大田区立都中学校(戦前は蒲田第1国民学校で戦後に改称された)がこの物語の主な舞台。
goodシネマ 索引![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_blue.gif)
- 第一夜
- 軍国主義「未来」
- 時は、第二次世界大戦終戦直後の1947年が舞台。
- 1944年 - 1947年 戦前 - 戦中の国民学校令から戦後、GHQの占領下で民主化が進み、
- 学校教育年数は、6・3・3・4制へと学校制度が変遷していく。
- 戦地から復員した大田区立都中学校の教師白濱正平(演:櫻井翔)は
- 、戦前に生徒たちに教えた日本は戦争に勝つ事でしか「未來」はないと教え、
- 教え子たちを戦場へ送り込んだ。自身も出征し、戦場で右手を失って終戦を迎える。
- 終戦後、アメリカに敗北した日本での教育は様変わりする。白濱は戦争のために学友たちと死別し、
- 心身に傷を負ったかつての教え子たちに責められる。
- 白濱は自殺を図ろうとするまで思い悩むが、自身の罪と向き合うために再度同窓会を開く。
- 白濱は同窓会の席で、戦場で教え子たちと年の変わらない敵兵を命乞いされたにもかかわらず殺したこと、
- それによる罪の意識に苛まれていたことなどを話し、
- 生徒たちを戦争に向かわせた自分の教育は間違いであったとした。
- そして、教職を退くことよりも、自分の無様な姿をさらして教壇に立ち続けることこそ贖罪であるといい、
- 生徒たちに新しい教育を授けることを誓った。
- 白濱はその後戦地での傷が元で35歳で亡くなり、彼を尊敬していた教え子の後藤明は成人ののち教師となった。
- 第二夜
- 校内暴力「生きろ」
- 1980年、正平の教え子の後藤明(演:佐藤浩市)は、教師となり母校の都中学校に赴任した。校内暴力が多発していた時代。
- 学校一の問題児・古沢ゆかり(演:志田未来)と後藤の関係を描く。
- 終戦から30数年が過ぎ、安定成長期の中で家庭環境の格差や受験戦争の激化により、
- 学校内における器物破損や暴力行為が多発し社会問題へと発展していく。
- 第三夜
- 学級崩壊「夢」
- 2012年、英語教師の滝沢桃子(演:松下奈緒)は、学級崩壊状態の都中学校に頭を悩ませていた。
- 黒板に書く「my dream.」の言葉も虚しく響く。
- 桃子は転入生の大宮正樹(演:神木隆之介)と不適切な関係を結んだと批判される。
- そんな桃子は生徒に「夢」をどう語るのか。
- 1980年 - 1990年代のバブル崩壊から端を発した不況の中
- 、家庭教育や年収の差による学力格差や平等な教育を望む理不尽な親の要求などが突出し、
- 生徒らの学ぶという意欲が削がれ学級崩壊が始まっていく。現代の教育の問題を問う。