについては、厚労省は明確な定義をすることは難しいとしながらも、一般的には、「自発的な意志に基づき、他人や社会に貢献する行為」としています。
活動の性格として、「自主性(主体性)」「社会性(連帯性)」「無償性(無給性)」等があげられています。
そこで、今回は、望ましい「ボランティア活動のあり方」について論議を深めたいと思います
Q1 あなたは、どんなボランティア体験がありますか?
Q2 ボランティアの3つの基本「自主性」「社会性」「無償性」は、
現代社会にマッチしているでしょうか
Q3 望ましい「ボランティア」活動とは、どんなことですか?
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